
2024年12月期通期決算ポイント解説速報(後編)
こんにちは!セレスIR担当です。
本年2月14日(金)に、2024年12月期通期決算を発表いたしました。
今回のnoteでは、前編・後編に分けてポイント解説をさせていただきます。
後編では2025年12月期の各事業の成長戦略と業績・配当予想に関するをポイント解説をさせていただきます。前編と合わせてご一読いただければ幸いです✨
・2024年12月期 決算説明資料
・2024年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
業績予想
FY2025も増収・増益を予想
売上高 30,700百万円(YoY+10.8%)
営業利益 3,000百万円(YoY+34.6%)
経常利益 3,400百万円(YoY+27.0%)
当期純利益 2,100百万円(YoY+41.8%)
EPS 182.44円(YoY+41.5%)
2025年12月期の業績予想として、売上高10.8%増収の307億円、34.6%増益の営業利益30億円、経常利益は27%増益の34億円、当期純利益で42%増益の21億円、EBITDAで25.5%増益の39億5,000万円という数字を発表させていただいております。
セグメント別でみる業績予想

「ポイント」は、モッピーの継続的な成長やstudio15が率いるインフルエンサーマーケティングの成長を鑑みて、セレス全体をけん引していくものと予想しています。
「D2C」は、消費者動向の読みにくさや、商品のライフサイクルの様子を慎重に見て、2024年予想同様に保守的に業績予想を出しています。
「DX(ゆめみ)」は、2024年の下期にかけて受注増加を背景に大きな回復を見せており、今期も勢い衰えずに成長することを予想しています。
「フィナンシャルサービス」は、MCRは暗号資産相場の影響を大きく受けるので保守的に予想し、一方でラボルが足元で大きく買取金額を伸ばしており連結業績に貢献していくものと予想しています。
各事業の成長戦略
モッピーは、4つの施策で潜在ユーザーにアプローチを強化

モッピーは、大きく4つの施策に重点を置き、モッピーユーザーの活動量の活性化と潜在ユーザー(まだモッピーを使っていない層)へのアプローチでさらに売上高を伸ばしていきます。
足元で570万人ものアクティブユーザーを抱えているモッピーですが、まだまだ取り込めていない層が多くあると推定しており、成長余地が多分にあると考えています。
<ポイントの事業概要>
スマホをメインデバイスとして、日本最大級のポイントサイト「モッピー」を中心とした各種メディアの運営、アフィリエイトプログラム「AD.TRACK(アドトラック)」の運営をしています。
主な収益源はアフィリエイト広告売上です。
D2Cは、マーチャンダイジング強化による売上の多層化を進める

D2Cのビジネス特性上、商品にはライフサイクル(お客様にお求めいただく期間)があり、ライフサイクルの影響を最小限に抑えていく必要があります。
そのためには、「商品数を継続して増やしていくこと」と「広告投資のコントロールによって定期ユーザーを増やしていくこと」を推進して、継続的な増収を図っていきます。
<D2Cの事業概要>
セレスが有している広告運用のノウハウを活用し、美容雑貨やサプリなどの企画・製造・販売(ファブレス)を行っています。
主な商品は、ピットソール、オイグルト、エトワールボーテです。
また、子会社のサルースでピルのオンライン診療サービス 「エニピル」を展開しています。
※D2C:ECサイトを活用して中間業者を通さず直接消費者に販売するビジネスモデル(D2C:Direct to Consumerの略)
「DX(ゆめみ)」さらなる受注増加・稼働率改善へ

DXは、ゆめみの技術・ノウハウを活かしてコンサルティング案件を獲得し、開発工程の上流から受注できる体制を構築していくことで、もう一段上の売上成長と利益の最大化を目指しています。
<DXの事業概要>
連結子会社であるゆめみが、法人向けのデジタルメディア・Webサービス・公式アプリの開発や制作、コンサルティングを通じた内製化支援を行っています。
ゆめみは、大手飲食店チェーンや大手小売店向けの開発において、多数の実績を持っており、案件の保守・や追加開発など継続的に関与していくことが同社の特徴です。
なお、弊社は2018年7月に株式会社ゆめみを子会社化しました。
「マーキュリー」暗号資産トータルプラットフォームを目指す

マーキュリーは、暗号資産を投資対象としてまだ見ていない幅広い層の潜在ユーザーにどんどんご利用いただくため、「暗号資産のトータル運用プラットフォーム」としての地位を確立させていくことを目指しています。
直近では、「無期限・複利運用サービス」をリリースしました。ステーキング報酬を元本に組み入れ、無期限で複利運用を実現することができる仕組みです。
投機的なイメージを持たれやすい暗号資産ですが、様々な運用方法を実現ことで、新しいアセットクラスとして認知を拡大していきたいと考えています。
<マーキュリーの概要>
暗号資産販売所として、2017年に設立されました。
暗号資産のトータル運用プラットフォームとして
「ブロックチェーン関連」、「オンラインファクタリングサービス」、「投資育成事業」で構成されています。
「ブロックチェーン関連」には、主に暗号資産交換業の連結子会社のマーキュリーと持分法適用関連会社のビットバンクが分類されています。
「オンラインファクタリングサービス」には、フリーランス向けのAIファクタリングサービスを展開する連結子会社のラボルが分類されています。
「投資育成事業」には、弊社および子会社でファンド運営業のアポロによる投資リターンを得ることを目的とした事業を行っています。
※ファクタリングサービス:フリーランスの請求書(売上債権)を買い取ることで入金(資金調達)を早期化させ、資金繰りを支援するサービス
配当予想
2024年に増配した金額を維持、普通配当で1株当たり60円!
配当金は、昨年度の記念配当20円を含めた60円に対して、記念配当を除いて普通配当で60円を設定させていただいています。
EPS182円、配当性向33%を予想しています。
B/Sから見る株主還元の強化

セレスは、財務健全性を維持しつつ、事業成長とレバレッジ活用によって中身のある事業への積極的な成長投資と株主還元の強化を両立して行い、企業価値を向上させていきたいと考えています。
2024年は、株主様のご支援によって上場から10周年を迎え、感謝の気持ちを込めて普通配当40円に加えて、記念配当20円をさせていただき合計で60円の配当をさせていただくことになりました。
事業成長をお見せしながら、適切な増配によって株主還元をさせていただくことができ、弊社としましても良い節目となりました。
2025年は、記念配当を除いて60円の配当をさせていただく予定です。
最後に
セレスのIRチームは、投資家の皆様の声を活かしてどんどんパワーアップしていきたいと思っています。
IR活動に関してお気づきやご不明点等ございましたら、以下のフォームよりお問い合わせください。
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元シティグループ証券 調査本部長 金井 孝男氏(日経金融新聞人気アナリストランキング化学部門2004年、2005年第1位)によるアナリストレポートです。
・2023年12月通期(イニシエーションレポート)|2024/03/29
・🆕24/12期Q3決算フォローアップ|2024/11/14🆕
今回のnoteは以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
引き続きよろしくお願いいたします😊
(ご留意事項)
本記事は、情報提供のみを目的として作成しており、有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的としたものではございません。