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植物にも〈品質〉ってあるんだけど知ってる?

あらゆる製品には品質の良し悪しがあるかと思いますが、それは植物も然りです。
良い植物もあれば、あんまりそうでもないものもたくさんあります。

なんなら世の中に出回ってる植物で「お、コレ良いじゃん」っていうものはどちらかというと少ないのではないでしょうか。どうでしょうか。そんなこと聞かれてもわかりませんか?


それじゃあ、良い植物とはどんなものなんですか?と。

と言いつつ、人によってどんなものが「良い植物」なのかは、付き合い方や価値観によって変わってくるので絶対的な答えなどございません。

冒頭から元も子もない言いようですが、ここでは<LUFFとしてはこんな植物が「良い植物」だと考えてます>、というのを書きます。

LUFFが考える「良い植物」とは、やはり売れる植物ですね。

植物が売れないとその先に待っているのは、売上減→廃業→貧困→子供の非行→家庭崩壊→孤独死、が確定の人生です。
なので最も良い植物は売れる植物。それが高額だと尚良しです。

戯れはこのくらいにしておいて、植物にフォーカスしたときに一番大事なのは

根がしっかりしている植物

これに尽きます。

根がしっかりしてさえいれば他は何もいらないといってしまってもいいくらい、これが重要です。

芸能人は歯が命、という有名なことわざがありますが「観葉植物は根が命」です。

この植物、枝ぶりが曲がっててオシャレ!! ←あ、そう
珍しい貴重な食物!! ←へぇ…で?
この木、根っこがしっかりしてるよ!! ←最高やん!!

これくらいテンションの差がでるほど根は重要です。

じゃあ、根がしっかりしていると何がいいのん?と、なってきますよね?

それは以下の4点

1.丈夫
2.水切れ•水のやりすぎに強い
3.鉢が小さくて済む
4.成長が遅い


1,丈夫

これは字のごとくそのままですね。
しっかり根が張っている植物は丈夫です。

例えば、光量不足、低温・高温、水切れ、水のやり過ぎ、などなど
どの属性攻撃にも耐性が上がります。

要は根がしっかりしている植物は体力がある、と解釈していただいて差し支えないと思います。

2,水切れ・水のやり過ぎに強い

「1」とちょっとかぶっていますが、鉢の隅々まで根があると水分を残らず吸えるので、多少「水やり忘れちゃった」となってもへっちゃらだったりします。
そして相反する感じのする、「水のやり過ぎに強い」というのもロジックは同じで、根っこが隅々までしっかりあれば水をよく吸うので土が乾きやすいということです。

土が乾きやすいというと、なんで水切れに強いんや?という矛盾が出てきますね。
でも、生きることって矛盾の連続じゃありませんか?
その矛盾を飲み込んで、自分なりに折り合いをつけて。
そうやって人生は続いていくものです。

(脱線ばかりで説明がだんだん大変になってきたので、ここからはアナタの想像力を見越してのざっくり説明で)

さあ、想像してください。

高さ100cmの植木鉢が2つあります。
そこには植物が植えてあります。
Aの植物は鉢の上部から10cm下まで根っこが生えています。
Bの植物は鉢の下までびっしり根っこが生えています。

鉢の中にある水分をより多くゲットできるのはどちらですか?
もちろんB。

↑これが「水切れに強い」ということです。

さぁ、じゃあ今度は水をやりすぎて、鉢の下の方に残ってしまった水分をゲットできるのはどちらですか?
これもB。
というか、Aは下の方に残った水分を吸うことができず、ずっと土が湿ったままの状態になります。
ということはどうなりますか?

そうですね、根腐れ→家庭崩壊の流れです。

3,植木鉢が小さくてすむ

植物の目に見えている部分(地上の部分)は根っこの量の答えみたいな部分があります。
根っこがしっかりしていると、地上部もボリュームよく枝ぶりよく葉の量も多い。
LUFFで販売している植物はほとんどが、植物のボリュームに対して植木鉢が小さい印象をうけると思います。(そんなの知らんか、、)

鉢が小さいことが良いというわけではないのですが、鉢が小さいのに植物が大きいということは根の量が多くしっかりしているという事。

(ただし、これは素人さんには見破れないであろうマヤカシもあるので、「あぁそうなんだ 」くらいの認識でいてください。)
「鉢が小さいから良い」ではなく、「大きい植物なのに鉢が小さいということは良い感じなんだろうな」くらいでよろしく。

4,成長が遅い

これは賛否両論、炎上覚悟の項目。
植物の地上部の成長は根っこの量の答え、と先述しました。

根っこが伸びれば、枝葉も伸びる。

元気があればなんでもできる、みたいな語呂ですが、根っこが伸びると地上部もどんどん伸びていきます。

ええやないの。
まぁ大体の人はそう思うでしょうが、もちろんそれはそれで良いことです。

経済成長なくして日本の未来なぞ無い、そうおっしゃりたい気持ちもわかりますが、私が懸念しているのはアナタのお部屋の未来です。

どんどん成長してくれるのは気持ち良いですし、植物を育てる醍醐味でもあります。

ただ逆を言えば、買ったときの形からどんどん変化していって、ただでさえ剪定とかしないアナタの部屋で放置し不格好に伸びて枝の先にしか葉っぱがない状態の植物を目の前に「あの頃は良かったのに」的な哀愁と喪失感漂うノスタルジックでメランコリックな精神状態へと追い込まれる可能性も併せ持っています。下手したら過程崩壊です。

こればっかりは目的と付き合い方によってメリットともデメリットともとれます。

ガンガン育てたい人は植替えとかすればいいし、自由にやっていただいて良いと思います。

ただ、<成長が遅い>の項目に関しては、鉢のサイズに対しての相対的な根っこの量(厳密にいえば、根っこが伸びる余白)の話なので、根っこの絶対的な量は多いに越したことはありませんのでね。お間違いなく。

じゃあ、どうやって根がしっかりしてるもの選ぶの、というのはまた別の機会に。
また根。


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