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神々の遊び <放置植物>

水もやらない、何もしない。でお馴染みのLUFFの<放置植物>
一度蓋を閉めたらそのまま放置し、その中で生態系が繰り広げられる様子を観察して遊ぶ。
それが私の考案した<放置植物>

最初は左 年月が過ぎると右

2013年頃から試作を繰り返し、数年間の試行錯誤の末にやっと商品としてリリースすることができたLUFFのオリジナル商品です。

密封されたビンの中に入れられた植物たちは、時間の経過とともに成長しては枯れ、枯れては再生する。
それを繰り返し長い期間生き続けます。
「長い期間」と書いたのは、誰もその先を知らないからです。
オシャレな言い回しで言うと、nobody knowsというやつですね。

こうやって書いている今も、想像しただけでワクワクするし、どっかに売ってたら「絶対買うんですけどぉ」って個人的には思うのですが、そこまで大ブレイクする雰囲気がありません。
冒頭の『水もやらない、何もしない』も合わせて、全く浸透していない…

違うの?
時代が?
独りよがりなのでしょうか…
『別に放置なんかしたくねぇよ』と心の中ではみんな叫んでるんですか?


LUFFの放置植物は2016年くらいから放置してるものがありますが、今も成長と衰退を繰り返しています。
(1つはとても綺麗に育っていて、もう1つは何かもうエライことになってます)

エライことになってるやつ

放置植物はテラリウムとかパルダリウムと呼ばれているジャンルに見た目は似ているものですが、根本の考え方が全く異なります。
放置植物は人間という生き物がやりがちな、健やかに育てようとしたり体裁よく整えたりするような、そんな小さな世界の話ではないのです。

瓶の中に自分だけの世界を創り、そこで生まれるドラマを楽しむという、暇を持て余した神々の遊びなのです。

↑モンスターエンジンのコレが好きで、昔から「私だ」を使わせてもらってるけど、誰もコレだと気づいてくれないし、流行らない…


ひとつ誤解して欲しくないのは前述したとおりで、放置植物とは<ビンの中の植物がどうなっていくか観察する遊び>です。
植物を育てるというものではありません。(勝手に育っていくけど)

どんな風に育っていくか誰にもわからないし(オシャレに言うとnobody knows)、ほぼ確実にキレイに育つこともないでしょう。

それでも抱えられる程度の大きさのビンの中で植物が成長したり、時には花を咲かせたり、それを考えるとなんだか神秘的で生命の奇跡を感じませんか?
感じませんね?

人間という生き物にこの楽しさを理解しろというのは酷かもしれませんが、私くらいのレベルになると興味が湧いてくると思います。

どデカいのも作ってみたら、中にカタツムリが混入してたらしく、いまでは楽園になっている

水もやらないし何もしない。
アナタはなんにもすることがないんですが、ただただビンの中で繰り広げられる生存競争や生態系を神になったつもりで見守ってください。

このビンを手に入れればアナタも神の仲間入りです。

なお、神業界も諸々の値上がりが厳しく、以前より少し値段をアップしました。神値上げです。
今後も上がるかもしれませんが悪しからずね。



放置植物の育て方

1、放置。
2、捨てない
3、誰かに捨てられないようにする

放置植物を育てる(?)上で、1つだけとても重要なことがあります。
唯一の弱点は容器内の温度が高くなってしまうことです。
容器内の温度が高くなりすぎると簡単に枯れます。

直射日光が当たるような場所に置くと、ものの数分〜数十分で致命傷となります。
これだけは本当に避けてください。
あとエアコンの風が直接当たり続ける場所もNGですね、たぶん。

良い置き場所は
直射日光の当たらない明るい場所や、デスクライトとか照明の下など

直射日光はNG(容器内の温度が上がり過ぎるのはNG)ですが、明るいに越したことはないので、LEDライトとか当ててやってもいいかもしれませんね。

置き場所さえ間違えなければ本当に何もしないでOKです。

伸びてもそのまま放置が基本ですが、形が気になったりする人は蓋を開けてカットとかしても別にかまいません。
開けたらダメになるとかではないので。
ただ、それをするなら普通に植物育てたらいいじゃんと思いますけど。

ぜひ神の遊びを愉しんでみてください。LUFFに売ってます。

出来たてはこんな感じ


いろんな種類の植物で試して、いろんな種類の失敗をしたぞ


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