ジャボチカバの育て方
ジャボチカバの特徴
ジャボチカバはブラジル原産の植物観葉植物としてはレアな種類で、流通量はあまりありません。あったとしても、「これイイね、仕入れよっと」となるレベルのものはとても少ないです。私が植物の仕入れに対してストイック過ぎるのかもしれませんが、お眼鏡に叶うものが少ないのでなかなか入荷しません。
そして、このジャボチカバには小葉タイプと大葉タイプがあります。
何が違うかというと葉っぱの大きさです。当たり前ですね。普通わかりますよね。
正確にはジャボチカバには3種類ぐらい品種があるようです。
小さい葉っぱのタイプと大きい葉っぱのタイプ、もう1つはわかりません。
見たことないし、もしかしたら見たことあっても区別できないだけかもしれません。
実がなる キモいけど
このジャボチカバの1番の特徴は実。
「み」です。
この木は果樹なんです。果実が実る木。
巨峰みたいな果実が実ります。
子供の絵とかを見ると、たまに「おぉそっから手足を生やしたか…」というような、生物の基礎構造を超越した個性的でユニークで革新的なタイプのものがありますが、このジャボチカバの実も「マジか」という感じで実ります。
詳しくは<ジャボチカバ 実>で画像検索してもらえればよろしいかと思いますが、100人中100人が「そこですか…」という感想になると思います。
さらに言うと、実り方がとってもキモいです。
日頃、我が子には『キモい』という言葉はあまり使わない方がいいよ、と教えてているので「モイキー」に言い換えますが、本当にモイキーです。
画像検索はしてはいけません。
するなよ。絶対するなよ。
そんなモイキーなジャボチカバですが、その実はすごく美味しいというところがまたギャップがあって萌えます。
ナタデココをヤクルトとアンバサに三日三晩漬け込んだような味で、本当に美味しい。AEONで売ってたら買っちゃうくらい美味です。
ちなみに私は大葉タイプのジャボチカバしか結実したところを見たことがありません。
小葉には結実しないのか、木のサイズの問題なのかたまたまなのかわかりませんが、大葉にはたくさん実るけど小葉にはつきません(ついたとこを見たことがありません)。
成長すると皮が剥ける
ちょっと不穏な響きですがジャボチカバは成長にともなって皮がむけます。
幹が太くなる過程で外側の樹皮がちぎれて(?)剥がれていきます。
たまに心配するひとがいますが、全く問題ありません。むしろ健康です。
むけるとツルツルで気持ちいいいですが、またいずれその皮もむけていきます。
ちなみに同じフトモモ科のユーカリとかティーツリーも成長とともに樹皮がはがれて育ちます。
置き場所
正直、世間的にジャボチカバが室内観葉植物として売られているのか外で育てる植物として扱われているのかわからないのですが、LUFF的なアンサーとしては「外だと安心して育てられるよね」という感じです。
室内でも育てられるのですが、かなり光が確保できる場合に限ります。
ジャボチカバは<ちっちゃい葉っぱがたくさんついちゃってる系>の植物なので、例に漏れず、光が足りないとコブクロの桜のMVくらい葉っぱが散ります。
部屋の中でも窓際で午前中はずっと光当たります、絶対大丈夫です自信あります!みたいな部屋なら大丈夫ですが、直接日が当たらなかったり暗い場所の場合はオススメしません。
寒さには強い
寒さには強いので屋外でも余裕です(少なくとも東京近郊は)。
冬の寒さで葉っぱが紅葉(というか茶色っぽくなる)するのがまたキレイです。
成長期の新芽もツルツルフレッシュでキレイです。
大抵の場合、外であれば日陰でも室内よりは何倍も(下手すれば何100倍も)明るいので、外であれば多少暗いところでも育てられると思います。
なので、外で育てるのをオススメしたい。(でも室内にあるとすごくいい雰囲気なんだけどね)
葉が落ちるタイミングがある
基本的には常緑の植物ですが、健康に育てていても(健康だからこそ)葉を落とすタイミングがあります。
それは新芽が出てくる時期ですね。
大抵の場合が春の成長のタイミングです。
犬とかも毛の抜け替わりかなんかでスッゴイ毛が抜ける時期ありますよね。あんな感じです。
全体はマルハゲになってるわけじゃないけど、葉っぱが落ちる。
古い葉っぱを捨てて新しい葉っぱにしてるんですね。
常緑の植物といっても、同じ葉っぱをずっと使っているわけではなくて、古くなったものはどんどん捨てて更新していってますからね。
(桜が咲いてるころに落ち葉がいっぱい落ちてるのを気に掛けたことありますか?あれはクスノキ(常緑)が新しい葉っぱを出して古い葉っぱを捨ててるその落ち葉です)
水やり
水は結構必要とするタイプです。
毎度のことながら、根の張り具合や葉っぱの量によるので他のお店で売ってるジャボチカバのことは知りませんが、他の観葉植物と比べて相対的に水はよく吸う方です。
<細かい葉っぱが〜>系の植物なので、ここでも例に漏れず、水が不足するとメチャメチャ葉っぱ落ちます。
ヨルシカ 春泥棒のMVくらい落ちます。
水切れに早く気づいて水をやればまた芽吹いてきますが、それでも水をやったからといってすぐに落葉が止まるわけではなく、しばらくの間は春泥棒されるので覚悟しておいてください。
素人だとめげてしまうくらい葉っぱ落ちますからね。
まとめ
置き場所は、室内ならめっちゃ日が当たるところ。
寒さに強いから外でもイケちゃう。
水はよく吸うので切らさないように。(ずっと土を濡らしておくって意味ではないよ。乾いたらしっかりやる。やり忘れない)
実はキモいがウマイ。
大葉タイプにしか実がつかない(つかないというわけではないかもしれないけど、小葉タイプについてるとこ見たことない)
皮が剥けるが気にするな
レア植物
<ジャボチカバ 実>で画像検索してはならない