変えられる過去、変えられない未来 前編
愛殺文の投下により地球の3/4が砂漠化してしまった。
それは私の故郷の全てがなくなった事を意味している。
ワールドブルー株式会社への就職の為一人暮らしをしていた私は、愛殺文の脅威からは免れていた。
会社では様々な憶測が流れ
それでも
この会社にい続けないと
生きていく事すらままならない現実に皆
黙るしかなかった
私もその一人
まるで夢 悪夢を彷徨うみたいに毎日会社へと足を運んでいる。
「環境調節省の森林保全局から?」
「あの砂漠を何とかしようってことだろ?」
「よく上が許したな。自分たちの仕業だって認めたって事に」
「シッ!おまえそれ会社で言うなよ」
「で?誰なんだ、アイツ」
「なんでも、創業者の孫らしいぜ」
孫?
心が乱れる思い出がよぎる
『~~~の孫だからね。ボクは泣かない』
小学生の間、夏休みが来るたびに私の地元に来ていた男の子を思い出す。
よく周りからからかわれる年下の男の子が、涙を拭きながら言っていたのを思い出す。
思い出はいらない
どうせ彼にも会えないのだから
「我々と共に、新しい時代を歩む。マイトンさんです!!」
それが、もう会うこともないと思っていた
初恋の人との再会だった
「ここは?……あぁ、そうか、まだあの冥……うっ…」
「まだ、盛られたものの効果は続いているようですね」
「あぁ。……波、異常はないかい?」
「異常はないですよ…………蒼林は余裕の表情で出ていきました。今回は挨拶だけだからって。ご丁寧にお客さんも、メイドたちにも人払いをしてから悠々と去っていきましたよ」
「そうか」
「ところで。」
私の膝枕についての言及はないんですか?
冥土カフェの床の上。
波の膝を枕に仰向けに寝ていたマイトンは、上からの波の目線をそらす事なく笑顔を見せた。
「どうりで、寝心地と目覚めの景色が良いと思った。波もメイド服着てよ……っっっ…………いふぁい」
マイトンの両側の頬が思いっきりつねられた。
「馬鹿なの!?どうしてすぐに『異常なし』を発動させてくれなかったの!しんじゃうかと・・・マイトンが死んだら、わたし、わたし 」
しずくが、マイトンの顔へと落ちてくる。
マイトンは腕を伸ばし、彼女の涙を拭った。
「蒼林の記憶を改竄する訳にはいかないんだ。たとえ敵でも」
互いの感情を隠すことなく、視線が交差する。
「どこかの世界線で蒼林の記憶を改竄してしまった僕たちは、結局同じ道を辿ったらしい」
にゃあ
どこから入ったのか。黒猫がマイトンへとすり寄ってきた。
「ダン!?」
マイトンは起き上がり、ダンの下あごを撫でる。
「ダンが、調べて来てくれた。込み入った話になる。僕の家で話そうか。ダン?」
マイトンは黒猫へと語りかけた。
黒猫はひとつあくびをして
「にぁあお(お入りなさい)」と鳴いた
「「ありがとう」」
目を見合わせた二人が応える。
すると
瞬きの間に
主の帰還を待っていたキャットタワーのある
マイトンの家へと移動していた
※この物語はフィクションです※
※ワールドブルー株式会社で働く人達と、その周辺の人達の物語をみんなが勝手に書いていく物語です。
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マジで感謝✨✨✨
マイトンさん
サムネは私も着てみたい、可愛らしいメイド服(ゴスロリ好き。持ってないけど)
でも中身は・・・
そして
「にげろ」という名のパスをされてしましました😅
『喫茶 花』のマスター小花さん🌸
てっきり猫ちゃんを抱っこ出来るんだと思ってて「ぴえん」🥹ってなってた。
小花さんの
がすごく効いていると思う
アルロンさん
本文中の「最も核となる世界」
良い響き✨
RaMさん
こちらの話でも出る黒猫
何匹いてもいいよね♪