アークナイツ統合戦略#2 厄災の宴で傷心の巨錠/劇団の喉舌/劇作家に勝つ方法
この記事は、私(ninnniku)が統合戦略#2 ファントムと赤き貴石の"厄災の宴"(ハードモード)を240通り(デメリット秘宝6種×10分隊×エンディング4種)クリアした際の、傷心の巨錠/劇団の喉舌/劇作家END狙いでの戦略をざっくり解説するものです。
ルシアンENDと、5層までのステージの解説はこちら。
今回も、初手は百錬ガヴィル・オーキッド・アンセルでスタートして、全分隊に応用可能な戦い方を紹介します。
傷心の巨錠
前半でボス戦関連の戦略を述べて、後半でルシアンENDと比較したときの道中戦略の違いを述べる。
ボス性能(傷心の巨錠)
攻撃面:
ATK 1,000(+25%時)~1,196(+49.5%時)。通常攻撃は無限射程の2体同時物理攻撃で、固有の優先順位を持たないので、対象は配置順や「狙われやすい」「狙われにくい」でコントロール可能。通常攻撃とは別にカウンター能力を持っており、20回攻撃を受けるごとに、配置中のオペレーター全員に攻撃力の100%の術ダメージを与える。戦闘開始から480秒経過すると、配置中のオペレーター全員に攻撃力の200%の術ダメージを与え、耐久値を-30し、自身は退場する(ので、耐久値を残した上で画面上に残った敵を処理できれば勝利になる)。カウンターや退場時の全体攻撃は「ステルス」状態で回避可能だが、「迷彩」状態では回避できない。
耐久面:
HP 375,000(+25%時)~507,000(+69%時)、DEF 875(+25%時)~1046(+49.5%時)。術耐性60。戦闘中、45秒毎(開始直後だけは60秒後)に、最大HPの15%分のシールドを展開する。シールド展開中は通常攻撃が停止し、敵の移動速度が最大2倍まで徐々に加速する。シールドが残ったまま45秒が経過しても貼り直しはしない。
[※2024/3/17追記:
シールドが残ったまま45秒が経過すると、シールドが1枚ストックされた状態になる(シールドが割れると即座に次のシールドを展開する状態になる)。ストック可能なのは1回分のみで、この状態ではさらに次のシールドまで待機時間となる45秒のカウントは進まず、シールドが割られてストック中のシールドが展開された時点から、次の45秒のカウントが始まる。]
「空白の遺書」を所持していない場合、毎秒最大HPの0.25%を回復する。
いずれの割合(15%, 0.25%)も、秘宝によるHP増減を経たあとの最大HPを基に計算される。
「最期の願い」でめざす布陣
↓が基本形。百錬ガヴィルS2と、ムリナールS3を交互に当てて削る。
ステージ初動の注意点
総論:
布陣完成までに医療が倒されると何もできなくなるので、医療が攻撃を受けるのは多くても連続2回までになるように配置順を考える。不慣れなうちは、初期コスト増加秘宝があるとありがたい。初動候補1:
中央に横向きカンタービレ → ムリナールで開始。カンタービレは巨錠に倒される前に撤退する。昇進できていればS2を全弾打ちきるまで居座れることもあるが、S1で5コストくらい稼いで撤退するだけでも元は取れる。
その後は医療→地上の2枚をセットで配置して、巨錠の攻撃をムリナール+地上職で引き受けるようにする。よくやるのは、左にブリーズ→百錬ガヴィル→右にパフューマー→前衛アーミヤ→パゼオンカ/遊龍チェン(採用している場合)→重装ニアール、の順。初動候補2:
敵が先に湧いた側をイネスS2で封鎖して、それからムリナールを配置する。次に置く医療でイネスを回復できるようにすれば、しばらく居座ったままコストを回収できる。残りの動きは候補1とほぼ同じ。初動候補3:ムリナールがいない場合。
通常攻撃のターゲット管理が難しく、初動がかなり難しくなる。初期コストおよび耐久値に余裕があれば、初回のシールドまでは手を出さないでおいて、通常攻撃が止まってから好きなように布陣を組む方法もある。イネスS2 → しばらく素通し → シールドを貼らせる →医療2枚、百錬ガヴィル、その他火力役・封鎖役を配置する → 巨錠への攻撃を開始、などの手順。
要求戦力と、候補となるオペレーター
回復役
群癒師を2名連れていきたい。1名はパフューマーで、もう1名はフィリオプシスとブリーズのうち、育成済みのほうを選ぶとよい。医療招集が少ないときは、昇進2のパフューマー+アンセルよりも、昇進1のパフューマー+昇進1のブリーズ(or フィリオプシス)がよい。クエルクスも、S1起動まで巨錠にシールドを張らせたまま待てる耐久値があれば、採用できる。重装のATKや強撃スキルの火力が伸びた回ならサリアも選択肢。ルートの封鎖役:総論
流れてくる敵は、無名の精鋭騎士、灰尾香主、マドロック隊実働部隊長、怒れる墓守の石像、運搬用からくりの5種。術シールド持ちの2種(灰尾香主、マドロック隊実働部隊長)はそれなりの数が流れてくるので、差し込みに頼らず処理できることが望ましい。灰尾香主は術シールド展開中のDEFが2000を超えていて物理に硬く、マドロック隊実働部隊長はATK 1250(+25%時)~1400(+40%時)でシールド展開中は攻撃速度上昇があるので突破力が高い。左ルートの封鎖役
よほど秘宝条件が悪くなければ、医療を付けた百錬ガヴィルひとりで封鎖できる。敵が溜まってきたらS2を発動しながら巨錠を殴る運用でよい。右ルートの封鎖役
前衛アーミヤ+重装ニアールで封鎖する方法が、道中招集に無理が出にくくて使いやすい。アーミヤ+ニアールのかわりに、シャレムもよい。対巨錠の火力役
ムリナールを最優先で採用する。スキル中はカラクリ・石像も一網打尽にできるのと、挑発持ちなので巨錠の通常攻撃のうち1体分を常に引き受けられるのがとても優秀。次にパゼオンカ(S3発動中のタイプライターのみで殴る運用がオススメ)や遊龍チェンも使いやすく、ほか秘宝や招集券が噛み合えばパラス、チョンユエ、ホルン、プロヴァンス、シュヴァルツ、カゼマルなども採用できる。遊撃役
カラクリが高台に近づく前に倒すのと、飛んだ石像を倒すのが主な役割。ムリナールがスキルを振っているあいだは全部処理してくれるので、その間隙を埋められればよい。キリンRヤトウ、血掟テキサスの両方が強いが、この役割だけでみるならキリンRヤトウのほうが小回りが効く。カンタービレも、初動の補助+カラクリの処理をある程度兼任できるのでよい。希望があればイネスももちろんよい(S2の起動がカンタービレより遅いことには注意が必要)。遊龍チェンやパゼオンカは、対巨錠のダメージソースと、このカラクリ・石像を倒す役割を兼任できる点が強い。
配置位置の例
A: ムリナールを左向きに置く。
B: 左右それぞれ群癒師を置く。Eで遊龍チェンを使う場合は、左側はBではなくbに置く。
C: 百錬ガヴィルを右向きに置く。cでもよい。チョンユエや耀騎士ニアール、パラスを火力役とする場合は彼らをCに置き、百錬ガヴィルはcやc'で運用する。c'下向きの百錬ガヴィルは、カラクリ対策で強い。
D: 前衛アーミヤ、重装ニアール、シャレムなどを並べる。
E: 遊龍チェンを採用する場合は、ここに右向きに置く。
F: パゼオンカを採用する場合は、ここに左向きに置き、タイプライターをfなどに出張させる。
シュヴァルツ、プロヴァンス、カゼマルなどを火力役とする場合は、右の布陣は上の高台周辺に固める必要があるが、こうするとムリナールで両レーンのカラクリ・石像を倒す動きができなくなるので、少し安定性に欠ける布陣になる。
フラグイベント
苦しみからの解放?
1層から4層で出現する。希望-1と引き換えに「ぼろぼろのぬいぐるみ」を入手できる。この時点で、5層ボスが「傷心の巨錠」に確定する。狂ったぬいぐるみ
「ぼろぼろのぬいぐるみ」を所持していると、1層から5層で出現する。耐久-3と引き換えに「無用なハサミ(希望+3、源石錐+11)」を入手し、以降「苦しみからの解放」が発生するようになる。
「苦しみからの解放」まで踏める見込みがない場合は、ハサミを拾わなくてもよい。苦しみからの解放
「無用なハサミ」を所持していると出現する(4層5層でよく出る。2層や3層で出るかどうかは筆者は把握していない)。無償かつ強制で「空白の遺書」を取得し、これにより傷心の巨錠のリジェネ能力が無効化される。
道中戦略の違い
「思わぬ遭遇」(以下"遭遇")の踏み方
これは「どのくらい巨錠ENDにこだわるか」に依存するので、オススメの攻略法というよりは、私がどんなスタイルでプレイしたか、という体験談になる。「ウルサスの曲刀」「ガリアのローブ」「ヴィクトリアのクラウン」「酒神のシンボル」所持回は、1-2層でそれぞれ最低1マスは遭遇を踏むようにして、それでぬいぐるみを拾えていなければ3層で遭遇を全力で踏む。
3層終了までにぬいぐるみを拾えれば、4層では戦力増強を優先し、5層に入った時点で遺書まで狙うかどうかを秘宝状況と相談する(遺書が欲しい場合は遭遇を全力で踏む)。
3層終了までにぬいぐるみを拾えなかった場合は、4層で遭遇を全力で踏み、あと遺書なしを前提に戦力を整える。「リターニアの王笏」「緋滲む貴石」所持回は遺書拾得は必須でないと考えて、3層後半~4層でぬいぐるみを拾うつもりで進める。「貴石」回はハサミを希望確保イベントとみなして、遺書までは狙わないルート選択をするのも有力な戦略だった。「王笏」所持回はよほど運がよくないとハサミが拾えないので、遺書なしで巨錠を倒せる戦力を揃えることに専念する。
招集優先度
以下の理由で、ムリナールと血掟テキサスの招集優先度が、ルシアンENDを狙う場合を比べてとても高くなっている。まず、巨錠戦で放浪医は役割がないので採用しなくてよい。狙撃も、他職のオペレーターで巨錠戦の石像を落とすなら必須ではない(とくに貴石所持回は、狙撃に希望を割く余裕がない展開が多い)。
放浪医不在だと、「奈落への吶喊」の不気味な観客を動きだす前に殲滅したいので、処理方法が欲しくなる。ムリナールと血掟テキサスが適する。
狙撃不在だと、道中の対空と牝鹿対策に不安が出るので、ムリナールと血掟テキサスが招集できるとよい。
劇団の喉舌
ボス戦解説の前に、6層ステージについて記載する。
6層 ステージ攻略
ウルサスの渇望:通常作戦は41、緊急作戦は43で追加敵確定
下レーンは百錬ガヴィルで封鎖すれば、後半でコマンドス隊長が2体続けて出現する場面以外は安泰。S3をセットすればブロック数が足りるようになるが、S2で上レーンに手出しをするほうが強い。
帝国砲撃誘導機3体は、右をファイヤーウォッチで、左を術師アーミヤS3で落として、残りをほかの戦力でなんとかする。秘宝状況によっては術師アーミヤS3の再配置が間に合う。ほかムリナール、ゴールデングロー、パゼオンカが適役。誘導機を落としきれない場合は、動き出したタイミングで適切にデコイを配置して、誘導機が右に退場するまで主戦力を守る。
上レーンは、ムリナールと百錬ガヴィルが交互にスキルを振っていればなんとかなるほか、百錬ガヴィル+ホルンS1+執行者の差し込みなどで対応可能。 凶悪ボンバークラッシャーに高台を殴られないような配置がよい。
サルカズの渇望:56は追加敵確定
ルシアンルートで解説した主力オペレーターの組み合わせ(カンタービレ、アンセル、マルベリー、百錬ガヴィル、前衛アーミヤ、ファイヤーウォッチ、任意の対ルシアン火力役)でほぼ足りる。唯一、序盤の下レーンのサルカズ刀術隊長ラッシュに対して火力が足りないので、そこに血掟テキサスかキリンRヤトウを投入して補えばよい。
ボス性能(劇団の喉舌)
攻撃面:
ATK 1,250(+25%時)~1,495(+49.5%時)。通常攻撃は2体同時術攻撃で、対象に攻撃力の20%の神経損傷を追加で与える。1回撃破されるまでは、45秒ごと(戦闘開始時は10秒後)に【召喚】を行い、司会アシスタント2-3体と不気味な観客を召喚する。
1回撃破されると、
1. 戦場内のすべての司会アシスタントを退場させ、
2. HPを全回復して復活し、
3. 同時に司会アシスタントを10体召喚し、
4. 10秒間、本体と司会アシスタントが無敵となり、
5. 以降【召喚】を使用しなくなる。
戦闘開始から480秒後、左の自陣に向かって移動を開始し、防衛ラインに到達すると耐久値を30減少させる。
耐久面:
能力値はほぼ意味がないので割愛する。永続無敵。司会アシスタントが1体撃破されるごとに、自身の最大HPの10%を失う。
司会アシスタントの仕様
HP 12,500(+25%時)~14,000(+40%時)、ATK 125(+25%時)~140(+40%時)、DEF 875 (+25%時)~980(+40%時)。
「狙われにくい」。
周囲8マスの味方に、攻撃力の50%の確定ダメージを0.5秒毎に与え、攻撃力-30%のデバフを継続的に付与する。複数のアシスタントの8マス圏内にいる味方は、確定ダメージを加算で、デバフを乗算で重複して受ける(2体からデバフを受けると、攻撃力-51%)。
劇団の喉舌の【召喚】で出現するアシスタントの位置の組み合わせは、上記①②③④の4通り。①②③④の順序はランダムだが、4通りが出尽くすまでは同じ配置は繰り返さない。4通り出尽くしたら次の4通りの順序は再びランダム化される(1324→1324と繰り返すのではなく、1324→1432のように順番が変わる)。出現時に、配置済みのアシスタントがすでにいる場合は、すでにいるアシスタントは消滅し、かわりに新しいアシスタントが出現する(見かけ上は、HPが回復したように見える)。
「茶番の終わり」でめざす布陣
左を百錬ガヴィルで、右をムリナール(もしくはシルバーアッシュ)+群癒師で封鎖する配置を基本とする。
要求戦力と、候補となるオペレーター
左右のルート封鎖
放浪医+任意の殴れるオペレーター、もしくは任意の医療+ブロック役2名、で封鎖できる。上で紹介した布陣の、前衛アーミヤ+ムリナールはブロック役2名としては不完全だが、ムリナールが道中含めてとても強いので採用しやすい。ムリナールをシルバーアッシュに替えると、ブロックは安定するがウルサスの渇望がやや不利になる。居座ってアシスタントを倒せる高台オペレーター
パゼオンカが最強格。ルシアンルートで自然に採用できる中では、ファイヤーウォッチやゴールデングローも採用できる。ゴールデングローのS3は、画面内の他の敵をすべて倒していないとアシスタントを攻撃できないが、展開の遅いステージなので、それで困ることは少ない。地上の戦力が余っている場合は、アーミヤを術師で運用してS3を使ってもよい。
これらのオペレーターは、上の図だとマルベリーの下マスか、左下カド・右上カドの高台で運用するとよい(カドの高台は待機中の歌姫に殴られるので、医療の余力を見ながら活用する)。遊撃用のオペレーター
カンタービレが、上の画像の②に出現したアシスタントを左上・右下の囲障マスから一方的に殴ってコストを稼げるので強い。
火力面では血掟テキサス、キリンRヤトウが強く、耀騎士ニアールS2も再配置時間が遅いこと以外は十分な強さがある。レッドはモジュール含めてきっちり育てればアシスタントをそれなりに削れる。グラベルはムリナールの素質で反射ダメージを与えられるので、条件によってはレッドより対アシスタントの火力が出る。コスト回復用のオペレーター
手動撤退でのコスト回収を徹底すればカンタービレだけで十分足りるが、百錬ガヴィルの後ろに旗手を維持してコストを充足させる方法もある。招集面で余裕があれば、敵の初動を見て、こちらの初手をカンタービレorテンニンカ/エリジウムから選ぶ戦術もよい。
「茶番の終わり」戦闘中の注意点
このステージでは、コストの自然回復速度が-50%されるので、倒されそうなオペレーターを手動撤退してコストを回収することの重要度が高い。
最序盤は、アシスタントを倒すことよりも、封鎖役を揃えられるコストを稼ぐことを優先する。
ムリナールがいないサイドでは、医療を先置きする手順のほうが、医療が歌姫や投魔兵に殴られにくいのでよい。
医療にデバフがかかる位置のアシスタントはなるべく早く撃破する。上の布陣では、左は百錬ガヴィル、右はムリナールのスキルでカバー可能。スキルがチャージ中なら遊撃用のオペレーターで倒しにいく。
遊撃用の戦力に余裕がない場合、前半戦は、倒しにくい位置のアシスタントに無理に手を出す必要はない。ムリナール圏内の3体、百錬ガヴィルS2圏内の1体と、最低もう1体を倒せていればよい。後半10体をサクサク倒せるなら、前半で①②③④の配置を二週させても、喉舌が動き出すまでに2回目の撃破が間に合う。
遊撃用の戦力に余裕があるなら、封鎖役が揃ったら積極的に遊撃隊を運用する。10体目のアシスタントを倒すタイミングを調整して、百錬ガヴィル・ムリナール・パゼオンカのSPが溜まった状態で後半戦に入れれば、すぐに7体のアシスタントが倒せる(ムリナールで3体、百錬ガヴィルで1体、パゼオンカで4体)ので、かなり楽な展開になる。
遊撃用の戦力がまったく足りない場合は、左側で歩いてきた喉舌をブロックして耐久する方法がある。2体同時の神経損傷のある攻撃を耐える必要があるが、耐久・回復向きの秘宝が揃っていればそこまで難しくない。耐久を成立させさえすれば、あとは手持ちの戦力でアシスタントをゆっくり倒せばよい。
フラグイベント
パーティーに赴く
1層から3層で出現する。「身代わりのネッカチーフ」を取得できる。味方全員の配置コストが+2される。3層ボス
ボス撃破報酬の秘宝選択画面で、「アンダースタディ」を選択する必要がある。「身代わりのネッカチーフ」を所持していれば確定で出現するので、ここで祈る必要はない。信者との会合
「アンダースタディ」を所持していると、5層でのみ出現するイベント。「インスピレーション」を取得でき、これで6層進入と喉舌戦が確定する。味方の配置コストが-3され、ネッカチーフの効果と合わせると正味-1の状態となる。
道中戦略の違い
このルートは、ルシアン撃破狙いから自然に適性のあるオペレーターを集めやすく、ルシアンENDの次に易しい。以下3点は意識しておくほうがよい。
対ルシアンの火力役の中では、ムリナールの優先度が高い(「ウルサスの渇望」および「茶番の終わり」での適性が極めて高いので)。
6層第1マスでショップが確定しているので、5層での「幕間の余興」などで源石錐を消費する行動は取らないほうがよい。
「ウルサスの渇望」の緊急作戦は、「茶番の終わり」よりも要求戦力の水準が高めで、「茶番の終わり」をクリアできる戦力があっても越えられないことがある。道中で秘宝「時の果て」を見かけたら、優先して拾っておいて、ここで使うとよい。
「時の果て」の効果は、「非ボス戦の敗北時に、探索終了となる代わりに耐久値を+1して次のマスへ進む」というもの。耐久値がゼロになって敗北した場合は耐久値1の状態になってしまうが、自主的な撤退により敗北した場合は、そのときの残り耐久値から+1の状態で次へ進める。使うならさっさと自主撤退したほうがよい。
劇作家
ボス戦解説の前に、道中のフラグ関連ステージについて記載する。
ステージ攻略
自縛
2層・3層の「思わぬ遭遇」で出現し、クリア時に「死刑囚の舞踏」を取得できる。突破できる戦力が揃うまでは、遭遇を避けて戦力を揃えることに注力するほうがよい。戦力の揃え方は「道中戦略の違い」の項で記載する。
初期配置の巨漢囚人のうち、1体は無視して臨時耐久で受けてもよい。最後に出現する凶悪犯に火力スキルを合わせて、術師囚人が「解放」されないようにすることが大切。
観察:
「死刑囚の舞踏」を所持していると、4層・5層の「思わぬ遭遇」で出現する。クリア時に「初幕」を取得でき、これで6層進入と劇作家戦が確定する。
ホルンがいるとかなり楽ができる。放浪医がいない場合は、歌姫・観客の対応に差し込みを多用する必要があり、かなり難易度が上がる。
ボス性能(劇作家)
攻撃面:
ATK 1,000(+25%時)~1,196(+49.5%時)。通常攻撃は無限射程の術攻撃で、対象と周囲4マスの味方にダメージを与える。
スキル【フルスクリーンアタック】は必要SP20で、戦場の味方全員を対象として、対象と周囲4マスに、攻撃力の80%の術ダメージを与える。
スキル【劇作家の注目】は必要SP20で、戦場のオペレーター1名を対象に、「毎秒最大HPの4%のダメージを受け、攻撃速度が-50される」永続状態を付与する。[2024/3/19追記:この状態のオペレーターが撤退(手動か否かは問わない)するとき、再配置時間が+50%され、配置されていたマスは永続的に配置不能マスになる。] この状態はルーメンS2で解除できない。また、すでにこの状態となっているオペレーターは対象とならない(「狙われやすい」オペレーターがいない場合は、最後に配置したオペレーターから順番に狙われると理解してよい)。
耐久面:
HP 100,000(+25%時)~135,200(+69%時)、DEF 1250(+25%時)~1495(+49.5%時)。術耐性50。ブロックできない。スタン・睡眠・凍結が無効で、浮遊とバインドは有効。
体力減少時の挙動:
残りHPが50%以下になると、「与ダメージ+50%, DEF +100%, 術耐性+80%」の状態となり、【フルスクリーンアタック】【劇作家の注目】の必要SPが15となる。デバフを入れない場合は、DEF 2500(+25%時)~2990(+49.5%時)、術耐性90。
対策:
通常攻撃および【フルスクリーンアタック】は、オペレーターが上下左右に隣接していると、受ける総ダメージが増え、医療の回復量が足りなくなりやすい。市松模様になるような布陣が使いやすい。
【劇作家の注目】は、2点の例外を除いて【フルスクリーンアタック】の直後に使用されることを覚えおき、適切なタイミングでデコイを配置する。瞬間火力のある血掟テキサスやキリンRヤトウがいると、デコイ役をこなしながら劇作家の体力を削ることができる。タイミングの例外は下の状況。
1. 開戦直後は、【フルスクリーンアタック】→ 通常攻撃 →【劇作家の注目】の順になる。
2. HPを50%以下に削った直後は、スキルの必要SPが変動し、前触れなく【劇作家の注目】が打たれたり、【フルスクリーンアタック】が2連打されたりする(ように見える)ことがある。とりあえずデコイを配置しておくと安心。
最後に、HPが半分以下になった劇作家は非常に硬くなる。与ダメージを増やすための秘宝が心許ない場合は、術師アーミヤS3を連れていくとよい。すぐに倒せないタイミングでこの状態になると、与ダメージの増加した全体攻撃を高頻度に受ける展開になって辛いので、キルゾーンに入るまでは削りすぎないようにする。
「新章の起稿」でめざす布陣と、採用オペレーター
下の布陣で、デコイを兼ねる執行者やホルンS1で劇作家を半分まで削って、中央下で百錬ガヴィルS2と術師アーミヤS3で仕留めるのが基本戦術。
太字は特にオススメのオペレーター。
①:使える高台その1。シャーマンの自爆を半分くらい食らうので、術耐性/回避持ちがよい。W、リン、濯塵ハイビスカス、ノーシス、スズラン、シャマレ、クエルクスなど。
②:下向き群癒師の位置。希望が足りるならナイチンゲールがよい。
③:使える高台その2。自爆はほぼ食らわない。W、ファイヤーウォッチ、エーベンホルツ、ゴールデングロー、ノーシス、ドロシー、グレイディーア、術師アーミヤなど。術師アーミヤミヤは下向き配置で劇作家への火力にするのが強い(カラクリを足止め/処理できていればキメラがほぼ全弾ヒットする。途中で交代して置いてもよい)。
④:メインの壁役を配置する。百錬ガヴィルが適する。スキルはS2のほうが体力半減後の劇作家を削るのには使いやすい。
⑤:回復盾を置いて④を支えるか、ホルンを置いて殲滅の足しにするか。④が十分強ければ、ここに配置しない場合もある。
⑥:上向き放浪医の場所。⑥❜に左向き群癒師や上向き療養師を置くのもよいが、道中の「観察」対策の流れからそのまま採用でき、素質で②の医療を強化できるマルベリーがオススメ。
⑦:使える高台その3。デコイのサイクル中に狙撃を置いて、カラクリを削るのに使う。
⑧:⑥❜に左向き群癒師を採用すると使える高台。カラクリに殴られやすいので使いにくい。
⑨:ムリナールを出待ちで置く場所。
【劇作家の注目】用のデコイは、カンタービレと執行者1枚の合計2人がいれば足りる。執行者枠では血掟テキサスとキリンRヤトウがどちらも強いが、前者はカラクリにワンパンされにくい耐久力があり、後者は劇作家の出待ち撃破にも活用できるという違いがある。
道中戦略の違い
前半では「自縛」を突破できる戦力を揃えることが最優先になる。序盤の招集・ルート選択の考え方は↓の通り。前衛招集券を、百錬ガヴィル昇進よりアーミヤ招集に優先して使用する点が、他ルートと大きく異なる。
アーミヤ+ブロック役(フェンもしくはカーディもしくは予備隊員-近距離-)の招集を優先する。
上記に加えて、アーミヤ/百錬ガヴィルのどちらかが昇進できているか、ファイヤーウォッチ/ホルン/濯塵ハイビスカス/シャマレ/血掟テキサスのいずれかが招集できていれば、「自縛」は突破できることが多い。
この条件が整うまでは、2層3層の「思わぬ遭遇」はなるべく踏まないようにする。
後半では、4層でいきなり「観察」に当たる可能性があるので、この時点で放浪医を招集しておきたい。純ルシアンルートでは「4層突破までに放浪医がほしい」くらいの優先度だったので、少し優先度が上がっている。放浪医がおらず、神経ダメージをケアできる差し込み火力もない間は、「思わぬ遭遇」はなるべく踏まないようにする。
終盤にかけて、対ルシアン火力の候補から誰を選ぶかについては、ムリナールに次ぐか同等の優先度で、ホルンを招集してよい(昇進1でも「観察」「新章の起稿」で役割を持ちやすい)。
おまけ:劇作家を出待ちする戦術
秘宝の力を借りると、左上の数マスで劇作家を撃破する戦術が可能になる。これに成功できれば医療の招集状況が悪くても勝てるので、選択肢として持っておくとよい。
オススメは、出待ち撃破をしない戦術でも役割を持てるムリナール、シャマレ、キリンRヤトウを組み合わせる方法。左上で左向きにムリナールS3を振りながら、シャマレS2+素質の脆弱で削り切る(シャマレが昇進1、あるいは昇進2でもモジュール未装着の場合は、劇作家の体力が減ってから配置して、素質の脆弱だけ活用する運用もよい)。キリンRヤトウはS2で採用し、タイミングを合わせて配置することで、【劇作家の注目】による攻撃速度低下からムリナールを守るのに使う。この役割の遂行は昇進1時点から可能。
開幕の配置順は、カンタービレ→ナイチンゲール→百錬ガヴィル→ムリナール→シャマレ→キリンRヤトウ、などとなる。秘宝条件が悪くて削りきれない場合でも、ムリナールで残り6割くらいまで削っておくと、遊撃火力をカラクリに集中できて楽になる。
おまけ2:【劇作家の注目】を回避する方法
腕を上げる→眼鏡クイッ→腕を下ろす、の動作のうち、腕を下ろし始めるくらいのタイミングで、手元と対象オペレーター青いにエフェクトが出る。この時点でデバフが成立しており、エフェクトが出てから回避することはできない。一連の動作が始まってから、クイッが完了するまでに対象のオペレーターを撤退するとエフェクトが発生せず、スキルが空振りになる。
おわりに
ここまで読んでいただいてありがとうございます。これで、いわば2週遅れではありますが、統合戦略#2についてはすべてのステージを解説することができました。
今は統合戦略#3の波瀾万丈15と、統合戦略#4の自然の猛威15を主に遊んでいますが、これらの解説を書ける日はなかなか遠そうだなと感じます。納得のいく攻略ができたらまた記事にしようと思います。