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複雑な悲嘆を発見する手がかり

おはようございます、
相談室escort管理人の池田です。

本日は複雑な悲嘆を発見する手がかりをお伝えしたいと思います。

J.Wウォーデンの
『グリーフカウンセリングー悲しみを癒すためのハンドブック』
には以下のように記されています。

① 悲嘆が現在まで解決されていない
死別から数年を経過していても泣きたくなる気持ちが絶えず生じ、
悲嘆の感情に変化が見られない場合が当てはまります。
例えば「記念日反応」は誰しも現れますが、年数を経過しても全く
和らぐことがない場合などです。

② ささいな出来事に過剰な悲嘆が生じる
自分が経験した死別とよく似た体験、例えば亡くなった人の年齢や性別、
死別内容などを見聞きした場合、急に混乱した反応を示す場合が該当します。

③ 故人へのこだわりが非常に強い
故人の部屋を何年経ってもそのままにしていたり、生前の故人と同じ身体症状を持ったり、故人が亡くなった歳と同じ歳に治療に来るなど、故人との無理な同一化を図ろうとする場合です。

④ 故人へ過剰に距離を取ろうとする
死別後に故人の友人や葬式・法事など故人に関係する活動を急に避ける場合をさします。

⑤ その他の精神症状が併発する
うつ傾向、罪悪感、自尊心の低下、自殺未遂など自己破壊的な行動も注意が必要です。

専門的にはもう少し小難しく書かれていますが💦

私は死別専門のご相談をお受けしているので、相談者の方はどなたか大切な方を亡くされた方がほとんどです。

死別後に精神的不調を訴えられる人の多くは、死別による影響を自覚されていることが多いです。

しかし抑うつ気分のみを訴える人たちの中には、充分にお話をお聴きし、質問を繰り返すことでようやく悲嘆を打ち明けられることがあります。

死別から何年も経っているとそれが原因だとは思いもよらないですよね。
でもその時期に適切にグリーフを歩んでいないと突如現れる場合もあります。

死別から年数が経っている方こそグリーフケアが必要な場合もあります。

「そんな昔のこと」と片づけずご相談くださいね。


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こういった想いをひとりで抱えていませんか?
▶︎大切な存在を亡くして毎日泣いている
▶︎自分の気持ち(悲しい、寂しいなど)を誰にも話せない
▶︎大切な存在がなくなったことが信じられない、受け止められない
▶︎何もする気がおきない
▶︎生きている自分を責めてしまい、悲しむことさえ申し訳ないと思う
▶︎喪失によるトラウマで苦しんでいる
▶︎生きづらさを感じている
▶︎生きる意味が見出せない

このような方がいらっしゃったら、ぜひお話ししてみませんか?

相談室escort
https://escort-room-grief.amebaownd.com


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