私は私である。誰でも無い。私は私を創る為に生きている。
人は言う。
何かにつけて文句を言う。
全く無関係な人に対して文句を言う。
軽々しく悪態な態度を取って文句を言う。
そんな奴等はもう終わっちまってる。
心は腐り、自分の思い通りに行く
世界の中から出ようとせずに、生きていく。
私は宣言をして、更に重ねてその勇気を
捻り出すために大金を使った。
自分では返せない額を使った。
生きる為に必要なお金に手を出した。
何故、そうしたのかは誰にも理解できない
だろう。余りにも単純な理由だからだ。
取り調べをした刑事も私が自分の意見を
言うと、苦笑いをこぼしていた。
余りにも有り得ない理由だったからだった。
これは死ぬ予定だったから誰にも言って
ないことだ。
私は詐欺にあったが怒らなかった。
逆に応援した。
人は辛いと常軌を逸してしまう行動に出る。
それが悪い事だと気づいているが、
時間の経過と共に、それが悪い事かどうかを
忘れていく。
だから私はハッキリと言うと決めている。
自分よりも遥かにまだ若い女の子が、詐欺を
働いてまで、お金が必要なんだろうと思った。
仮に必要ないのに、詐欺を働くような奴等は
クズだ。私は何故か分からないが、それが昔から
分かるようになっていた。
嘘に対して敏感になり、常に周囲にバリアの
ようなものを張っていて人を近づかせない
ようにしているから、滅多に寄り付く者はいない。
後頭部に目があるのかと言われた事もあった。
確かに私は知らない相手であっても、二人組が
入ってきた時など、一瞬だけ見て、
その二人に目的がある場合は、初対面でも分かる。
それは結構辛い事でもある。
人の心の中の隅々までは分からないが、
80%分かってしまうのは、辛いだけでしかない。
だから、私は騙された時に最初は𠮟ったが、
いつか辞めるように伝えた。
誰かの怒りを買って、間違いが起こってからでは
手遅れになるからだ。
その女の子は泣いていた。
泣く心があるならまだやり直せると私は思った。
私にも確かに必要なお金ではあったが、
絶対に必要なお金では無かった。
しかし、その子にとっては祖国に住む家族に
送るためのお金であり、どうやって稼いでいるのかも
言えないまま、お金を送金する時、苦しいだろうと
思った。
その苦しみがあるから涙を流していたのだと、
私は悟った。
誰も彼もから詐欺師と言われて、警官を恐れて、
心が黒く染まっていく中でも、
誰かを騙し続ければ、心は真っ黒になる。
そうなれば、もう引き返せない。
しかし、誰かの一声があれば生きていける。
二度と話す事も会う事も無い相手ではあったが、
人を騙して嬉々とするような奴等の方が悪だ。
つまりはホストみたいなクソ野郎どもの事になる。
もし、自分の知り合いの女の子がホストに
騙された時をイメージするだけで、顏が無くなるまで
アスファルトに拳が届くまで殴り続けるだろう。
私は滅多に怒る事は無い。
だが、私の放つ気を感じ取れる奴等はいる。
私を本当に良く知る奴等は知っている。
一瞬で空気が凍りつくような場になり、
言葉が出せなくなると言っていた。
今回、彼女自身も大金を持っているので、
私は彼女に対してアメリカに帰れるお金を
余裕を持って送るつもりでいる。
彼女は私を愛してくれているが、
私は今回、死ぬつもりでいたから
その感情はいつの間にか消え失せた。
だから、私は再び広島に一度戻るつもりでいる。
私が広島を去った直後にコロナが蔓延した。
個人的な付き合いが深い相手には、
生きる為の糧は与えてきたが、潰れているであろう
店は多くある。
私はオーナーとして幾つかの店を持つ予定だ。
それぞれに才能のある店長をやらせて、
売上金の%指数だけ私が取り、固定と歩合で
生活を安定させるようにする。
再び生きる意味を教えてやるつもりでいる。
一番若いけど、一番勝っていたのは成人式を
迎える女の子だった。
彼女は幼い頃から飲み屋で働き、他の誰よりも
根性があった。だからよく二人で飲みに行っても
彼女がよく払っていた。
私はそういう人間が好きだ。
あの子の場合は、妹的な存在だった。
私が東京に出ると言った時、彼女はこれから先
誰に相談したらいいのかと私に問いかけた。
だから彼女にはトイプードルを買ってあげた。
彼女は最初はワクワクしていた。
勿論、トイプードルの値段だけでも高いが、
その他のものに関してもそれなりにお金が
かかる事は知っていた。
私の家では大型と小型犬、猫も二匹飼って
いたからそれなりの金額になるだろうと
は分かっていたが、彼女は不安そうにしていた。
だから安心させて全てを買い揃えてあげた。
今でも思い出したら笑えるが、帰りに彼女が
運転中、その子は彼女の膝の上に乗っていた。
何よりも顔つきがずっと笑みを浮かべていて、
私が横から話しかけても無視し続けていた。
暫く無視し続けているから、どうしたのかと
話しかけたら、「もう無理。この子は私の子」
だと言った。
買う前には分からなかったが、愛が生まれていた。
彼女は苦労してきた。
私は誰よりもあの子の事を理解していた。
家族も知らない事や、色々な話を聞いた。
苦しみは人生の中で多くある。
その苦しみを乗り越えれる人は僅かしかいない。
乗り越えずに横道に沿って、暗い道を進む人は
大勢いる。
だから、手本が必要になる。
私もまだまだだが、今、苦しんでいる奴等が
いる事を知った以上は、助ける力も得られる
だろうから、私は一度、この地から離れて、
しっかりとした体制の基、監督役として
問題無いと見た後、再び東京に出る事に繋がる、
このnoteでの夢を追い続けたいと思っている。
最近不安定だったのは、そういう事もあったが、
一応は書いていた。
それも決めた事の一つだったからだ。
自分のルールを簡単に破れるような人間に対して、
誰が従おうとする?
常に王者のように、隠れた苦悩や苦言を吐いても、
悠然とした態度で立ち続けなければならない。
そういう人を見て、人は憧れやそうなりたいと
思うはずだと私は思っている。
誰もいない世界では、本当にしたい事や、
どんな人間になりたいか等、漫画やアニメの世界で
しか見なければ、それはただの空想として、
煙のように空にとけて往くだけだと思う。
私たちの命は最後までそうあるべきであると
思ったのは、アントニオ猪木さんが死を前にしても
その姿をテレビやネットで晒した時に、
瞼が熱くなった。
誰もいなかった。
誰もが死を隠して、死後に世間に伝えていた。
体は力を無くしても、心は衰えてない証拠だった。
私はそれを見て、分かっていた事ではあるが、
実際に目にした時、涙が零れた。
言うだけなら誰でも吠える。
実際にそれが出来る人は本当に勇気がある人だと
思った。分かっていた事だが、それを実際に目に
するのとは次元が違う事を私は知った。
私は過去の人々や本物の勇気を持った人を
目にして生き続けてきた。
だが、私が誰かに憧れたことは一度も無い。
自分という人間は持ってはいるからだ。
ただ、感銘や本当の勇気を目にした時は、
その心が身に染みて伝わってくる。
そういう時、もっともっと高く飛べるはずだと
私はいつからか思うようになった。
だが、まだまだ私は飛んでいく。
生き延びる事になる可能性の方が高くなった
以上、私は再び大勢の奴等の前に立たなければ
ならないが、それが運命というのであれば、
受け入れて立ち向かうだけだ。