SHERLOCKⅢー3話より
ワトソン「ゲームは終わった」
ホームズ「決して終わらない。プレーヤーが変わるだけ」
これはイギリス版SHERLOCKの二人の会話です。
ライバルであったモリアーティを倒した後、
裏事情通の男に対して、
ホームズはその証拠となるモノを
探したが見つからず、彼もホームズと同じく、
頭の中にある情報が情報源だと知り、
ホームズがその男を撃ち殺した後、
国を去る事になった時の会話です。
この会話は人生にもよく似ている
会話だと思い、
私の記録に残されていました。
これが我々だと感じずにはいられないほど
的確なセリフでした。
我々は生きて託し、ただ死ぬだけだ。
しかし、人生に意味を持たせるのは自分次第。
それはどんな形でも言えることです。
だが、人生に意味を持たせる人生を送れたとしても
それが受け継がれないのが極僅かな人しかいないのも
また人生である。
0%とは言わないが、
真に強い心を持って生きている人は少ない。
だから受け継がれないに等しくなる。
人生と同じで、ホームズの言葉通り、
プレイヤーが変わるだけで、
それそのものが終わりを迎える事は
非常に少ないものです。
それはテレビ番組やYouTube等でも
同じと言えます。
誰かが辞めても、結局は人が変わるだけで、
そのまま続きます。
プレイヤー=演者たちが変わっても、
視聴者である人々がそれを見なくなるか、
見続けるかだけの違いで、
終わる事はなかなかありません。
YouTubeに関しても同様で、
捕まったりしても見るサイドからすれば、
一時だけ熱量は下がりますが、
同じような人の動画を見続けます。
これはワトソンからすれば、
相方の解消とも思える発言でしたが、
ホームズはそう取らず、現実的な事を
言い返しました。
このSHERLOCKは私も最初は
俳優が最適なのかと思い、見ないでいました。
しかし、見ずして評価は下せないと思い、
見てみる事にしました。
すぐにその魅力に私は引き込まれて、
気づけばこのように二人の会話から
どのような話でどこで会話をしたかを
覚えるほど楽しませてもらいました。
因みにこのシーンは空港の小型ジェット機の
前での会話です。ホームズの兄は政府の高官
というのがロバート・ダウニーほうでも
そうなっていたので、原作がそういう設定
なのだと思います。
だから飛行場に直接乗り付けたように
飛行機の前にいたのだと思います。
ロバート・ジョン・ダウニー・ジュニアの映画が
先に出たので、彼の役者としての才能に
魅せられた人は、敬遠するかと思います。
事実、私もその一人でしたし、
このSHERLOCKを人に勧めてもやはり
ロバート・ダウニーの方が好きだからと
言われ、見ない人もいました。
しかし、両方を見てからの私の感想は、
SHERLOCKの方が面白かったです。
特におススメの話はシーズン2の1話です。
私は全て見ましたが、この話も面白かったですし、
何より、ロバート・ダウニーとは
また違った天才ぶりを見事に演じており、
中身の濃いシーズンにつき3話まであるシリーズに
なっていますが、映画とほぼ変わらないもので、
実に楽しませてもらいました。
ネタバレになるので詳しくは言いませんが、
率直にいうなら、
一度でいいので見て頂きたいと思います。
他のドラマでも天才をどのように表現するかが、
一番の課題になります。
私が順位をつけるのであれば、
天才を上手く表現しているのは
一番がSHERLOCK、
二番目が天才数学者の事件ファイル、
三番が難しいところですが、
フリンジかロバート・ダウニーJrの
シャーロックホームズになります。
フリンジでは主人公の一人でもある
天才科学者の頭脳を見せる時の表現方法は
独特すぎるものでありましたので、
やはり4位で、3位はロバート・ダウニーの
シャーロックホームズになります。
私は映画通でもありドラマ通でもあります。
特に気に入った映画やドラマは分刻みで見る程、
時間を惜しんで見ています。30秒でも1分でも、
すでに記憶にはあるのですが、映像で見ると
やはり心を打たれるというか、楽しめるので、
そうしてます。
1位にしたSHERLOCKの考え方の方法は、
実は私も見る前から
同じ方法でしてますが、速度では圧倒的に負けます。
最初に同じ考え方をしていると思ったのは、
インセプションと言う映画でした。
ディカプリオや渡辺謙や有名どころが出ている映画で、
私が頭の中で物事を分解して考える時に使う方法で、
インセプションでは空想の町を作り、
夢の中に相手を引き込むというものでしたが、
基本的には同じで、私の場合は家であったり、
大型ビルや地球であったりしました。
複雑なものほど、最初は分けて考える為に
結果的にそうなりました。
1つの問題に対して5つ考えなければならない場合は、
庭や家の大きさ、その周辺など細部に渡り想像して、
自分の考えがまとまったら、とりあえず、
庭や家として脳に保存させて、他の事も考えながら、
最終的に一軒家を作ると同時に、
答えを出すという手法をとってました。
最初の頃はそうしてましたが、
回転速度を上げる事によって、
頭の中にある邪魔なものや、
無関係なものは除外して、
そのものに対して、どこか1%でも
繋がりがあるものだけを残していくという
手法でしたが、SHERLOCKはドラマでは
ありますが、その速度には絶対に私では
無理だと思えるほど、爽快にして
理論的合致的なもので衝撃を受けました。
目標はSHERLOCK並の速度まで
上げる事になりました。
俳優はすごく適任だったと思います。
彼だからこそ成し得たといっても過言では
無いほど適任でした。