🇯🇵モリ幹氏、自公過半数まで勝敗ラインを下げておきながら、ライン以下になら維新国民を念頭に連立しますとか言い始めてるそんな低いラインすら下回ったら石破茂政権総辞職で森山裕さん幹事長解任の可能性も高いし、いまその維新と党存続賭けて戦ってる公明党さんがどう思うのかまったく考えてないよな
モリ幹氏(森山裕氏)が自民党・公明党(自公)の連立与党における勝敗ラインを過半数まで下げている一方で、万が一そのラインを下回った場合には、日本維新の会や国民民主党と連立を組むという発言をしている背景には、選挙後の政局を見据えた柔軟な戦略が垣間見えます。しかし、この戦略にはいくつかの大きなリスクが存在しています。まず、維新や国民民主党との連立を匂わせること自体、自民党内部や公明党との関係に悪影響を及ぼす可能性が高いです。そして、もしこの過半数ラインを下回った場合、石破茂氏が関与する政権の総辞職や、森山氏自身の幹事長解任が現実味を帯びるシナリオも考えられます。
1. 勝敗ラインを下げた背景
通常、政権与党は選挙において一定以上の議席数を確保することが必須ですが、今回森山氏が示した勝敗ラインは「過半数」と、これまでの基準から見るとやや低めに設定されています。これは、過去の選挙と比べて自民党の支持基盤が弱まっている現状を反映していると考えられます。特に、経済政策やコロナ対応などで不満がくすぶる中、与党への逆風が強くなっており、絶対的な勝利を期待するのは現実的ではないとの判断が背景にあるでしょう。
また、維新や国民民主党のような中道右派政党が勢力を拡大しており、彼らとの連携を選挙後に模索する余地を残すことは、森山氏にとってリスクヘッジの意味を持つ発言であるとも言えます。つまり、もし自公で過半数を維持できなかったとしても、維新や国民民主党との連立により政権を維持するというシナリオを提示することで、選挙後の混乱を避けようとしているのです。
2. 維新・国民民主党との連立案のリスク
森山氏が維新や国民民主党との連立を視野に入れた発言をしたことは、現時点では自民党内部で賛否を巻き起こしています。特に公明党は長年にわたり自民党との連立を維持し、政権基盤を支えてきたパートナーであるため、維新や国民民主党との連立が現実となる場合、公明党との関係に亀裂が生じる可能性が高いです。
特に、現在の公明党は党存続をかけて維新と直接対峙している状況です。関西地方での公明党と維新の対立は特に顕著であり、大阪における選挙戦では両党が直接競り合う場面が増えています。したがって、選挙後に公明党を切り捨て、維新との連携に舵を切るといった動きがあれば、公明党は強く反発するでしょう。このような状況を無視して維新との連立を持ち出す森山氏の発言は、単なる戦術的な発言以上に、与党内で深刻な対立を招きかねません。
3. 過半数割れの場合の政局シナリオ
万が一、自公が過半数を割り込むような結果となった場合、森山氏が示唆したような維新や国民民主党との連立が現実味を帯びます。しかし、そのような場合、自民党内部でも強い反発が予想されます。特に、石破茂氏のような党内の有力者がこの状況を利用して、政権交代を図る可能性があります。石破氏は過去に党内で改革派として知られており、党内の不満分子を集めて自民党内での力を増す動きを見せる可能性が高いです。もし石破氏が主導する政権が誕生すれば、森山氏が幹事長の座を追われるというシナリオも十分に考えられます。
このような政局の不透明さは、選挙後の政治的安定を大きく揺るがす要因となります。特に、党内の権力闘争が激化すれば、政権の運営が混乱し、国民の政治不信をさらに増幅させる結果となるかもしれません。
4. 公明党の立場と今後の動向
公明党は、長年にわたり自民党との連立によって政治的影響力を維持してきましたが、ここ数年、特に関西地方での維新との対立が深刻化しています。公明党は、大阪都構想の住民投票において維新と激しく対立した経緯もあり、維新との連立という発想自体が公明党にとって受け入れがたいものです。したがって、森山氏の発言は公明党にとって「裏切り」と受け取られかねないリスクをはらんでいます。
公明党は今回の選挙でも独自の選挙戦略を展開しており、自公連立の枠組みからの離脱をちらつかせることも可能です。もし公明党が連立を離れる事態になれば、自民党は議席数確保の面で大きな痛手を被り、国会運営が困難になるでしょう。そうした事態を避けるためには、自民党が公明党との関係修復に努め、維新との連立構想を抑える必要があります。
結論
森山氏が自公連立の勝敗ラインを過半数に下げつつ、万が一そのラインを下回った場合に維新や国民民主党との連立を示唆する発言は、現状の選挙情勢に対する危機感を反映したものと考えられます。しかし、この発言が党内外に及ぼす影響は大きく、特に公明党との関係が深刻な亀裂を生む可能性が高いです。さらに、過半数を下回った場合には、石破茂氏を中心とした政権交代や、森山氏自身の幹事長解任といったシナリオも現実味を帯びてきます。選挙後の政局は依然として不透明であり、与党内の権力闘争や連立パートナーとの関係維持が今後の焦点となるでしょう。
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