2023年12月期第3四半期決算 ポイント解説②
マーキュリーの収益構造
こんにちは、セレスIR 担当です。
今回は、暗号資産販売所 CoinTrade、CoinTrade Stakeを運営するマーキュリーの収益構造についてお話します。
マーキュリーは暗号資産交換業としては後発ですので、特色を出すためにステーキングというサービスに力を入れています。
マーキュリーについては、以前Noteに記事を公開しておりますので、ご参照ください。
下の<図表1>でマーキュリーの収益構造の基本的ポイントを簡潔にまとめました。
<図表1>
① 営業収益は、一般的な事業会社における売上高に相当します。
② ステーキング収益とは、ステーキング預かり残高に対して
報酬率を乗じたものになります。ステーキング預かり残高とは、
お客様がステーキングをする通貨を預かり、当社がまとめて
ブロックチェーンネットワークに預け入れている額です。
ステーキング報酬率とは、当社が預けた通貨に対してブロックチェーン
から受け取る報酬率です。このステーキング収益がいわゆる
マーキュリーの売上高となり、その一部をお客様ごとの預かり残高に
応じてお返ししており、これが売上原価になります。
<図表2>にステーキング銘柄ごとにお客様が受け取れる報酬の
最大年率を記載しております。この年率は、通貨や時期によって
変化します。
③ スプレッド収益とは、通貨売却時と購入時の金額の差です。
④ ユーザー数と取扱銘柄数がステーキング収益およびスプレッド収益を
増加させるドライバーになります。
⑤ グレーの網掛けの部分は、暗号資産相場の影響を受けやすく、
当社ではコントロールが難しい領域です。
以上がマーキュリーの収益構造です。
マーキュリーの収益を上げるために、当社がやることは、口座数獲得、ユーザー数増加と取扱銘柄数拡大です。口座数、ユーザー数を増やすと、ステーキングや取引の量も増え、営業収益が向上します。また、取扱銘柄が多い方が、ユーザーの方を集めやすくもなります。マーキュリーの取扱銘柄は合計14通貨で、うち、ステーキング銘柄を今年4つ追加し、計9銘柄でステーキングサービスができます。
<図表1>の一番右の投資の部分ですが、ユーザー数を増やすために広告宣伝を行い、取扱銘柄数を増やすためにシステム投資を行っています。現在、マーキュリーは投資フェーズであり、投資額の方が上回り、赤字となっています。
今後、営業収益を拡大していき、投資額を吸収し、黒字転換することを計画しています。
<図表2> マーキュリーのステーキング銘柄と報酬年率
ステーキングの報酬年率の最新の情報は以下よりご確認ください。
今回は以上です。
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どうぞ下記よりご連絡ください。
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