ヴァンベルグ君主国家 詳細
イシドル・ギヴェロン‥‥‥現在の王。冷酷で権力に執着している。
ベガル大平原北部をおおやけにはなっていないが、
支配下にし始めていた頃に、天使と悪魔の軍勢に巻き込まれる形で
殲滅した。悪魔たちは彼らを食べた事で、優勢となった。
父王の腹心となり、王を操る悪魔を倒すためにリュウガの協力を得る。
リュウガは白い国に行くために、自分の武器は置いてきており、
劣勢立たされるも、リュシアンの上空からの一撃により、
肉体は裂けた。その刹那の間にリュウガは裂けた肉体の中から、
心臓に目掛けて内部破壊技である発勁に全ての力を
込めて打ち込み、悪魔を倒したが、明らかに強い悪魔であったため、
意識を失いかけるが、リュシアンに逃げろと伝える事により、
封印されし第三勢力の者が現れる前に、イストリアに逃げた。
その後、リュシアンは自国に戻り、父王イシドルと対面を果たす。
父王は全盛期に戻ったかのように、力強さを感じさせていた。
イシドルの完全復活により、悪魔は一掃されたが、
第三勢力のもたらした被害は甚大となった。
リュシアン・ギヴェロン‥‥‥王子であり、北では
“極寒の迅獅子”と呼ばれれて敵には
恐れられている。リュウガと年齢は同じで自国の兵士たちから、
尊敬の念を抱かせるほど、立派な人物へと成長した。
二人が戦った事はまだ無い。北部ではグリドニア神国と、
リュシアンの国であるヴァンベルグ君主国が激戦を繰り広げて
おり、一進一退の攻防が繰り返されてきた。
特に南を敵としている訳では無いが、北部と南部を隔てている
大草原には大小の部族があり、直接的な軍勢を援軍として
派兵している訳では無いが、物資面での援助をお互いにしていて、
直接的には敵対国とは言えないが、北部は極寒の地であり、
緑豊かな農耕に適した領土をヴァンベルグは欲している。
ミーシャ姫の誕生祝にリュウガが来ると知って、
王である父の命令で誕生祝にきたが、父王に言われなくても
来るつもりでいた。
誰もが認める極寒の迅獅子の異名は、北部だけでなく
ベガル平原の部族なら誰もが知っているほど勇名である。
南で勇名の高いリュウガと戦ってみたいとずっと思っていた。
その夢が叶うと知り、彼はイストリア王国に父王の命令でも
あったので、誕生祝で念願を果たしたが、リュウガは互角に
持ち込んでくれたお陰で、本来なら父王から罰を受ける身で
あったが、似た境遇故かそうなるであろうと察したリュウガの
行動により世間には引き分けとして伝わる事になった。
この礼を必ず返したいと言い、必ず会う事になるが、その時に
は必ずこの返礼をすると含みを言って本国に帰国していった。
側近になった悪魔との戦いでは、黒装束に身を包めば、
即座に悪魔にバレるため、この時、リュウガは丸腰で乗り込んだ。
死闘の末に敵の悪魔を倒す事には成功したが、
リュウガの予想通り第三勢力が封印されていた。
彼は意識を失う前に、リュウガに逃げるよう伝えて意識を失った。
リュシアンはリュウガの言葉に従い、白竜に乗って彼と共に、
イストリア城塞に逃げた。
しかしリュウガの傷は思った以上に深手であったため、
数日を要して治癒能力者の力もあり、意識を取り戻した。
その夜、祝宴に招かれたリュシアンはあまりの美味さに
驚いた。翌朝、妹のナターシャにはまだ安全が確保された
かどうか分からないため、イストリアにナターシャを残して、
国境までリュウガたちはリュシアンを送り届けて、リュウガ
たちはイストリアに戻り、リュシアンは白竜に乗って城に
戻った。
ナターシャ・ギヴェロン‥‥‥ヴァンベルグ王国の王女。
リュシアンの妹で平和を願っている。その訳はイストリア王国
との関係が大きく関与している。
ソフィア・ウルノフ‥‥‥緊急的に秘密裏にナターシャを
逃がさなければならない際に、警護係や相談役であるソフィアを
残す事によって時間稼ぎとした。そのため、今は孤立化していた
ので、一時的にリュシアンの部隊に加わり、ラヴローが療養中の
医療施設に共に行く事となった。
レオニード・ラヴロー‥‥‥男。リュシアンの生誕の頃から
ずっと訓練や、王家としての行いなどを教えてきた。
最も信頼している部下ではあるが、尊敬に近い感情を持っている。
リュウガと主であるリュシアンの戦いでは、負けると決まった
時でも、主の命令を守り最終決着がつくまで黙殺した様子で、
見守りながら下唇を噛みしめて我慢していた。
後にヴァンベルグ君主国の王が邪悪な悪魔に憑依されたと知り、
リュシアンはリュウガに助けを求める使者として白い竜を送った。
今や危険な状況となったヴァンベルグに妹であるナターシャを
残すのは気がかりであったため、白竜は❝過去の恩返し❞として
ナターシャをイストリア王国に預ける事にして、約束通り
受け渡しに成功したが、思っていたよりも兵士たちは悪魔に
よって取り憑かれている事がリュウガによって判明した。
レオニードは残される形になり、憑依された悪魔の兵士たち
と戦い続けた。その結果、重症を負ったと見なされ、
ヴァンベルグ君主国の最奥にある❝真氷の館❞に送られ、
治療を受けることになった。
スノウ・レジェスト‥‥‥リュシアン独自の部隊に組み込まれた特殊能力者部隊員。ハウンド第三所属部隊員。
ライザ・リディア‥‥‥リュシアン独自の部隊に組み込まれた特殊能力者。
ハウンド第三所属部隊員。
ソフィア・ウルノフ……ナターシャ直属の良き相談役であり護衛官でもある。現在はナターシャとは別れてリュシアンの指揮下に入った。信頼のおける人物で、リュシアンの訪問する❝真氷の館❞にも同行することになった。