きのことココダトレイル「最初の試練」
(1) 出発3日前
ニュギニー航空(Air Niugini)より、予定の午前のフライトキャンセルの連絡あり。午後の便に振り替えられた。後々、航空会社インサイダー情報で、ニューギニーの所有する複数の機体に同時にトラブルが発生して、便が幾つかキャンセルされたことを知りました。
良かったね、無事に帰って来れて!と笑顔で話す友人に、この人はいつもさすがだな、、と思う。
世界には知らなくていいこともあるのか、、、
或いは知った上で渡航した方が良かったのか。
この時、
“Welcome to Papua New Guinea!! “
ファンファーレ。ラッパの音と共に、
「ようこそ、魅惑のカオスなパプアニューギニアへ‼︎」
という最初の合図(挨拶)が送られてきていたとは気づく由もなく。(笑)
あっ、シンガポール航空♡映ってる。
(2)出発前夜
荷物の最終確認。ポーターに渡していいとされる重量オーバー。ただ、いざとなったらホテルに置いていけばいいや、どうしても必要ならば私が持てばいいやと楽観的に思っている部分もありました。
やることやったからあとは全て吸収してくるだけだなと意外と落ち着いていました。見たことない、知らない世界に足を踏み入れるうずうず高揚する気持ちと、期待にも応えねばならない、タスクをこなさねばならないという背中に背負うものも感じていました。
つまり、とても良い緊張がありました。
(3) 当日
出発を目前にした当日の午前中、2ヶ月間出来ることはやったという思いと、まだまだ準備不足という気持ちが交錯していました。買った本も読み込めたとは言えなかったので、この時は出来てないものが色々と思い出されて、my ネガティヴモード炸裂♡
ただ、まだトレイルのスタート地点に立ったわけではないのだから、不安な気持ちはその時までに解消しようと言い聞かせていました。
(4) ブリスベンへ
さあ、出発。
ブリスベン前泊です。若い頃、パスポートとお財布だけであちこち世界を一人旅したあの高揚感が蘇りました。この自由な感覚、この気持ちになれたのは何年振りでしょうか。そんな時、第三の目辺りの頭脳が活性化します。
ブリスベンに着き、空港から徒歩圏内のホテルまで、荷物を体の前後に。でかいバックパックを背中に、小さい23Lのバッグを手前に、これは、まさか、、まるで大学生のバックパッカーじゃないか!?夢が叶った、大学生じゃないけど…と思ったのも束の間、現地の方へのプレゼントを含めて恐らく23kg+あったはずの荷物。いやわからない、かなりの重さになってました。
ずしーん。。
死ぬかと思いました…それまでは台車を使ったりしていたので実は、、全部持って歩いてなかったのです。だってそんな状態で歩くことはほぼないとの想定で、甘く見てました。
亀の歩みで必死に、標識がきちんとしてないせいもあって、空港ゾンビと化す。未開の地でも無し。そういうことはなんとでもなると安直思考で下調べもしなくて作り出されるゾンビ達。海外、”あるある”ですね。
行ったり来たり、ホテルが見えてるのに辿りつかないんですよ…荷物が流石に重すぎで、半べそかきながらゆっくりホテルを目指しました。
でもね、到着したエアポートホテルは快適。翌日は午後のフライト。ゆっくり起床が許されるのでのんびり資料を確認したり開放的な夜のひとときを楽しんだのです。
(おしまい)
読んでくださってありがとうございます🫶