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脱走三日目、捜索の仕方


2019年8月25日(日)
その日は朝から家の用事で出掛け、終わってから捜索に行く予定だった。
出先にボランティアFさんから連絡があり、別の方が来てくれるとのことだった。
前日レイに会ってから、自分達家族だけで保護するつもりであーだこーだ作戦をたてていたのだが、なかなか難しいと思っていたのでとてもありがたいことだった。
ほどなくして、来てくれるというボランティアOさんから連絡が来た。
慌てて用事を済ませ待ち合わせ場所へ行くと、二人待ってくれていた。
迷子にさせてしまった事を怒られるだろうと思っていた私達に、優しい表情で迎えてくれたのがとても驚きだった。
「起きてしまった事は仕方のないこと、注意をするのは今ではない」という事だった。
怒られても仕方がない事をしてしまったので覚悟はできていたつもりだったが、これには心が救われた。
だからといって許されるわけではない。
私は運が良かっただけで、交通事故に遭ったり、二度と会えないことだってあるのだから。
ましてやレイは未去勢(いろんな都合で少し遅れてしまっていた💦)だったので、野犬を増やしてしまう恐れもあった。
その辺りはボランティアさんも心得ていて、要所要所でちゃんと注意はあった。

そして、私達が到着する前に、既に自前のチラシを準備して聞き込みとポスティングをしてくれていた。
すごい!何て仕事が早い😳!
それから、先日レイと遭遇した場所へ行き、現場確認。
その場所に許可を得て置き餌をするように指示される。
(本当は置き餌とセットでカメラ設置もした方が良いが、まだカメラは購入していなかった)
そして捜索の仕方を教わる。
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①チラシを全戸に配る(その際できるだけ声をかける)
②チラシをお店や掲示板に貼る
③Twitterをする
④夕方〜早朝に犬は動くので、その時間帯に目撃情報付近を捜す
⑤猫にエサを外であげている人に声をかける

2週間が勝負!
中〜大型犬は10km位は移動する!
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ということだった。

それから少しして、別のチラシポスティングをしてくれるNさんが到着。
手伝ってもらえる方に声を掛けてくれていたのだった。

そうしてOさん達は、「これから野犬の仔犬の保護があるから〜」と2時間位かかる道のりを颯爽と帰って行かれたのだった…✨✨✨

ボランティアさんがここまでしてくれるなんて全く思っていなかったので、感謝と尊敬の気持ちでいっぱいになったし、改めて迷惑をかけてしまって本当に申し訳なく思った。
(ボランティアの本来の仕事は迷子を捕獲することではない。
迷子の報告と相談はしないといけないが、あくまでも飼い主が責任を持って捜索をし、人任せにしてはだめ。
中には全く捜さない里親さんもいるから、とても悲しいことです😢)

その後は、手伝いに来てくれたNさんと手分けして目撃情報近くの民家などにチラシポスティングと聞き込み。
知らない人の家にピンポン鳴らして声をかけることに抵抗はあったが、ボランティアさんから「犬のことだから聞いてもらえるよ☺️」と言われたし、レイのためなんだし、何しろNさんも手伝ってくれている。
意を決してインターホンを鳴らして回った。
すると、皆、本当に優しくて「心配だね」「大変だね」と言って話を聞いてくれた。
聞き込みはすごく大事だと思う。
チラシがポストに入っていただけでは、チラッと見てくれても、よっぽどの犬好きでなければ心に残らないかもしれないし、チラシを見てもくれないこともある。
実際、私の場合、チラシポスティングしていたにもかかわらず、ポストに入ったまま見られることもなかったお宅がレイの居場所だったのだ。(敷地が広いお宅で、そのポストは使われてなかったようだった。)
また、聞き込みで色んな情報を得て居場所を特定できることもある。
(刑事ドラマでよく見る聞き込みと同じ👮)

❋この時は、もしかして家に帰ってくるかもしれない淡い期待を抱いて、家の置き餌も継続中。
置き場所は、敷地内にある小さい建物の中。
少し食べている形跡はあったが、恐らくはイタチか猫だった。








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