はないちもんめ
「勝って嬉しい、はないちもんめ。負けて悔しい、はないちもんめ。あの子が欲しい、あの子じゃわからん、相談しましょ、そうしましょ」
幼い頃…
友達となんの悪びれもなく遊んだ
「はないちもんめ」
「誰とがいい」
「誰とは嫌」
そんな事を言われるのは、子どもの時まで。
大人になればこういう残酷な事から逃れられると思っていた。
子どもの時「〇〇ちゃんは置いていこう。つまんないから」と言われたことを思い出す。
大人の社会でも「はないちもんめ」みたいな事が続いている時もある。
むしろ、大人でも子どもでもそんなに変わらなくて…
私は歳を重ねて行きながら、それに対処する術を自分なりに習得してきたと思う。
長いものに巻かれてみたり、
愛想を振り撒いてみたり、
お世辞を言ってみたり…
それでも、「あなたはいらない」と思われてしまう事もある。
「はないちもんめ」はずっと続いていくのだろう。
でも…
綺麗事を言えば、いらない人はいないのだ。
だから、「はないちもんめ」から「イチ抜けた」
と言って、私は1人遊びを始める。
小さく争う。
今日の敵は、明日の友…
今日の友は、明日の敵…
さあ。明日はどっちだ。
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