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私のアメリカンヒーロー

明けましておめでとうございます。
 私の今年の年始はアメリカのニューヨーク🗽に行ました。タイムズスクエアでカウントダウン(ボールドロップ)を見てきました!恐らく2度とない経験です。
 その後ミネソタ州🌽にも行きました。ニューヨークとは反対に静かでアメリカの大地の広大さを感じました。

 日本ではどよめきがあり、ニュースを見ては心配していました。

 さて、今回のnoteは旅行記ではあるのですが観光の話とか食べ物の話ではなく、帰路にいたヒーローの話です。

1.始まり

 ニューヨークからの帰りの飛行機は、現地時間1月7日0時に出発して約13時間飛んで日本時間8日の5時(午前)に到着する便でした。

 1月8日は成人の日です。私事ではありますが、私は今年成人の日の歳になりました。そして住んでいる地区の成人式は欠席したのですが、高校の同窓会が夕方にありそれには出席する予定でした。
まとめると、この日は「8日の朝に日本に帰る→家に帰って支度→同窓会」というスケジュールでした。
 しかし、飛行機が飛ぶ直前に少しアクシデントがあり、一度搭乗ゲートまで戻り点検が始まりました。

2.ヒーローは確かにいた

 結果として点検は5時間かかりました。そして無事に日本に帰り、同窓会にも出席できました。
その5時間の中で私は、「仕方のないこと」と思いつつ「欠航になったら、人生で一度の成人の日の同窓会に行けなくなってしまう」という一抹の不安を感じていました。
 実は過去に似たような状況がありました。その時は3時間の点検の末、欠航になってしまいました。今回は5時間かかったので、途中から欠航を受け入れる準備はできてました。

 待ってることしかできない私とは反対に、動いてる人たちがいました。システムを確認しているパイロットや乗客に状況を説明したり軽食を配しているCAの方達です。この方達はもしこの突然の出来事を解決しても、その後には本来の仕事が待っているのです。
無論感謝していますが、特に感謝したい方々が他にいます。

 それは整備士の方々です。彼らは夜中の0時から突然仕事ができたわけです。出番になったタイミングでは終わる時間を予測できないはずです。
その時のニューヨークの気温は0℃前後かつ雨が降っていました。そんな終わりもわからず、寒く雨が降るその様な過酷な状況で点検、整備をしていました。仕事内容を考えると1つのミスが本当の命取りになりかねないでしょう。
 ですが彼らのお陰で欠航にならず、同じ便で日本に帰ることができました。(顔や姿どころか名前も知らないヒーローはアメリカンヒーローでも中々いない気がします💪)

 整備士の方々は私にとって恩人でありヒーローです。なぜなら私の人生に一度の出来事を守り、大切で楽しい思い出を作らせてくれたのです。彼らの力があったから出発する条件を一つクリアして、安全な飛行機で帰れました。
 もし彼らが日本の成人の日の概念を知らなければ、1月8日はただの月曜日で「いつも通りの整備をしてるだけ」「このくらいのアクシデントは日常茶飯事」「寒いなぁ」etc…の様な気持ちを抱いてたかもしれません。

 私はただ一乗客で、他の乗客の方達にもそれぞれの予定があるとは思います。整備士の彼らにしてみれば、私の予定や不安は知った話じゃないし知る由もないです。
それでも私は感謝の気持ちをずっと持っています。

3.最後に

 この出来事を振り返ってみて実感と考察したことがありました。

  • 近い距離で有難い当たり前の日常を築いてくれる人々もいれば、遠い距離でたった一度しか関わらないけど今の自分の一部になる人々もいること

  • 知らない人が知らない人を知らずに支えてるいることがあるではないか(不可視だったり、感じとれないこともあるはず?)

大袈裟ですね笑
 その整備士の方々が守ってくれた同窓会はとても楽しく、色々いいことがありました。そちらの方でも感じることがありましたが話の主旨から逸れるので今回は深掘りしません。
もう2024年の3%弱(9日)で感じ取ること多すぎです笑笑

 最後に、離陸が決定して再度滑走路に移動する時に下でこちらに手を振ってる人達がいました。その人達が今回の主役かはわかりませんが、もし主役ならば彼らはどこまで格好いい人達なのでしょうか。そうでなくても、無言で去るヒーローも格好よくて、夜明け前から見送ってくれる素敵な人達を最後に見つけれて幸せです。そして、ヒーローが整備した飛行機は日本に向けて飛び立ちました。🛫

では皆様今年もよろしくお願いします🙇‍♂️
(2024.1.10)

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