X-メン:フューチャー&パストより2
以前、1を書きました。
未来の世界が滅びかけている時代のチャールズと、
若き頃のチャールズとの会話のやり取りを
書かせて頂きました。
自分を自分で説得する話でした。
プロフェッサーと呼ばれ、世界で一番頭が良いと
言われた彼にも、苦い過去は存在したように、
誰にでも生きている限りは、生涯は付き物です。
だからといって、その事に対して何もせず、
傍観者となれば、人生が好転する事は無いまま、
本来は見えるはずのモノも見えなくなります。
そのモノとは勇気や愛情、正しいとされている
事などの事を指します。
どんな人でも頑張って生きているからこそ、
元気でいる事が出来ます。
頑張らない人は、友人も似たような人しか
出来ず、人生そのものに影響を及ぼします。
頑張っている人は、やり方は違えども、
何かしらの事を陰で努力しています。
しかし、それを語る事はありません。
当たり前の事だと知っているからです。
そういう人は、年齢の割に賢い人が多く、
同じように頑張っている人は、お互いが
同じタイプの人間だと、自然と気づきます。
少しの会話からでも、相手の知識の深さや、
隠している事なども見抜けます。
その人物を知れば、より鮮明に色々見えて
きます。
そうなる為には、やはり頑張るしかありません。
哲学とは、ある種の頑張り抜いた人を指します。
哲学は概念であり、そういった頑張った人達の
言葉には自分の人生から学んだ事を、言葉として
我々に送ってくれています。
夢や希望では無く、実社会に接する事だけが、
条件になります。
だから、数学者や物理学者、スポーツ選手、詩人、
政治家、会社設立創業者など、様々な人がいる
のです。
彼等に共通点があるとすれば、頑張った事だけは
確かな事です。頑張り抜いて、中には死んだ人や、
自殺した人も大勢いますが、彼等は皆、等しく、
頑張り抜いても厳しい時代背景などにより、
死への道を選んだだけであって、その魂は言葉と
なり、今も生き続けています。
頑張るという事は、常に迷いや後悔もつきまとい
ますが、それをぶち抜いて頑張った人達だからこそ
頑張る事の大切さや難しさを説いています。
この頑張るという言葉は簡単そうに見えて、
一番難しい事です。
この言葉だけを捉えて言えば簡単そうに、
聞こえますが、人間関係や不調な時などでも、
頑張らなければならないからです。
いつ、どんな時でも頑張るという事は、
並みの人には出来ません。
それほど難しい事です。
中には生前には評価されず、死後に評価された
人物たちも多くいますが、時代を先行しすぎて
いた場合に生じます。
その当時の人々の考えからは、理解されなかった
人々ですが、私が知る限りでは、やはり後に評価
され直しています。
そんな中で頑張るのはとても難しい事です。
自分だけを信じて頑張り続けるのは、常人には
出来ない事です。
大抵の人は評価されたいという気持ちを持った
人は少なくて、頑張る事により結果が出て、
評価に繋がるだけであって、誰もが信じる道を
進んでいました。
自分が信じる道でも、誰もが本当に
これでいいのか? 等の悩みは抱えます。
アインシュタインは天才として知られては
いますが、当然、苦悩の連続の日々もありました。
自分さえも疑い、自分が間違っているのでは?と
何度もそのような否定的な思想も生まれましたが、
結局は頑張る事により、乗り切っていきました。
誰にでも起こる事に対して、諦めるか、頑張るかの
選択によって人生は変わると言えます。
頑張り続けた結果、頑張る事が何よりも大切だと
気付くのです。
偉人たちの言葉を読むだけでは、それを見つける事は
不可能です。これだけは断言できます。
頑張り抜いた人にしか、見えない扉が哲学の門と
なります。
頑張るには精神の負担や、肉体的にもその痛みは
発します。それほどまでに自分を追い込むように
頑張った人だけが、それを知る事ができます。
前置きが長くなりましたが、映画の中にあった
会話から見えるものをご紹介したいと思います。
登場人物は、青い獣になれるハンクと、
若き時代のプロフェッサーことチャールズの
会話になります。
ハンク「量子物理学の理論では時間は不変だ、
川と同じで石を投げ込んでも流れは変わらない。
何をしても時間の流れは元のままだ。
戦争は避けられない。
トラスクを殺すことが彼女の運命だとしたら?」
チャールズ「誰かがつまずいて道を誤っても
希望は絶たれてない、君の理論は信じないよ。
彼女の運命なんてものもね」
チャールズのひたむきさが私は大好きです。
常に希望を持ち、命が途絶える瞬間にも
未来を見据えながら、悲壮感を常に心に秘める
彼に憧れさえ覚えます。
このチャールズは未来の自分に説得された後の
会話になります。
ハンクの理論は確かなものです。
理論上はハンクの言っている事の方が正しい
ものではありますが、
チャールズ自身、本来なら同じ理論を言う
ところですが、一度は諦めていたが、
彼は立ち直り、元の自分を取り戻した時、
チャールズは再び、希望に懸ける勇気を
取り戻しました。
一度は失いかけていた自信を取り戻すのは
容易ではありません。しかも希望というのは
目にも見えず、それ自体が不安定なものである
事にも関わらず、彼は持論を言いました。
こういったひたむきな力が無ければ、
頑張る事は出来ません。
自分の信じる道ではありながらも、常に不安を
抱えているからこそ、道を誤ってもと言う
言葉からそれが分かります。
間違いを認めて再び前に進めばいいと
彼は言っています。
頑張る力こそが偉大であり、
それを生涯成し得た人には、死を間際にしても
幸福感を得る事ができます。
例え、評価されてなくても、自分を信じて
頑張り続けた事には変わりはない事は自信に
繋がり、その生き様を言葉として我々に
託しています。
映画ではその人の人生を描くようなものは
沢山ありますが、あくまでも一面だけしか
映してないものが、圧倒的多数です。
彼等の苦悩などはほとんど出さず、
人生的にはバッドエンディングなのに、
ハッピーエンドで〆ている実話を元にした
映画のほとんどは、良い終わり方を、
見せていますが、その後に悲惨な運命の道
を辿った人は大勢います。
それでも偉業を成し遂げ、自分という人間を
貫くために死を選んだ人も少なくありません。
チャールズ「誰かがつまずいて道を誤っても
希望は絶たれてない、君の理論は信じないよ。
彼女の運命なんてものもね」
この台詞の裏にあるのが、以前紹介した1と
なります。彼も一度は諦めてました。
このような言葉は否定的な考え方になって
いましたが、この巨大な壁を乗り越えて、
本当の自分の道へ歩き出しました。
この言葉は大事なものです。
人間は諦めかけた時、希望を失いかけます。
希望を失えば、1のようになってしまいます。
チャールズは賢いため、誰にも説得出来ません
でした。しかし自分に言われて、自分を取り戻し
ました。
私ももう長い間、自分をライバルとして常に
成長を続けられるようにしています。
偉人の言葉にもありました。確か似た言葉になって
しまいますが、
「過去や他人と張り合うな。自分と張り合え」
完全には一致してないですが、内容は同じものです。
他人や過去の人と張り合っても得るものは少ないと
言うもので、自分と張り合えば、常に成長を遂げる
と言った意味です。
苦悩に襲われても、偉人の言葉や映画、音楽等は
その世界から自分を救ってくれる事も多々あります。
自分がライバルである以上、成長し続けると
言っています。
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