中期中絶 入院、出産

[注意]中期中絶についての内容を含みます。嫌悪感等ある方は、読むのをご遠慮ください。
また医師からの話について、なるべくそのままの言葉で記載しておりますが、解釈の都合により誤りがある可能性もあります。気になることは担当の先生から直接お聞きして、ご判断くださいますようお願いします。

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入院1日目

前日の夜急いで、入院の準備をしました。
出産の方と同室は辛いので、個室を希望しました。
15時に入院し、旦那と再度医師から説明を受けました。中期中絶をすることで、次の妊娠の際に、早産のリスクがある為、次の妊娠は半年から1年は空けるようにとのことでした。今はこの子のことしか考えられず、この決断をした自分達に子供を授かる資格があるのかと考えていました。

旦那は帰り、棺や骨壷の手配、火葬場の予約をお願いしました。
産院でも白い箱のような棺は用意してくれるとのことだったのですが、自分達で用意することにしました。

*処置:子宮頸管拡張①
→ラミナリア M4本とS1本
中期中絶した方のブログでラミナリアの処置は激痛と多数書かれていたので、本当に怖かったです。麻酔してくれる病院もあるようだったのですが、麻酔は出来ないと言われ、恐怖しかありませんでした。
皆さんのブログを読んで、深呼吸しながら、力まないようにとあったので、それを実践しました。
激痛で気絶する程と覚悟していたので、1回目のラミナリアはまだ耐えることができました。
処置の最初に器具で子宮口を摘むのですが、それが痛かったです。
先生から、あまり入れられなかったら、夜またすると直前に言われていましたが、終わった後に、今日はこの一回で大丈夫そうと言われ、心から安堵しました。


処置後は違和感はあっても、ほとんど痛みはありませんでした。部屋に戻ってから、棺にいれる手紙を書きながらずっと泣いていました。
旦那の精神状態も不安だったので、電話をして、棺に入れる折り紙を折りながら、何を入れるか相談したりしました。
電話を切ってからも、この決断じゃない方法があったんじゃないか、何故私の子供なのか、今更考えても仕方ないことや、耐えられない悲しみを受け入れられずあまり寝ることは出来ませんでした。

入院2日目

*処置:子宮頸管拡張②
9時ラミナリア L4本とM2本

*処置:子宮頸管拡張③
16時半ラミナリア L10本

ラミナリア一本目抜く時痛いです。
入れる時より抜く時に痛みを強く感じる方もいるようです。
何よりも3回目処置の時が私は痛かったです。
後半まだ入れるの?と絶望感で、痛みで深呼吸も過呼吸のような音を立てて息をしていました。
入れた後のガーゼを入れる時もすごく痛かったです。

明日が中絶処置になります。
無痛分娩を希望していたので、お願いしました。
中絶で無痛分娩する人はほとんどいないと先生や看護師に言われ、普通分娩にした方がいいかと思っていたのですが、ここまでの処置が辛かったことや、精神的にもぼろぼろで、ほとんど寝れていなかったので、耐えられるか不安で無痛(和痛)分娩でお願いしました。
これにも自分が情けなく思っていましたが、無痛できるならした方が精神的な保険として安心するので、私はして良かったと思っています。無痛(和痛)でも結局痛いのは痛いです。

入院3日目 

9時 ラミナリア抜去
無痛分娩の麻酔の処置をして、
10時頃陣痛促進剤を入れました。
陣痛が来ない為、
13時頃また陣痛促進剤を入れました。
段々痛みが出てきましたが、耐えられる痛みでした。一度麻酔の処置をしてくださるとのことだったので、お願いすると痛みが消えていきました。
その後、大きな変化はなく、もしかしたら明日まで持ち越しかな?と思っていました。
その後段々と痛みが強くなり、先生から追加の陣痛促進剤は要らなそう、このままでいこうと言われ、麻酔が切れてきていましたが、まだ耐えられると思い、耐えていました。
16時過ぎに段々耐えられない痛みになり、再度麻酔をお願いしました。そしたら麻酔が効く前に、ピークを迎えてきて、看護師さんが急いで出産体制を整えていました。
この時は麻酔が効いてきていたのかもしれませんが、強い痛みで、悶絶して、声も出していました。
時間が本当に長く感じました。
しばらくして、胎児が下がっていく感覚があり、痛みが消えました。そこからは先生も来て、破水したようでした。
何度かいきみながら、17時すぎに娩出しました。
胎盤も一緒に出てきたようです。

赤ちゃんは助産師さんが綺麗にした後、抱っこさせてくれるとのことでした。
助産師さんが、抱っこやへその緒について、希望を聞いてくれ、準備してくれました。感謝しています。

旦那が来て、私を見るなり泣いていました。色んな思いがあったと思います。
そして、赤ちゃんと対面しました。
まだ小さいけど、ちゃんと顔も手も足もしっかりしており、とても可愛かったです。
旦那から、私に似ていると言われ涙が溢れてきました。へその緒も受け取りました。

先生から体調に問題なければ明日退院して良いとのことでした。

旦那が帰り、病室に戻った後、
自分のお腹の中に赤ちゃんがもういないことを実感し、今までで1番泣きました。
赤ちゃんに会いたかった、一緒に笑いたかった。話したかった。一緒に生きたかった。色んな思いが込み上げてきて、やっぱり産むべきだったんじゃないかという思いと、もうこの子には会えないんだという自分が決めた現実で、気が狂いそうでした。この夜が今までの人生で1番苦しかったと思います。

入院4日目

朝診察をして、問題なさそうとのことで、
2週間後にまた受診することとし、退院しました。

火葬の日まで、2日ほどあったので、
赤ちゃんは病院で預かってもらい、
火葬の日に、家にお迎えすることとなりました。
本当は家で一緒に過ごしたかったのですが、
赤ちゃんの状態が悪くなるので、
なるべくぎりぎりまで病院で預かってもらいました。
退院したら職場に連絡しなきゃと思いながら、そんな気力がもなく、今日までのことが現実なのか、理解はしているけど、どこか受け入れたくないような気持ちでした。
自分の気持ちと向き合うと、壊れてしまいそうで、なんとか自分を保てるようにしていました。

一生このことは忘れられないし、ずっと考え続けると思います。
ただ少しでも私達の元に来てくれた赤ちゃん、本当にありがとう。
短い間だったけど、幸せでした。

いつかまた会いたいっていうのは図々しいよね。でもそう願わずにはいられない。

心から愛してるよ。

#中期中絶
#無脾症候群


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