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エバーフレッシュの育て方

エバーフレッシュの育て方


別名 アカサヤネムノキ(そう呼んでるヤツみたことない)
本名 ピテケロビウム
東南アジアとかが原産地らしいです。

エバーフレッシュ、人気ですねぇ。
私も好きです。エバーフレッシュ。
名前が良いですよね。ストレートにフレッシュっていっちゃてるくらいだから、やっぱりフレッシュな感じがします。

わかりやすくて育てやすいし、時に南国っぽく、時にスタイリッシュに、またあるときは和風にもなってくれます。

エバーフレッシュの特徴

一番の特徴としては、夜になると葉っぱが閉じること。
なんででしょうね?

詳しいことは忘れちゃったけど、葉っぱの付け根あたりの水の動きがどうのこうので葉っぱが閉じる仕組みだったと思います。

仕組みはそうなんだけど、じゃあなんで閉じる必要があるのや?ということが疑問。
まぁどうせ葉っぱからの水分の蒸発を減らすためだろうけど・・・

人間が人生の殆どを「金と恋愛とダイエット」のことで費やしているように、植物は形から生き方までその殆どの労力を「光と水」を確保するために費やしていることを考えると、やはり水分蒸発阻止説が有力ではないでしょうか。

水をよく吸う

さて、アカデミックな探究心の冒険は置いといて…
育て方ですが、エバーフレッシュは育てやすいと思います。
何を以て育てやすいというのかといえば、水をよく吸うからです。

水をよく吸う=土が早く乾く=水のやり過ぎになりにくい

室内で植物を枯らしてしまう原因のトップを独走する「水のやり過ぎ」
水をやり過ぎると根腐れしてしまうんですね。(ちなみに私は、根腐れと言っても実は「土が腐ってそれで根っこも腐る」というのがホントのところだと思ってます)

エバーフレッシュはどんどん水を吸ってくれるので、根腐れしづらい。それが利点です。

ただし逆をいえば、水をよく吸うので油断すると水切れさせてしまうということでもあります。

エバーフレッシュを水切れさせると、それはもう悲しくなるくらい葉っぱが落ちます。

水切れさせてしまっても、すぐに気付けば葉っぱが落ちるだけで済みますが(それでもマルハゲになるけど)、気づくのが遅いとそのまま枯れますのでご注意。
エバーフレッシュは水のやり忘れに注意してください。

エアコン注意!

もう一点、重要な気をつけてほしいことがあります。
それはエアコン。特に暖房。

暖房の風がおもいっきりあたるような場所に置いてしまうと、一夜にして葉っぱが全部チリチリになってこれまた悲しい朝を迎えることになります。
暖房の風があたって葉っぱが揺れるような場所には決して置かないように。

ちなみに<エアコン>というのは<エアーコンディショナー>の略です。
専門用語を羅列して読者を置いてけぼりにしてしまわないよう、一応。

上記2点気をつけてれば大体大丈夫だと思います。
それさえ気をつければ、個人的には育てやすいと思います。

あとはさらっと、特徴や注意点とかを・・・

明るく暖かく元気よく

なるべく明るく暖かい場所で育てる。
ある程度光が少ない場所でも育ちますが、暗いとポツポツ落葉してきます。
そして、葉っぱが大きくなってダルっとだらしない感じに育ちます。
よく日に当てて育ててるエバーフレッシュは葉っぱがコンパクトにまとまってシャキっとしていてフレッシュ感が段違いです。

あと、こいつはあんまり寒さには強くないです。
一般的な室内であれば心配無いですが、10℃を下回るような環境は要注意。
水を消費しがちな植物なのに活性が下がって水を吸わなくなる→水不足というワガママさんです。

何度か屋外冬越しチャレンジにエントリーしましたが、毎回12月の時点で早々に敗退してます。

あと、日中に葉っぱが閉じてたら水切れの可能性大
通常、夜になると葉っぱを閉じますが昼間に葉っぱを閉じてたら要注意です。
その場合は大体水が足りないサインです。地味めなアピールですがわかりやすいので、見かけたらすぐ水。
(ちなみに薬を噴霧したり、配達で車に積んだりしたときも葉っぱを閉じます)

害虫 まぁつかなくはない 

カイガラムシがつきやすい
やや付きやすい印象ですね。
ややというか、どちらかというと付きやすいです。
(売れなくなったら嫌なので、少し控えめに言ってしまいました)

綿みたいな白いタイプがほとんどで、まれ何かテカったゴマみたいなやつがいることもあります。
葉っぱがテカっていたり、植物の周りの床とかがベタついていたら、間違いなくカイガラムシがいますのでなんとかしてください。

花が咲くことがあるよ。豆もなる。

花が咲いたり豆が実ったりする
何タイミングかわかりませんが、急にたくさん花が咲くことがあります。
マメ科の花らしく、まんまるふわふわのお花ちゃんです。
たんぽぽの綿毛みたいな。

大してキレイな花ではありませんが、シェフレラの花なんかと違って、まあまあ嬉しい部類ではないでしょうか。

そして花のあとには豆が実ることがあります。赤いサヤインゲンみたいな豆です(アカサヤネムノキたる所以)。
サヤが赤で豆自体は黒。
ロードウォーリアーズの髪無い方みたいな色づかい。

結構攻めた配色ですので、一度は見る価値ありかもしれません。
(ちなみに豆を撒くと、ベビーフレッシュが芽をだすこともあります。カワイ)

なお、花や実が沢山つくと葉っぱが黄色くなったり落葉しやすくなったりします。
花とか見てみたい場合は、いくつかだけ残して後は取り除いたほうがいいかもしれませんね。(肥料とかやったら黄色くならないのかな?今度試してみますね)

成長速度が激早

多くのマメ科植物にも言えることですが、エバーフレッシュは成長が早いです。
かなり早いです。観葉植物ではトップじゃないでしょうか。
日当たりのいい場所で育てているのであればそれでいいですが、暗めの場所で育ててる場合はか細く伸びて葉っぱの重みでベロンベロンになる危険性があるので要注意です。

明るさがいずれの場合もちょくちょく剪定したほうがいいと思います。
大きく育てたい場合でもこまめに剪定したほうが良い形に育ちます。
(葉っぱがつく枝の数が増えるし、枝数が増えれば一つ一つの葉っぱがコンパクトになって素敵)

ちなみに、エバーフレッシュ(にかぎらず他の植物も)がベロンベロンに育っているからと言って支柱をで支えるのはオススメしません。

植物の成長に伴って死ぬまで支柱を継ぎ足し続ける覚悟があるなら止めませんが、支柱は呪いとほぼ同意ですのでやめといたほうがいいです。

糖質制限ダイエットみたいなもんです。
あなた、一生白米食べない覚悟あるんですか?
イタリアに旅行に来たのにパスタを我慢することができるんですか?

あて布して短期的に取り繕っても、根本的なことを良くしない限りは解決しません。

支柱も一度やり始めたら一生やり続けるか、くじけて樹形崩壊するか、行くも帰るも地獄状態にハマるだけです。
カッコよくことわざに言い換えると、前門の虎 肛門の狼ってやつです。

剪定や支柱の話はいずれ別記事で書きますね。
それまでは手で支えるなりしていてください

最後にまとめ

水をしっかりやる!
なるべく明るい場所・暖かい場所
成長早いからバシバシ切りましょう


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