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外部院進を決めた過去の自分へ 【B日程】 東工大(科学大)大学院機械系

はじめまして、ふらぺちと申します。夏に外部から東工大(科学大)の大学院を受験し、無事合格しました。

受験期に気分転換も兼ねて先輩方の体験記を読み漁ってたので自分も受験全体の体験記を残してみようかなと思いました。ちなみにGPA2もない雑魚なのでもちろんB日程です。

前半に受験する上で重要だった情報をまとめています。後半は受験期の気分や思考をだらだら書いているだけです。基本的に自分がやったことの記録なので正確な情報は自分で調べてください。(適宜編集してます)


東工大大学院入試(機械系)に向けて

以下に受験の準備について大まかな流れを記載しますが、とりあえず期限を逃したら詰むのは
出願に提出可能なTOEICの申込期限(3月中旬)
・出願締め切り(6月上旬までに大学必着)
の2点です。加えてミスしたら大きなハンデになるのは
・研究室訪問で過去問題を入手する
です。

まず受験準備のスケジュール全体は以下の通りです。

つづいて各準備に必要な情報を以下に記載します。

1. 募集要項の把握

入試の情報が大学院全体のサイトと機械系のサイトに分かれているので2つのサイトを確認する必要があります。出願などの情報は大学院全体の方に、機械系の大学院説明会の実施予定などは機械系の方にそれぞれ存在します。

・大学院過程入学案内(大学院全体)

・機械系のみのサイト

2. TOEIC受験

6月上旬の出願には外部英語試験のスコアシートの原本が必要です。TOEICの場合、それが届くのが受験日から約1か月後になるので4月末の受験がラストチャンスです。
自分の年は6月12日が出願締め切りで、TOEICを受験したのが4月21日、申込期限が3月14日午前9時でした。(TOEFLも出願に使えますがここでは割愛します。)

他大学院を併願する際の注意点を以下に記載します。
・大学院によってはTOEICのホームページからスコアを大学に提出する場合もある
・原本が複数必要な場合は公式サイトから再発行手続きを行う必要があり、再発行は一枚目のスコアシートが発行済みでないと手続きできない
→出願時期と発効までの時間をうまく調整する

※自分が行った勉強法は改めてまとめたいと思います。

3. 合同説明会への参加、研究室訪問

私は4月頭にすずかけ台の合同説明会に参加し、5月に2つの研究室に各1回ずつ訪問をしました。

・合同説明会
すずかけ台では合同説明会が計画されている場合があります。毎年5月に大々的に開催されていますが、更に早い時期に小規模で行われていることもあります。そういった情報は各研究室のサイトに記載があります。
4月頭に参加したときは参加者も少なく、座談会も緩い雰囲気で大学院生に質問等もしやすかったのでおすすめです。ここで内部生の教科書や先輩方の使用参考書の情報を得ることができました。

・研究室訪問
まず教授への連絡ですが、メールで訪問の希望をお伝えすれば基本的に受け入れてくださるはずです。ネット上の他の方の文章を参考にしました。訪問日の持ち物や質問リストはネット上の他の方の記事を参考にしたので割愛します。手土産は持って行ってません。
また、ここで過去問を絶対に入手します(最低でも問題は必ず)。そのため、訪問日は研究室の院生と接触する時間を作る必要があります。メールで事前に、もしくは当日教授にお願いをします。
ちなみに、メルカリ等で過去問の回答は販売されていますが、問題は著作権の都合から販売されていません。そのため、過去問題は東工大のサイトから得られる過去5年分に限られてしまうので、大きなハンデとなります。

4. 志望理由書の作成、出願

・志望理由書の作成
私はネット上のものを参考にしつつchat gptに添削してもらいました。現研究室の教授が外部院進に寛容である方であれば添削をお願いしてもよいかもしれません。
また、以下に機械系の志望理由書に記述すべき内容と自分が作成した志望理由書の枠組みを記載します。途中で志望研究室を変更したため、実際に提出たものではありません。


「志望する指導教員・研究分野に対する志望理由および修士課程で希望する研究テーマを記述してください。その際,研究テーマ の重要性,社会的意義,解決すべき問題点,どのような方法で問題を解決しようと考えているのか,などを記載してください。」(2024年度募集要項より抜粋)


私は、○○研究室で○○や○○の一助となるような○○をしたいと考えている。これまで、○○する機械に魅力を感じ、大学で機械工学を学んできた。現在行っている卒業研究では、○○について研究している。○○などを解析し、○○することで、○○することを目指している。○○に関する研究を進める中で、○○に興味を持ち、大学院の研究ではこの分野に挑戦したいと考えている。私は、大学院で機械工学や○○を一層深めるとともに、このような○○について幅広く学びたいと考え、○○コースを志望する。○○研究室で行われている○○の研究活動を通して、○○を身につけ、将来、○○を扱う企業で、○○を行いたい。
私は、研究テーマとして○○に取り組みたいと考えている。○○は○○において重要な役割を果たしている。○○は○○を○○させるため、近年では○○として注目されている。○○は○○である。そのため、○○することは、○○ができ、○○において重要である。○○に基づいて、○○ができる。そこで本研究では、○○を進める。先行研究[1]では、○○を用いている。○○に○○の代わりとして○○を入れ、○○を○○に作用させることで○○を○○させている。その際○○することによって○○を行い、それらを○○し、○○している。本研究では、まず○○を用いて、さらに○○できるように設定したいと考えている。そのうえで、○○させたとき、○○にどのような特徴の変化がみられるかを測定し、○○が○○に与える影響を解析することを目標とする。これにより、○○に合わせて、○○などといった○○の活用方法を検討したい。

・出願
要項に書いてあるのでここに書く必要はないですが、自分はミスったらと考えると意外と不安になったのであえて書いておきます(ただし2024年度入試のもの)。あくまで参考にしてください。実際の出願に不備があったとしても責任はとれません。


手順は以下の①~⑤です。募集要項と対応してます。

①出願情報の登録
第1志望~第10志望まで記入する欄があります。確か入力後は見れないはずなのでメモを取っておく必要があります。また、登録したアドレスに7月末に配属先教員を割り当てるための補足調査のフォームが届きます(期限は筆記試験前日まで)。私はこの文章書き始めてすっぽかしていることに気づきました。
②顔写真のアップロード
アップロードするだけです。学生証に使われる予定らしいです。
③検定料の支払い
払うだけです。
④出願書類の印刷+⑤提出
書類は6枚です。内1枚をラベルとして封筒に貼ります。
-宛名ラベル → コピーして封筒に貼る
-入学志願票 → サイトに必要事項入力してコピーするだけ
-志望理由書 → 書いたものをコピー
-学士時代の成績証明書 → 大学もしくはコンビニ等で発行(もちろん大学に寄る)
-外部英語テストのスコアシート → とどいたものをそのまま入れる
-チェックリスト → 印刷して書類が揃っているかチェックをつける

ご丁寧に出願状況はマイページに反映されるので、受理されたかどうか分かるようになってます。

5. 試験形式

・筆記試験
機械系では英語の試験の代わりに外部試験のスコアを用いるため、実際の筆記試験は専門科目のみです。専門科目の試験時間は3時間で構成は大門4つで、機械力学、材料力学、熱力学、流体力学の4科目がそれぞれ独立して大門を成しています。大学院ホームページに過去5年分が掲載されているので参考にしてください。

配点は以下の通りです
専門科目→300点換算
英語(外部試験)→100点換算
合計400点で評価されます。

・口頭試問
筆記試験の点数と英語のスコアから口頭試問の受験資格者を絞られます。自分の年は大体約350人→約150人に絞られてました。口頭試問後の実際の合格発表では約200人くらいでした。???
口頭試問の内容は口外禁止なので伏せます。

6. 使用教材

・勉強開始前の理解度
前提として勉強開始前の数学、専門科目の理解度は以下です。基本的に学部のテストを丸暗記と高校数学の知識でやり過ごしてきた程度です。もちろん過去問は1問も解けません。
-機械力学 → 物理基礎の授業で二次方程式解くやつだけやった気がする
-材料力学 → 学部の定期テストで梁の微分方程式を解いた気がする
-熱力学 → 高校物理の知識のみ。エンタルピーすらわからない
-流体力学 → ベルヌーイの式だけ定期テストで暗記した
-数学 → 高校数学の知識のみ。

・勉強ルート
以下に使用した教材を順に並べています。参考書や過去問の他にYoutubeの動画を参考にしました。太文字のものは教科書として全体を理解するまで何周かしたものです。それ以外は足りない知識の補填用って感じです。

-機械力学
基礎から学べる機械力学→JSME(演習)→自大過去問→東工大過去問+機械系大学院への四力問題精選

-材料力学
やさしく学べる材料力学→JSME(演習)→自大過去問→東工大過去問+四力精選

-熱力学
例題でわかる工業熱力学→JSME(演習)→自大過去問→東工大過去問+四力精選

-流体力学
シンプルにすれば「流れ」が分かる→JSME(演習)→自大過去問→東工大過去問+四力精選+流体力学の基礎

-数学(主に流体力学の理解に必要)
マセマの参考書は使っていません。全てヨビノリの動画で学びました。視聴した単元は、線形代数、ベクトル解析、微積分、微分方程式、複素関数、フーリエ変換です。試験科目としてではなく,4力学で使う必要最低限の数学の知識をつける目的で勉強していました.


受験記録

こっからはただの記録です。暇つぶしに読んでくれたらちょっとうれしいです。後から読み返して、「あーなんかがんばってたなー」と思い返す用でもあります??気に入らないと思ったところは勝手に後から編集してるかもです。

プロフィール

・都内一人暮らし
・たぶんADHD、基本ポンコツ
・バイトは3月まで飲食、4月からは単発

当日までの受験勉強

・~7月(B3)
大学院受験を考え始めたのはB3の7月末あたりです。といっても意識高くアンテナを張っていたわけではなく、3年の春学期までの通算GPAが恐らく推薦をもらえるラインを下回っていそうだと察し、やばいかもと思ったのがきっかけです。

3年の春学期は2年までに落とした必修の実験の再履と3年の必修+専門で手一杯で、大した成績をとれた実感がありませんでした。テスト期間中に大学院の内部推薦はもらえないだろうと察しがつき、大学院受験についてざっくり要項を調べました。そこでTOEICのスコアが必要な事と外部院進の選択肢があることを知り、テスト期間でやる気だけはあったので9月のTOEICを申し込みました。

・~9月(B3)
とりあえず公式問題集を買い、abceedという英語学習アプリの学割プランを契約しました。金フレは大学受験後に勢いで買った新品のものが家にありました。

どうせやるなら就活でも使うかもしれないし、大学受験で一度勉強したなら800くらいとりたいなーというモチベでいました。

とりあえずYoutubeで800点に向けた勉強法とか色々検索してみました。金フレを個数で区切って何周かしてみたり、abceedでも出る1000(文法問題集)を8割くらいざっくり解いたりしてみました。大学受験以来初めてまともに勉強に取り組んで、自分的には結構がんばったんですけど、本番の結果は740でした。自大の出願の足切りラインは越えてるんですけど、目標に届かず自分の努力に見合わない結果になったので結構悔しかったです。がんばったつもりになっていただけでした。

・~2月(B3)
10月から2月までは院試に向けては何もしてません。引き続き再履に悩まされながらバイト頑張ってた気がします。2月に春休みに入ってからはそろそろやらなきゃなと思ってましたが何も勉強してません。遊んでました。

~3月
家庭の事情で進路をちゃんと考える機会があり、学費の面からできれば国立に移った方が良いことになったので、ここで外部院進学も視野に入れる事を決めました。
大学院を色々と調べた結果、東工大が外部生に寛容である情報が目に入り、ここにしようと決めました。本格的に勉強を始めたのがこの時期です。また、一旦4月のラストチャンスのTOEICを申し込みました。

結局ちゃんと院試のシステムを理解していなかったので、先輩方の合格体験記などをもとにここでがっつり院試に向けた情報収集をしました。月末に志望する研究室の教授に研究室訪問を打診すると、4月にすずかけ台でちょうど合同説明会を行うからとそちらの参加を勧められ、申し込みをしました。

専門科目の勉強は、各科目教科書に決めた参考書を1日1章とりあえず進めることを目標に取り組みました。一旦勉強の習慣作りができればいいやくらいの感覚でいました。

月の半ばあたりからJSMEで教科書の内容を理解したところの演習問題を解きました。ただ問題によっては解説ごと英語の部分もあるので、やりにくかったです。また、似たような問題が何問も連続していることもあり、やっても時間を浪費するだけと感じたら飛ばしていました。数値計算は試験直前に詰めればいいやと思い、途中の文字式のとこまで確認して次に進んでいました。大学受験と違って、どの公式が本当に必要なのかがわからず、教科書の例題を解くのに最低限必要なものを抜き出して公式集として手帳にまとめていました。
TOEICの勉強は主に単語と文法メインで取り組んでました。大学受験の時に作った文法ノートを見ながら全体をもう一度復習したのち、出る1000に取り組みました。移動時間は金フレか出る1000をスマホでやってました。

勉強していく中で、やっぱり勉強するのはしんどいことと、大学受験に取り組んでいた高校生の頃を色々思い出しました。ふと、今自分が置かれている状況は宅浪とほぼ同じことに気づき、大学受験における宅浪のつらさが想像を絶することをB4ながら察しました。

~4月
やるからにはちゃんと勉強に集中しようと思い、3月いっぱいで飲食バイトを辞めました。さすがに外食代がないときつかったので月3~4回程度で単発に行ってました。

上旬に卒業研究のテーマを決めました。自分が所属している研究室の教授は院試勉強に時間を割くことをご理解くださり、前期は最低限のゼミに参加すれば院試勉強に集中してよいと許可をいただけました。本当に感謝しかありません。とはいえ授業があったので1日5時間くらい勉強した気がします。

この時期も引き続き四力学いずれも教科書とJSME(演習)に取り組んでいました。少しずつ公式集ができてきてちょっと楽しかったです。4月頭に公式問題集を初めてまともに解き、まあ800なんて笑えてくるスコアでした。このままだと去年の夏と同じことになると思い、勉強法を改めました。具体的にはTOEICの試験特性を理解したうえで単語を覚え直すことを意識しました。とにかく一瞬で正確な意味が出てくるように確実に暗記しました。移動時間は英語→日本語大学受験ではある程度前後の文脈から単語のニュアンスを類推して読むことが多かったのでそのやり方がTOEICでも通ずると思っていたのが良くなかったことを実感しました。

専門科目の勉強で最初に躓きました。どの公式が大切なのかが見当つかなかったです。

すずかけ台の合同説明会に参加してみると、小規模であったことに驚きました。少人数で緩い雰囲気であったおかげで質問もしやすく、当時の院生に受験に関する様々な情報を得ることができ、非常に有意義でした。あとまわりが意外と勉強してなさそうだったので、このままがんばろうと思いました。

~5月
ゴールデンウィークはちょいちょい遊んでました。勉強習慣を途切らせなければ上出来ぐらいのメンタルでいた気がします。

勉強面では、まだJSME中心に演習を進めていました。一つ変化があったのは、友達が演習問題として価値のありそうな他大学院の問題(横国や早稲田あたり)を手に入れてくれたので、それをぼちぼち解いていました。ここで参考書の問題から入試問題に知識を応用する感覚がすこしわかってきた気がしました。

5月上旬に1つ、下旬に1つ研究室訪問をしました。1つめの研究室がとても雰囲気よさそうでそこの志望理由書を作成していましたが、2つめに伺うとそれを上回るくらい魅力のある研究室だったのでそっちに変更しました。

~6月
朝ごはんを作るのが面倒になり、朝にすき家とか松屋に行くことが増えました。人生最後のまともな試験だし、金かかるけど受かるためならいっかって感じでした。

上旬に始めて過去問に取り掛かりました(遅い)。R5を解いたときはちゃんと解けはしないけど解説を読めばギリ理解できるくらいでした。ちょっとうれしかったですが、次に解いたH24の問題で爆発しました。流体力学が難しすぎです。数学の知識がなさすぎてまともに解けなかったので、今後数学の勉強も平行して進めようと思いました。

流体力学で爆死したこともあり、勉強法を改めなきゃと決意しました。やっとここで、正攻法の「過去問を使って分からない分野を勉強する」という方法をとるようになりました。参考書だけでは理解できないところが増え、Youtubeも活用し始めました。
流体力学の全体像という動画に出会い、一気に理解が進んだのを覚えています。知識と知識がつながる感じでした。

4力の全体像を理解した方がいいなとふと思い、公式集とは別にIpadに公式以外で試験に必要な知識をまとめる作業を始めました。
上旬は出願関係の書類を作ったり、研究室のゼミの準備があったりとであんまり勉強できなかった気がします。面接でどうせ今の研究内容説明しなきゃいけないのもあったので、準備には結構力を入れてました。

勉強面は、7月上旬に迫った自大の筆記試験の回答を友人と作成しつつ、東工大の過去問をぼちぼち解いていました。自大の問題設定がめっちゃ適当で、明らかに解けなくね?っていう問題がおおかったです。比べて東工大の問題はしっかりしており、東工大の問題を解くことで自大の問題がちゃんと理解できたなんてこともありました。

~7月
自大の筆記試験一週間前からは自大の過去問メインに勉強していました。

筆記試験当日(自大)

電卓持ち込み可の試験なので、電卓の打ち間違えが怖く、試験開始2時間前に近くのカフェに立ち寄って電卓で計算する練習をしてました。
とはいえ、東工大の過去問を解いているし、出題傾向変わってもまあ大丈夫でしょという気持ちでいました。
が、そもそも試験を受けるのが久しぶりだったので、試験慣れしていませんでした。加えて出題傾向が若干変わり、絶妙に解けない問題が多かったです。結果的に、解ける問題も計算ミスをしてしまうという不甲斐ない結果に終わりました。
ここで、試験慣れをしておく重要性を実感しました。次の日の面接は普通にこなしました。待機場所で、開始30分前にスーツを忘れてめちゃくちゃ焦っていた人が印象的でした。5分前くらいにスーツを着て帰ってきてましたが、どうやって手に入れたのかが疑問で仕方ありませんでした。面接は現研究室の教授と行ったため、特に緊張もせず無事終えることができました。

~8月
とにかく東工大の過去問を解いていました。自大の院試の反省も踏まえて、試験時間を3時間しっかり測って解いたりもしてました。直前期のお盆真っ只中は図書館も大学も空いておらず、勉強場所を確保するのに苦労しました(家では家族の事情で勉強できない)。
仕方なく有料自習スペースに頼ることにしました。幸い初回無料体験利用ができるところがいくつかあったので、それらを転々と使うことでそこまで費用はかからずに済みました。
自習スペースを使っている方でいわゆる独り言をぶつぶつ言っていたり、あまりに落ち着きがない人がいたんですけど、逆に近くに座り、本番そういう人が隣にいる事を想定して過去問を解いたりしていました。

不運なことに試験当日の朝にちょうど台風の暴風域が関東を通過することを知りました。東工大のホームページで何か情報出てないかと調べると、昨年度も台風が試験日を直撃しており、筆記試験は強行されていることを知りました。なので今年も強行するだろうと思い、都内に住んではいますが、もしものことを考えて念のため大岡山付近の東横インを予約しました。

筆記試験当日(東工大)

ホテルに泊まるのちょっとワクワクしてたんですけど、なんか思ってたより古くてがっかりしてました。部屋のライトがカギを指して回すタイプ?でいかにもだなと思いました。
部屋に着いた後,当日の夜ご飯と次の日の朝ごはんを買うために近くのマイバスケットに寄りました.
夜ご飯はお弁当を普通に選んで,朝ごはんは焼きさばとおにぎりと味噌汁を買いました.あと当日頭を回すためにウィダーゼリーも買いました.


当日の朝、窓を開けると雨すら降ってなかったです。室内で熱力学の小門を何台か解いて頭を起こし、試験会場に向かいました。

機械系は全部で3教室に分かれてたと思います。意外と席の前後が狭くて、傘の置き場とかちょっと困りました。

周りはJSMEの問題を解いていたり、たぶん過去問がまとまった冊子を見返していたりと各々最終確認をしていました。

問題用紙が配られたとき、材力の大門1の応力-ひずみグラフだろうものが透けて見え、そこまで大きく傾向が変わってなさそうな空気を感じました。

開始と同時に全体を見渡すと、全体的にめっちゃ難化してるとかではなさそうで一安心しました。特に流力。

熱力学から順調に解いていくと、妙に解きやすくて怖かったです。案の定20分程度で解き終えました。
材料力学に移っても、応力-ひずみグラフ、棒の伸び、L字とどれも基本的なものでJSMEに載ってるレベルでした。残留応力の問題だけ見慣れずに一旦飛ばしました。
機械力学は問題の内容は難しくないのですが、式が汚かったり、係数合わせがめんどくさいものがあったのでこれらも一度飛ばしました。
流体力学はあまりにあっけなく、本当にこれであってるのか??と何度も疑問に思いました。
すべて解き終えた時点で30分ほど余りました。といっても自分が特別できたわけではなく、何人か恐らく解き終わったのか退出した人がいて、今回の試験がいかに易化してることを実感しました。専門では差がつかないのかー、頑張ったのになーという気持ちでいました。
最終的な自分の手ごたえとしては、機械力学の大門1の後半の式が乱雑になり恐らく計算ミスをしているのと、大門2の係数合わせが自信なく、他はおおむね回答できた気がしてます。



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