私が好きな人
私は秘密主義らしい。
大した秘密もないのにね。
日常で人に自分の事話すのが非常に苦手だ。
人に自分の事を話す時、ほぼその時のはやりとか雰囲気とかに合わせてその人が好きそうな内容で取り繕って、その場を流してしまう。
人を信頼するまでに時間がかかるのだと思う。
しかし、40を手前にそんな自分に嫌気がさしてきて、曝け出してみようと試みたが、長年付き合ってきた体と心。そんな簡単に上手く自分を表現出来ないし、心なんて簡単に開けない。
それはまるで煮込み料理を作るみたいに、時間をかけてコトコト煮詰めて、ドキドキしながら差し出すように本当に時間がかかるのだ。
とにかく、私は面倒なのである。
表向きは社交的な人間を演じているが、本当はそうではない。
ただし、人に興味はある。仕草や表情、言動などをじっくりみてしまう。よく観察して、確認して、その人との距離感を常に推測っている。仕事でもプライベートでもそうだ。
困った性質でありながら、私は好きになったらその人がとことん好きである。きっと相手は引いているだろうと予想するが。
曖昧な言い方だか、光と影がチラチラと見え隠れしながらも、優しさとか強さとかそんなものをしっかり感じられる人が大好きだ。
その人から発せられる言葉、その人がする行動は冷静でありながら熱も帯びている。
慎重な言葉選びをし、自分にも相手にも正直。
まっすぐで、逞しい。
こじらせてるアラフォー。
しかし、心開く人を見極める事は私にとって重要不可欠だ。
好きな人は沢山いなくていい。
人を大切にする人でいたい。
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