たった6ヶ月で転職を決意した私の社会人1年目の話

これは、新卒の私が6ヶ月で転職を決意し、夢を掴んだ話。今私はモーリシャスの海辺でこの記事を書いている。そんなこと、当時は微塵にも思わなかった。



2023年3月に大学を卒業して、日本の食品メーカーの企業に就職した。ごく一般的なルートでいわゆる普通の社会人になった。私にご縁をくれた会社は、とても風土が良く、上司も同期も思いやりがあって理不尽な人には出会ったことがなかった。本当に今でも感謝している。福利厚生も充実していて給料も平均以上、在宅勤務も推奨されていて実際週3-4は在宅していた。友人や両親からは、羨ましがられたし私もパーフェクトといえる環境で働けているなあ、とは思っていたが、本音は「ここで働くことができている私って幸せらしい」という心情だった。どこかモヤモヤしていた。私には夢があったからだ。それはCAになるという夢。もちろん新卒でもチャレンジしたが、うまく行かなかった。

就職して1ヶ月がたった5月、私はドン底だった。いわゆる五月病。誰しもが通る道だと思うが、私もまんまとひっかかった。仕事に慣れていないことはもちろんだが、次々に押し寄せる見えない不安。この仕事のリズムを定年までやっていくのか?それを考えただけで、明日への希望を無くす。だって明日も今日と変わらない日常だとわかっているのだから。

妹が私にある曲を紹介した。優里の「ビリミリオン」だ。その曲の歌詞である、
「ただ起きて食って働いて、寝て起きて働く毎日だ。」

これ私じゃん。
生きる為に仕事をするのに、仕事の為に生きてる?人生仕事だけじゃないはずなのに、自分のしたいことまで見て見ぬ振りをして仕事をする意味は何?
そう自分に問いかけた。そして私は決意した。
夢であるCA受験にもう一度挑戦することを。

そこからは早かった。その日には募集を探し、ESを書き応募した。両親や友人には、後伝えだった。だって私にはただ進むしかなかったから。もし万が一反対されるようなことを言われようとも、私は突き進む気しかなかったから、とりあえず受験準備に全ての力を注いだ。

そして1週間後、一件のメール。ESが通り面接に呼んでもらえることになったのだ。光が見えた気がした。そして私は根拠のない自信でいっぱいだった。
こうして受験は進んでいくわけで、2度の面接をさせてもらった。当時の心情やモチベーションなど事細かに記したいが、長い小説レベルになってしまいそうなので別の記事で書こうかな😌

合格通知は2週間以内。今日電話がなければ、落ちたというときに、電話が鳴った。
画面には、
アラブ首長国連邦
え????私は動揺したが電話を取った。
HR  Are you 〇〇?(私の本名)
私 Yes
HR  〜〜(2分間くらい一方的に話され何もわからなかった)

アラビア語なまりで英語なのかも分からず本当に何を仰っているのか、と❓状態だったが、“congratulations‼︎ ”だけは聞き取れた。

こうして私は採用され、電話の2週間後にはUAEに飛び立った。来月でこちらに住んで1年になるが、今は世界中160カ国以上を飛び回っている。もちろん良いことばかりではなく大変なことが上回り、何度も日本に帰りたい、と思ったが、この挑戦に対して全く後悔はしていないし、心から挑戦して良かったと今でも思っている。あのとき扉を叩いた自分を褒め称えたい。

私が学んだことは、
行動あるのみ。挑戦しなければスタートラインにも立っていない。

ということ。
先のことを考えすぎても、誰も将来がどうなるのかわからない。それならその時間、行動する。
とにかくやってみる。なるようになるから。

そんな私は今フライトでモーリシャス🇲🇺にきている。目の前に広がる海を見て、自分の小ささをまだまだ感じるし、もっと他のことにも挑戦したいと思わせてくれた。そもそも、一年半前、勇気を出してESを出してなかったら、私はこの景色を見ることもなかったし、今この記事を書いているように自身を振り返る余裕さえなかった。

感謝している。家族や友人、会社、そして自分にも。
これが私の挑戦だった。

#挑戦してよかった


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