
【コルミノEP03】メグことしか出てこない贅沢回(百合ドラマ感想)
4話が数日中に放送されますね・・・
こうしてる間にもコルミノに順調に狂わされている。
文章を考えてたら気が休まるので、もう世に出てるコルミノ素材を丸ごとしゃぶりつくす勢いでいくつもり。
こんな機会二度とないんだ、もうどうにでもなれ。
3話ではメグことの初外出デートをふんっっだんに見せてくれました。
メグこと以外は誰も出てこないという(ぬいぐるみ少女はのぞく)、贅沢に2人の距離の縮まりを描いてくれたいわば「嵐の前の静けさ」回(ラストはもう突風が吹いてましたけど)。
こんなの社会人百合では考えられない。
(某部長「呼んだ?」)
大学生百合だからこそできる所業です。ありがてぇ。
特に「食べ歩き~神社」コースなんて死ぬ前の走馬灯か??ってくらい幸せが詰め込まれてた。誰が見ても「ふつう」の、純粋な休日デートだった。
それでも嵐の前の空気のヒリつきはまとわりついていました。甘々なシーンの合間に2人の過去がスパイスの如く混ぜ込まれ、結果的にシナモンちょい多めのロイヤルミルクティー飲んだみたいな読後感。
・・・書き終わった自分より・・・
正直いうと、私今回の話はそこまでハマってないと自認してたんです(暗めの話が好きだから)。でも書いてると止まらなくなって予定より遥かに長くなってしまいました。なんで??(知るか)
・・・・・・・・・・・・・・・・
ではいこう。
場面ごとの感想
からかい上手の琴葉さん「待ち合わせ」
まずデート冒頭から、愛があまりにも感情に素直すぎて抱きしめたくなったのは私だけ?
改札から出て琴葉をみとめたとたん、視聴者よろしく顔がほころぶメグち。顔にでてるよ!!!という私の心の声が届いたんでしょうか「いかんいかん」と引き締めなおすメグち。そうそうその調子で落ち着いていこうメグち(はじめてのおつかい目線)。
「今日の琴葉、、すごく、かわいいです、、」
漏れてる!!漏れてるよメグち!!!
分かる、分かるんだけど!私も一旦止めた!!巻き戻して五度見はしたけど!!!
「こんな爆イケ美女が改札で待ってる世界線ってどこ?」
って冷静に考える時間あったけど!!でもその言い方はもう初心(童貞)すぎるのよ・・・。あまりにも鼻の下がのびきってるのよ・・・。そういうあなたも負けず劣らずめちゃくちゃかわいいのよ・・・初心LOVEなのよ・・・(は?)
可愛い子が可愛い子にデレてるのってそんなにいいか??と思ってたけど(ひがみ)、めぐことで理解しました。めちゃいい。
それに対する琴葉の相変わらずの余裕綽々ぶり。
「知ってる」
・・・一生ついていきます(静かに五体投地)。
デート中の2人の雰囲気がなんか既視感あるなぁとモヤモヤしていたんですが、あれです。
2人のポジションが「からかい上手の高木さん」すぎるんです。
愛を掌の上で転がして散々からかうくせに、愛の直球の言葉には心の奥までつらぬかれてしまう琴葉。
恋愛初心者ダダ漏れながらも一生懸命で、琴葉のどんな言葉にも全身で反応する愛。
メグことは「からかい上手の高木さん」(百合ダークver.)に決定です。(異論はウェルカム)
それにしても琴葉の方が先に待ち合わせ場所いるのめちゃいい。キャラクター的には時間に無頓着で、何なら遅刻してきそうなんだけど。
琴葉っておそらく結構な常識人で聡明で、だからこそ誰よりも苦しんでいそう。その明晰さで世界を広く見通せるから、より孤独を感じるのかも。いっそ狂えたら、傷つかずに済むのに。
あとパーカーのポテンシャルを感じましたね。私はファッションに本当に疎いので、こんなジャンルの?パーカーがあるのも初めて知った。てかあれパーカーであってる?
なんていうのあれ。
とりあえずスタイリストさんありがとう。
メグちのツッコミ光る「水族館~神社デート」
2話のおうちデート(鍋パ~添い寝)は最上級に甘かったですが、今回のデートも負けてない。おそらく2話~3話のここまでが、全話のうちのほとんどの糖分を担っていると思う。味わえるうちに味わっとこう。
まだ琴葉の闇も、愛の過去も輪郭を持っていなくて、お互いが反発をするための質量もないといった感じ。
ほんとうに楽しそうだったね・・・(遠い目)。
「買っちゃうくない?」ってとこの琴葉、ちょい陽の尾碕氏がこんにちはしてておもろい。
でも何はともあれ、やっぱり触れるべきは愛のツッコミセンスだよね(え?)
ワンパターンに逃げず状況に応じて対応するその技術、まさに職人技(は?)
以下ツッコミ抜粋
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【待ち合わせ】
琴「気合入ってる」
愛「・・・それほめてる?」
【チケット売り場】
琴「そっか、うれしいかー」
愛「・・・なにもいってないんだけど」
【水槽の前で】
琴「たくあんうお」(←これはボケ優勝)
愛「 琴葉ぁ・・・、それはかわいそうだよ・・」
(ひびきわたる水槽のボコボコ音)
【神社で】
琴「願い事は声に出したら叶わなくなるんだよ」
愛「はアーー!?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いやーいいですね。全部のボケ(からかい?)を拾うその逞しさ。タメからのゆるふわツッコミが特徴かと思ったら、最後は力強くいきましたね。というか改めてセリフを拾って思ったけど、各シーンに1ツッコミ(これってツッコミ?)はあるのね。
冗談はさておき、いまの琴葉をまるごと肯定するメグちはやはり強いです。
「私の中で、琴葉は琴葉で、一人称はうちで、何も変じゃない」
まだ琴葉の名前も過去も分かっていないけど、自分が直観的に信じたものは並大抵のことでは手放さない。ちょっと融通が利かないところがあってそれが愛自身を苦しめてもいるんだろうけど、琴葉にはその頑固さが救いになるのではと思います。
かくいう私も愛に惚れかけてる。プレゼントを選んでいる琴葉を見つめる時の愛の目、包容力やばくない??もはや我が子を見る目でしたよ。
一方の琴葉は、まだまだ一線を引いてる。
メグちのド直球な愛にまっすぐ応える勇気はなさそう。自分の素を見せるのを無意識にためらっている。
つないだ手を先に放してしまうのもそうだし、「メグちといたらなんでも楽しいよ」って目を見ずにさらっと愛をKOさせるのも、一見すごくなついてそうだけど「恋愛テクニック」のレパートリーからただ引っ張り出しただけっぽい。「メグちのそういうところ、嫌いじゃないよ」って言う口癖も健在。
わざと偽の関係を持って(なんなら自分で関係を強めて)、自分が「好き」に溺れないかメグちを使って試してるような。これまでに捨てた数多の男たちみたいに。それくらい「愛(あい)」を怖がって、信用していない気がする。
でもメグちには沈んでくんだろうな。
オープニング曲にちょっとヒントがありそうです。
「本物に出逢えるまで、 偽物で満たしてはいけない。」
そうやって生きてきた。
解答編を始めよう。
本物かどうかとか、 考える隙も与えず、 気づけばあなたに沈んでいく。
私も結局、ミステリアスな琴葉から入って、最後は愛に狂うんだろうか。
束たすけて。
夕日は望めなさそうな曇天の「海」
4話で夕日がちゃんと出てきたらごめんなさいですが。
「夕日みにいきたい」って誘うわりにはあいにくの天気すぎるよメグち。もし私だったら琴葉に嫌われそうで内心ハラッハラだよ。
たぶん撮影が12月頃だろうから、台詞通り、いや台詞以上に寒いんだろうな。背中があいている分、尾碕さんの方が寒そう。琴葉自体はどこか上の空で平気そうだけど。
あらま、よく考えたら曇天の海はまるで琴葉の曇った心を表すかのよう(勝手に解釈)。
琴葉の先に一人ぼっちの少女をみつけ、駆け寄る愛。
この表現が正しいかは分からんが、愛って周りが見えなくなると目がキマるからすぐわかるよね。
・・・
余談ですが①(自分用備忘録)、
なんか工藤さんって田村保乃に雰囲気が似てる。2話の感想でちょっと書いた、メグちの「ブチぎれたら怖そう」なイメージもほのすと被るんよな。少し前のそこさく「怒ったら怖そうなメンバー」でほのすが割と上位だったのに妙に納得したのと同じ感覚。両人とも超絶優しくて笑ったら目がなくなるのに、真顔になったらめちゃくちゃ顔から光が消えるタイプのお顔。ちょっとサイコパス味が出るような。それを最高に活かしてたのが坂の上の赤い家や全領域異常解決室(1話)だった。
・・・
がむしゃらにぬいぐるみに向かって突っ走る愛。
それを制止しようとする琴葉の表情よ。焦りの感情をあそこまで露わにしたのは初めてですよね。この時ばかりは仮面を被る余裕がなかったんかな。
2話同様、「お人よし」という言葉に敏感な愛。「人助け」という行為自体に、猛烈なトラウマがありそう。
以下は愛の過去に関するぐちゃぐちゃとした整理。
・・・
過去の事件(人助け関連?)で被った不条理により、「人助け」を忌避している?
でも自分の性格上どうしても体が動いてしまう。そこで、万引きの件しかり、琴葉の手を取ったこともしかり、それらの行動を「人助け」というフレームにさえ落とし込まなければセーフという考え?
「人助け」をしてしまったら、またあの頃のようになるから。そうやって頑張って押し込めているのに、人から「お人よし」と呼ばれてしまうことで蓋が開いてしまうんだろうか。
・・・
なんにせよ、愛からの一方的なキスは前半のデートシーンからは考えられないほど能動的で、人助けで手を差し伸べたのではなく、愛しているからこそ琴葉の手を掴んだことを、無理やりにでも証明したいように思える。
この時の琴葉も、ひたすらに受動的でいい。
髪で目が隠れて表情が見えず、口元も寒さで青白い。まるで孤独に取り残されて固まっている琴葉を、愛が全身全霊で解放しているみたいなキスシーン。
愛のトラウマで、琴葉のトラウマを溶かす。
コルミノってたぶんそういう話。
2人の弱さ(強さ)がぴったりと重なり合って、トラウマをトラウマごと乗り越える話。たぶん。
「二人で痛い目を見たい、 呑み込んだ孤独を全部分けてくれよ。 あなたなしじゃ、 肺呼吸のやり方も思い出せない。」
そういえば、海のシーンは最も大変なシーンの1つだったとトークイベントでも裏話がありました(10:20,12:20あたり)。
4話は引き続き海のシーンから始まるので、工藤さんの勇姿を拝めるのが楽しみです。
(4話の予告と写真をみたら、3話分を取り戻すかのように所要キャラ総出演ですね。情報過多)
その他雑感
このままダークに突き進んでくれ
トークイベントで尾碕さんと枝監督が話してる感じだと(05:40,11:00あたり?)、8話(最終話)で琴葉がようやく呪いから解放されるっぽい。てことは結構暗いまま最後まで走り抜けるんやな。
・・・・・・最高すぎるて。
大きな声では言えないけど、ラブコメチックな糖分高めな百合は正直なところもう散々見てきているので、とことんダークな方に突き進んで欲しい(歪み切った性癖)。需要が少ないとは分かりつつ・・・
・・・
余談ですが②、
「未成年」というBLドラマがつい最近まで放送されていたらしく、紹介動画をみるとコルミノの雰囲気にめっちゃ近かった。危険な男に惹かれていく真面目な優等生。BL版コルミノって感じ(的外れだったらすみません)。
これがBL界では結構話題になったらしく、心底羨ましい。
女性(BL界隈に多い?)はストーリーを好きになり、男性(GL界隈に多い?)はキャラを好きになる。だからどうしても、キャラクターが美しく苦しむ多幸よりの百合が多いのだろうか。個人的にはもっとエグみがほしいのだけれど。
工藤メグちと尾碕琴葉氏
公式によるメグことのオフの愛称、「工藤メグち」と「尾碕琴葉氏」。
工藤さんはあだ名をそのままくっつけて、尾碕さんには氏をつけるの解釈一致すぎる。工藤さんの声・表情のゆるふわさと、尾碕さんのどことなく肝が据わってる感じが良く表されてる。
公式に上がってたカニのモノマネもちろん見ました!?
これ、工藤メグちは絵文字の「カニ」のものまね、尾碕琴葉氏は本ズワイ「蟹」のものまねって感じがする(笑)
尾碕氏のものまねが思った以上にうますぎて、カオナシ並みに「あッ・・あッ・・」って連呼する工藤メグちは私が推します。
ほぼ同い年だからこその遠慮しない関係性がいい(工藤さん1999年、尾碕さん2000年)。
あと、顔に穴があくんじゃないかってくらい工藤さんを見つめて話を聞く尾碕氏がこれまたいい。私は人と喋るとき絶対目合わせられない(コミュ障)。このドラマからはコミュニケーションも学べますね(2回目)。
4話は神回ってチェイサーゲームも言うとりますけども(言ってはない)、予告見る限りけっこう感情の起伏が激しそうですね。
体温はギリ交わらなさそう・・・?
でもそういう焦らし、大好物なのでOKです!
4話の感想は荒れ狂う・・・かも。
(2025-02-04追記)
「メグこと」じゃなくて「みおさき」のデートやん。
なんなんですかこのエモさは。(吐血)
@drama_mbs #コルミノ 今だけ全話配信中🐠🫧#メグこと 江ノ島デートの裏側をお裾分け🎥 #工藤美桜 #尾碕真花#尾碕さしlmebynoname #CapCut
♬ Namae wa Kataomoi - indigo la End