富樫氏と荒木氏の後書きから思う
私は幽遊白書もハンターハンターも好きで、
彼の後書きなども読んで参考にしている。
ですが、まずはキャラの魅力を
引き出す所から始まり、
キャラの魅力を十分に伝えるには
文字数がどうしても足りなくなる。
正直、ハンターハンターの
メルエムのアリ討伐編の最後の揺り椅子に
座っているものが喋っている事なんて
少年誌で読んで理解できる人の方が圧倒的に
多いと正直思いました。
電子書籍でも本でも後書きは、
単行本を買わないと見ることができないものです。
幽遊白書の頃から、
哲学的な思想を交えて描かれていたので、
正直、当時読んでた人には
苦悩する事もあったと思います。
ハンターハンターもジョジョの奇妙な冒険もですが、
彼らはやはり色々な哲学論を
読んでいるのは文章からわかります。
両人とも漫画というジャンルでは
文字数が多い作品を彼ら描いてます。
それは漫画であっても説明するには
どうしても文字が増えてしまうほどの内容だから
仕方のない事だと私は思います。
濃い内容のほうが私は好きなので。
小説は更に、
読み手にイメージ化してもらわなければ、
ならないため自然と文字数は増えてしまいます。
私は富樫氏と書き方は似ています。
多くの小説家や漫画家は基本的にある程度、
決める所は決めてプロットを書くようですが、
富樫氏が天空闘技場でヒソカとクロロを
戦わせるにあたって、彼自身どちらが勝つか
分からないまま書いたと言っていました。
どちらのキャラも悪のカリスマ的な存在で、
人気のある対決でした。
私も死ぬはずのキャラが生きてしまったり、
キャラに私が操作されたりしています。
詳しくは書ききれないので、
ヒソカとクロロを対決させるに当たって、
おそらくどちらの味方もせず、
第三者目線で書いたのは間違いないと思います。
ヒソカの能力の限界まで引き出して、
クロロが100%勝つと言って、
勝たせるのが目的だったと書いていました。
その理由は100%勝つという
キャラはだいたい負けるからだと
彼は言っていました。
私は読んでないのですが、
彼はドカベンに強い影響を受けたと
書いていました。
基本的に、富樫氏の作品は
多くのキャラクターに魅力を持たせます。
その理由はいくつかあるのですが、
彼は基本的に、主人公の敵と敵を
戦わせるのが好きだと書いていました。
その為、どうしても魅力的なキャラクターを
作りあげなければならないので、
しかも複数多数で良いキャラでもバッサリ殺します。
それは書き手である我々小説を
書いている人も同じだと思います。
ゆっくり時間をかけて育てたキャラクターを
殺す時にはリアルでも胸が痛みます。
だからこそ、さらに生き残ったキャラクターが
生き生きとするのも事実です。
ジョジョの奇妙な冒険第三部のアヴドゥルが
ポルナレフとイギーに対して、
ここから先は助け合わないようにしようと言い出し、
あの長い旅の主人公の一人を、
あの一ページでばっさり逝った時には、
読者は色々な気持ちが生まれたはずです。
魅力的なキャラクターを作り、
そして徐々に増やしていくだけだと、
許容の限界が来てしまうので、
そういう方針で書かれているみたいです。
彼ら二人の大きな違いは、
荒木氏はリアリティを重視しています。
漫画を書く前は現地に取材に行き、
しっかりと調べてから基本的には書いているようです。
富樫氏に関しては、
ゲーマーなので私もそうなので何とも言えません。
FFにハマってた時期もありましたが、
結構なゲーマーのようなので、
洋ゲーの世界に行ってしまったら
もう帰ってこれなくなるので、
洋ゲーにはいってほしくないです(笑)
皆さんの書き方や、キャラクターを
どうしていくか等を読ませて頂き、
なるほどなと思う事も多々あります。
今後とも参考にさせていただく事になりますが、
よろしくお願いします。