【遊戯王】水霊媒師エリア採用型ゴーティスの紹介
どうも、もっちーです。
本記事はみんな大好き【水霊媒師エリア】の登場で強化された【ゴーティス】デッキの解説記事となります。夏にピッタリですね。
■水霊媒師エリアを深掘りする
皆さんは自分がいわゆるオタク側の人間だと認知したのはどんな時でしたか?
自分は憑依装着エリアのイラストが頭から離れず、当時1〜2枚の絵しか存在しないキャラの声や話し方、仕草や立ち振る舞いを妄想した辺りがオタクを自認したきっかけでした。
なんやかんや遊戯王を続けてるのも彼女の存在によるものが大きいです。
そんな水霊使いシリーズの最新カードとして追加されたのがこの水霊媒師エリアです。
霊媒師サイクルと言えば①の強そうであんまり強く無いサーチ効果と②のオマケ程度の特殊召喚効果があります。
②はピンチの時に助けてくれる系の効果だとして、本命は①の効果ですね。
●水属性デッキにおけるエリアのサーチ
他の霊媒師カードというと手札コストの割にサーチ範囲が微妙に狭かったりその後の属性制約の影響で使い難いカードというイメージが強いと思います、うららをコストに汎用属性内サーチとなるヒータでさえコストと効果が釣り合わないとして採用圏外となる事が多いです。
ではこの水霊媒師エリアはどうでしょうか?
サーチ範囲はコストの"モンスターのレベル以上"なので☆4を捨てて☆4のサーチが可能、基本的には☆4以上のモンスターを自由にサーチできるカードという認識で良さそうです。
水属性のモンスターには初動となる☆4モンスタや自身を特殊召喚する効果を持つ上級モンスターは多く、このサーチ範囲はかなり実用性はありそうです。
また、発動後の水属性のみの効果制約についても元より水属性モンスターは展開を伸ばせるが水属性縛りが付くカードが多く、これを使う事前提とした構築となっている事が多いためこの制約も他の属性に比べるとほぼ無いに等しいです。
強いて言えばフワロスGにうららを返せないくらいでしょうか。
では、実際に水属性系のデッキに入れるとどうでしょう?
・マリンセス
初動となるブルータンや組み合わせ初動となるスプリンガール、アクアエンジェルなどにアクセスが出来ます。墓地のモンスターを用いる効果も多く基本的に相性は良いです。
ただし同じ用途でよりサーチ範囲が広いサイバネットマイニングが存在するのでちょっと肩身は狭いです。
・シーラカンスGS
またの名をお魚GS、白闘気ゴーティス、シーラカンスシンクロなど。呼び名は多いですが要するにシーラカンスからの大量展開でアドを稼ぐデッキです。
こちらもマリンセス同様に墓地のモンスターを活用する事が多く、コストが腐りにくいです。
サーチ先もシーラカンスやハープナー、変わったところではエリアの効果で同名モンスターをサーチ可能なので白マンボウのss条件を満たす事も出来ます。
これはこの後解説するゴーティスでも同じ事が言えるのですが、魚族は引ければ強いモンスターは多いもののサーチ手段が乏しく2枚初動の再現性の低さから評価が低くなりがちです。
この問題にアプローチ出来る水霊媒師エリアは魚族系のデッキにおいては有力な新規カードと言えるのでは無いでしょうか。
・シャーク
大幅強化されたシャークデッキにおいてはカッターシャーク等の初動モンスターにアクセス可能で、貫通札にもなるアビスシャークへのアクセスも容易になります。
なりますが、シャークデッキのモンスターはどれも手札からなんやかんやで出てくる効果が多く、各々が初動や貫通となる役割を元々持っているためエリアのコストとするモンスターが居ません。
どうしても結界像サーチしたい人が入れるぐらいでしょうか。
・海皇水精鱗
コストとして水モンスターを切りつつ龍騎やディニクアビスのサーチが可能です。
使える場面はかなり明確にイメージ出来ますね。
ところが実際に使ってみるとサーチしたいのは召喚権初動となるネプトアビス、よりにもよって☆1なのでエリアでサーチが難しいレベルです。
……
といった具合に水霊媒師エリアのサーチ能力は範囲が広く欲しいモンスターを持ってくる能力自体は高いものの、実際にはテーマ内に上位互換となるサーチカードが存在したり、コストを切るのは少し勿体無かったりと採用がギリギリ出来ないラインのカードという印象です。
でも好きなカードだから使いたいんだよな…
●ゴーティスデッキにおけるエリアのサーチ
・コストとなる下級が多く
・墓地に落ちているモンスターが無駄にならず
・サーチ手段の乏しさが弱点
そんな水属性のデッキと言えば…
そう、ゴーティスですね🐟
シーラカンスの項目でも少し触れましたが水霊媒師エリアは魚族系統のデッキとは比較的相性が良い効果となってます。
これを魚GSではなくゴーティスデッキでみるとどうでしょうか。
コストとなるモンスターに関してはゴーティスの特徴とも言える帰還能力持ち下級モンスター達全てがコストとして機能します。
また、墓地に落ちて欲しいシフやゼップをコストにできるのは都合が良く無駄になりません。
サーチ先としても1枚初動のデッドリーフや手札にペイシスが居るならばサイクスをサーチ→ペイシスnsからの効果起動でssという理想的な動きに入れます。
2枚の組み合わせで細かなアクションを起こすゴーティスにとってほぼ好きなカードをサーチできるエリアは非常にありがたいサーチカードです。
■デッキの話
●レシピをザックリ解説
現在使用しているのはこんな感じ、公認での戦績は…
・シングル:8-4
・マッチ5-2
ちょっと試行回数足りて無いですが悪くはなさそうな印象です。
特筆点としてはシングル、マッチともに1勝以上天盃龍から勝ち星が上げられている点でしょうか。
コストとして捨てたモンスターも有効活用するために最果ての宇宙も採用、召喚権を用いないビッグアクション用のパーツとして鬼ガエル+鏡魔師のパッケージも採用しており、純寄りのゴーティスだと本来難しい「動けそうなら自ターンに大きく動く」選択肢も用意してます。
・水霊媒師エリア
2枚同時に引くと事故になってしまうので一旦2枚採用に止めています。とはいえ、サーチ範囲の広さと実用性はかなり高いので3積みでも問題ないとは思います。
・鏡魔師パッケージ
鬼ガエル、鏡魔師、晶壁のセットは鏡魔師蘇生から効果を使えばトークン2体残してアリオンポスが作れます。
墓地に魚が溜まらない欠点はあるものの自ターンに狙えるビッグアクションとして搭載してます。
ゴーティスは下級は☆2ばかりなのでスプライトスプリントを作りやすく効果でデッキから落としたり、鏡魔師のサーチ効果が止められてもアネモネで釣るなどアクセス・貫通手段が多い動き。
何よりエリアの効果で下級ゴーティスを捨てて鬼ガエルをサーチしたり、仕事が終わった鬼ガエルを効果で回収してエリアのコストにするなどエリアと鬼ガエルのシナジーの良さもパッケージの搭載理由になります。
・下級ゴーティス群
エリアや鬼ガエルのコストとなる用にシフも2枚採用し若干多めに枠をとっています。
キーフがフル投入なのもデッドリーフ+キーフでスプリントを作るパターンを再現させるためです。
以前までのゴーティスであればここまで下級を多めに採用するのであればアングラーの枚数も増やしていた所ですが今はデッキ枚数の関係で1に留めてます。
この辺りはまだまだ調整中の部分でもあるので好みで増減の余地は十分あると思います。
・上級ゴーティス
おそらく最も謎なのがイーノックの採用、これに関してはエリアでサーチ可能になったので場に出せる機会が増やせたため採用しています。
イーノックからサーチ出来るチェインはテーマ内で唯一のバトルフェイズ中に自分からシンクロ宣言を行うトリガーになります。
天盃龍戦ではここから最果てを作り盤面をリセットする狙いがあります。
とは言え、開門を持たれていると貫通されてしまうので運がどうしても絡んでしまうものの、これまで事実上の詰み対面であった天盃龍にワンチャンス発生している時点でゴーティスとしては大きな意味があると思い採用しています。
開門を止めるためにうららも採用したいのですが現在はプルリアとの入れ替え枠としてサイドに入れた状態になってます、この辺も試行回数積んでメインうららにするべきかは精査が必要な部分ですね。
サイクス、スノーピオスはエリアのコストになり難いので枚数抑えめでの採用になってます。
・ホップイヤー飛行隊
見た目の妨害数を誤魔化せるためメインから採用してみています。
現状非常に仕事をしてくれていますが、ラッキーなだけの可能性も高いのでこちらも審議枠です。
・最果ての宇宙
エリアと鬼ガエルで墓地にモンスターを落とす機会が多く、これらを再度コストとして利用するために採用してます。
無くても回るのですが、コストとして墓地に落としたゴーティスは確実に除外したいので今回の構築であれば採用する方がベターかと思ってます。
●カード間のシナジーを見る
ゴーティスは様々な2枚パーツの組み合わせを初動および貫通パーツとして用いる事でチューナーを除外しつつ非チューナーを場に残す事を目指します。
このシナジーのあるカードの組み合わせをかなり自由に揃える事が出来るのがエリアを採用する最大の利点です。
そして、捨てたコストをゴーティスのギミックでは有効的に活用しやすく、手札のカードによって狙える動きのより良いパーツを探しに行ける点がこれまでに無かった動きでもあります。
最後にエリアで探すパーツの仕事を簡単に説明して本noteを〆ます。
・上級ゴーティスをサーチする
サイクス、スノーピオスはこのデッキではほぼ全てのモンスターをコストにサーチ出来るカードです。
スノーピオスに関しては単品である程度の仕事があるため既に手札がある程度良く、アリオンポスのシンクロ時サーチ効果に墓穴撃たれる可能性があるなら雑に持ってきてしまっても良いカード。
サイクスは他のカードとの組み合わせ前提なので完全に単体完結では無いのですが、ペイシスから出したり場に残っている鬼ガエルをリリースして出したりと早めに場に出して毎ターン仕事させたいモンスターです。
・ペイシス経由
そして、先程紹介したサイクスや次に紹介するイーノックはペイシスと揃える事で容易に特殊召喚し、効果を使う事が出来ます。
鬼ガエルを先に出してリリースコストにしても良く、この辺りの2枚組を揃える事がエリアの採用で容易になります。
・イーノックとチェイン
イーノックを採用しているのは元々ゴーティスチェインをサーチするためという理由があります。
このゴーティスチェイン、あまり知られていないのですが何を隠そうあのPOTE産のテーマ罠という事もあり性能が尋常ではありません。
本来ゴーティスはメインフェイズでしかシンクロによる妨害が行えないのですがこのチェインを用いればメイン以外でも好きなタイミングでサイクスをリクルートしゼップ→8シンクロへと繋げる事が出来ます。
特にバトルフェイズ中にシンクロを行える様になるので天盃龍との対戦時にバトルフェイズ中に白鯨を出して盤面を一掃、開門さえなければターンを凌げる可能性が上がります。
イーノック自身もコストとして除外されたゼップを回収するなど実はかなりやれる事が多いモンスターなのでサーチ力が上がった分、プレーの選択肢を増やすために投入しています。
・デッドリーフ
召喚権が余りそうな時はデッドリーフのサーチが有効、ゴーティスとしてはありがたい完全1枚初動です。
・鬼ガエル、鏡魔師
召喚権を使わずアリオンポスを作れるのが鬼ガエルおよび鏡魔師を用いる強みです。
特にゴーティスでは自ターンに大きめのアクションを取る方法が存在せず、相手に誘発がもう無さそうなのに召喚権切ったら大きく動けないという事も多く、そう言った弱点も解決してくれます。
スーパイと違い水属性なのでエリアのサーチになるのはもちろん、コストにもなるので素引きしてしまった鏡魔師も腐り難いです。
・アングラー、キーフ
特殊召喚効果を持つこの2体はアリオンポス、もしくはスプリンドを作る素材として活躍します。
デッドリーフを止められたのでキーフを出してスプリンドから鏡魔師を落としたり、鏡魔師がヴェーラーを受けたのでアングラーを出してアリオンポスを作るなど場面に合わせた貫通札として機能してくれます。
■おわりに
駆け足気味でしたがゴーティスに水霊媒師エリアを採用する話でした。
手札消費の激しさも元より盤面のみでリソースが循環するため手札が無くなっても動き続けられるゴーティスであれば問題なく、事故軽減や貫通補助に一役買ってくれるパーツはゴーティスが欲していた1枚です。
強くてかわいいエリアちゃん、是非とも試してみてはいかがでしょうか🐟🐠
お し ま い