ハンス・カロッサ
”魂のこもった青春は
そう安易に滅んでしまうものではない”
悪い思い出は戒めとして忘れずに、
良い想い出はあくまで思い出として残る。
若く無謀で頭の悪い事ばかりしていた
昔の事は全部は覚えていないが
良い想い出は忘れることはない。
不思議なことだが真実だ。
もう十二月だ。
よく来年の抱負は? というシーンが
あるが皆その時の気分で言うだけである。
そういう気持ちにさせるのが年越しというものだ。
しかし、その言葉の通り実際に行動する人は
僅かでしかない。
来年の今頃には小説も書きつつ、
新たな自分を見つけたいと思っている。
ある映画のワンシーンで高齢者の人が
病名を告げられ、
「まだ何も悟れてないのに……」というシーンがあった。
それは海外ドラマのコメディで、普段はあまり見ない
ジャンルではあったが、個人的に好きなドラマだった。
そのシーンを見た時に、
自分はどうなんだろうかと
思った記憶は今でも鮮明に残っている。
他の映画で言っていたが、
青春は自分で決めるものだ。
年齢を重ねてもその心がある限り
変わる事はない。
それは恥じる事でも無いもので、
素晴らしいものだと私は思う。
ハンス・カロッサのこの言葉のように、
”魂のこもった青春は
そう安易に滅んでしまうものではない”
その心が諦めない限り、
恋も仕事も人生も、終わることは無い。
自分を信じるのは簡単ではないが、
自分を信じられなくなれば、後は堕ちて
いくだけだ。
だから諦める事は許されない。
諦めた人は、心だけでなく、姿さえも
変えていく。
年齢の割に若々しい人を見ると、
自分を信じる心を忘れないために、
色々な事を習慣として続けている。
辛い事や苦しい事があっても、
諦める心さえ持たなければ、その実は
いつか実ることができるだろう。
仮に頑張った結果、成すことができなくても、
人間としての成長は│著《いちじる》しく
大いに変わっているだろう。
そのためには、色々な事を知っておく事が
大切になる。
熱く、強く、簡単に壊れない心が必要になる。
自分にも言える事だが、諦めないよう
頑張り続けるしかない。
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