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23時の軽井沢#9

○○は驚いて和を見つめ、すぐに否定した。「お前のせいじゃねえよ……」


涙をこらえきれなくなった和の姿を見て、○○は決心した。「……もうしばらく地元にいるか……」


「和、とりあえず店に行こう。警察もいるだろうし、詳しいことを聞きに行こう」


和は涙を拭きながら、静かにうなずいた。「分かった……」


○○はギャラリーの絵に目をやり、思いついた。「一応、あの絵も持っていこう。何か手掛かりになるかもしれない」


「うん……分かった……」和は絵を抱え、二人はギャラリーを後にした。冷たい朝の風が、街に吹き抜けていく。

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