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2024年12月期通期決算ポイント解説速報(前編)

こんにちは!セレスIR担当です。

本日、2024年12月期通期決算を発表いたしました。
今回のnoteでは、前編・後編に分けてポイント解説をさせていただく予定です!
前編では当期決算の解説、後編では2025年12月期の業績・配当予想に関するをポイント解説をさせていただきます。ぜひご覧ください✨

2024年12月期 決算説明資料
2024年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)


セレスの当期決算を読み解くポイント

  1. 通期で売上高は+15.1%で上場以来10年連続で過去最高を記録、
    営業利益は+99.2%・経常利益は+119.8%と大幅増益

  2. モッピー、売上高は12,535百万円で着地、粗利率27.7%と高水準を維持

  3. ゆめみ(DX)、営業体制を見直し稼働率回復し、営業利益4.2倍で着地

  4. 暗号資産市況が活況で暗号資産交換業の関連事業に追い風

2024年12月期通期決算概要

業績サマリー

売上高は、2014年の上場以来10年連続で過去最高を更新しており、上場10周年を迎えた2024年も前期比+15.1%で着地、大きな成長をお示しすることができました。営業利益についても、前期比約2倍で着地し、成長と利益を両立できた1年になったと考えております。
また、「営業外収益の計上に関するお知らせ」で開示させていただいたとおり、弊社の持分法適用関連会社であるビットバンクが暗号資産市場の活況により、収益が大幅に増加した結果、連結決算では持分法による投資利益合計472百万円を営業外収益として計上しました。

セグメント別の業績のポイント解説

通期セグメント別の業績はこちらのとおりです。

ポイントの業績

ポイントは、ポイントサイトのモッピーやインフルエンサーマーケティングのstudio15(2021年に子会社化)などで構成されており、売上高はモッピーが8割以上を占めています。

モッピーでは、ネット証券やクレジットカードをはじめとする金融広告の案件や国内ネットショッピングサイトをはじめとするEC広告の案件が大変好調でした。
増収を維持する一方で、グループ内の広告代理機能を持つAD.TRACK(アドトラック)とモッピーの連携を強化し、広告主の企業様に対する営業を強化することで結果的に広告単価を向上させ、粗利率の上昇にも貢献する結果となりました。

モッピーは、570万人以上のアクティブユーザーを抱える大規模なインセンティブメディアとして成長する一方で、アクティブ会員数の増加の割に売上成長が見られないため、ARPU(売上高をアクティブ会員数で割って算出)を向上させていくことが課題だと認識しています。
当期では、広告利用UU(実際にモッピーで広告利用をしている人数)の増加や利用頻度を上げていくための施策に注力し、ARPUの低下傾向は底打ちに向かっています

また、ポイントの増収に寄与したのは、モッピーのほかにインフルエンサーマーケティングを展開するstudio15の存在も見逃せません。
studio15は、TikTokを中心としたショートムービー領域でサービス展開をしており、AD.TRACKとのシナジーを想定して2021年10月にグループイン(子会社化)しました。
現在、所属クリエイターは約300組で、総フォロワー数はなんと約1.3億人にも到達しています。セレスにグループインしてから、わずか3年で売上高は5.6倍に成長しました。

決算説明資料P26より(※2:FY2021 4Q売上高とFY2024 4Q売上高を比較)

D2Cの業績

人気商品のダイエットサポート用品「ピットソール」は好調を維持し、その他の商品ラインアップの拡充施策が順調に進捗し、売上高は前期比+39.2%、営業利益は+27.7%で着地いたしました。

一方で、人気商品ゆえに転売・模倣品などの外部要因の影響を受け、四半期で見ると4Qは前期比減収となりました。なお足元では転売・模倣品は収束していますのでご安心ください。

DX(ゆめみ)の業績

ゆめみは、2024年の上期に受注が苦戦していましたが、スピード感をもって営業体制を整えたことが奏功し受注が好調に推移しており、加えて年度末に検収が集中したことで、下期にかけて稼働率を大きく改善しました。
その結果、売上高は前期比+1.9%と堅調に推移し、営業利益は前期比+320.3%と大きく増益しました。

フィナンシャルサービス事業の業績

暗号資産相場は、2024年11月にトランプ大統領の就任が決まり、暗号資産に関する一連のポジティブなニュースの影響もあり大変活況となりました。代表的な暗号資産であるビットコインも、2023年末は1ビットコイン当たりの価格が594万であったところが、2024年末には1,490万円と大幅に価格上昇し、足元でも好調に推移しています。

そんな好調な相場を背景に、マーキュリーは大幅増収、4Qで初の四半期黒字を達成、通期では赤字幅が前年比1.8億円の縮小で着地しました。

ビットバンクも相場の活況により、暗号資産取引量が想定を大きく上回りました。4Qに認知拡大施策として、大規模なプロモーションを行っていますが、それもカバーして増益で着地しました。

また、フィナンシャルサービス事業の増収には、ラボルの成長も大きく貢献しています。
ラボルは2021年12月にセレスからスピンオフし、設立されました。
会社設立後、AIオンラインファクタリングを中心に順調に成長し、売上高は3年足らずで約4倍になりました。連結業績に大きく貢献しました。

決算説明資料P48より(※ FY2022 1Q売上高とFY2024 4Q売上高を比較)

続きは後編で!

前編では、2024年12月期の好決算の背景について、ポイント解説を行いました。
次回後編では、業績・配当予想に関するポイント解説をさせて頂きます。
引き続きご覧いただけますと幸いです😊

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元シティグループ証券 調査本部長 金井 孝男氏(日経金融新聞人気アナリストランキング化学部門2004年、2005年第1位)によるアナリストレポートです。

2023年12月通期(イニシエーションレポート)|2024/03/29

24/12期Q1決算フォローアップ|2024/06/03 

24/12期Q2決算フォローアップ|2024/08/30

・🆕24/12期Q3決算フォローアップ|2024/11/14🆕

今回のnoteは以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
引き続きよろしくお願いいたします😊

(ご留意事項)
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