ドイツで感じた日本との違い。
Guten Tag!
日本国憲法第25条。
最近そんな人間らしい生活ができるようになり、街に繰り出すようにもなり、色々文化の違いに驚く毎日なので記事にします。
自分が会ってきた人、見たもの、感じたことなので一概には言えず、かつ場所とか人に寄ります。色々語っていたら超大作になってしまった(長いだけ)のでぜひ目次から飛んで読んでください。
1.「人」について
ドイツ人と話して感じたことを列挙すると
英語話せる人は年齢によらず
他人種に抵抗がない
よく話す
いい意味でお世話好き
自然がとてつもなく好き
晴れたら絶対に外
挨拶は返してくれる
皆がビールを飲む訳じゃない笑
タバコ率高め
率直
服装にこだわりがない
なんでも自分で作り、直す
とこんな感じ。挙げたらキリがない。
もちろん世界中から人が来てるので、自分が話した人が典型的なドイツ人か否かは分かりません。
人柄
初対面だけどもこんなに話すかって思うほど自分が出逢った人達は話好き。
電車のホームの場所などを人に聞いても、皆が時間を割いて先導までしてくれる。仕事で来ててさ大変でさ、とか聞いてないことまで教えてくれるので面白い。
フレンドリーというと広義すぎる気がするので、初対面に抵抗がないというべきか。
一番助かったのは、SIMの設定を聞いた時に店員の方が職務放棄してまで一緒に設定を手伝ってくれたこと。皆待ってますけどレジ大丈夫ですかって感じでした。それに、店員の人とグータッチして握手までしたのはこの時が人生で初めて。
さ、1テーマ目なのに長くなってきました。
服装
あと思うのは、肌感覚自体が違うのか、自分がヒートテックを着るような日でも皆半袖だったりすること。季節感が自分だけ違う。とても浮いてる気がしてならない。
アウトドア
外で何かする人が多く、夕方になると皆川沿いでビール片手に談笑してる。何かの花火大会ですかと思うくらい。ドイツは冬から春が特に雨が多いらしいので、隙あらば外に出ようとします。夕食後にサイクリングだ散歩だっていうのは晴れの日、今日は映画だっていうのは雨の日。
タバコ
ドイツに来て一番キツいのがこれかもしれない。いかなるとこにもタバコを吸う人がいるので受動喫煙不可避。陸上競技勢としては辛過ぎる。
2.「食事」について
食事に関して言えば、
メインはパン、パスタ
米はあってもタイ米同様細長い
ジャガイモ料理多め
もちろん肉肉肉
でもベジタリアンも多い
故にビーガン食も多い
ヨーグルトはほぼ毎日
1食につき1プレート
飲むのは炭酸水が一般的
水道水は飲める
硬水を覚悟したけど意外と普通
あとコーヒー文化
食洗機が巨大
オーブンも巨大
こんな感じ。
日本食ほどのバリエーションに富んだ食事ではない。という第一印象。それに何品目か作ったとしても1プレート上にのせて食べるというスタイル。
食事と一緒に飲むのは実は炭酸水が普通。身体にいいんだとか?ワイン、ビールを飲む人ももちろんいます。
3.「住居」について
今まで住んできた場所に限ってですが、
基本土足
クーラーはない
代わりにセントラルヒーティング
網戸なんてない
至る所に観葉植物
服は外には干さないのがマナー
洗濯や掃除機は日中のみ
バルコニー付きが多い
バスタブあるが使わない
シャワー、バスタブ、トイレは同室
夏はクーラーがないので、早朝に冷たい空気を入れて日中は窓を閉じておくらしい。
冬はセントラルヒーティング機能で家全体が温まるので快適なんだそう。
日本と違って部屋でも土足で、網戸がないため虫はいるし、植物も多いため、外との隔たりをあまり感じない。壁、天井があるってくらい。
ドライヤー、洗濯、掃除機など音の出るものは夜にするのはマナー的に良くなさそうなので日中に。
4.「スーパー」について
Aldi、Lidlというスーパーについて、
日曜日は閉まる!
野菜はそのまま陳列
ワインの種類が豊富
乳製品もやっぱり多い
パンも多く、安い
買う前提なら買い前に食べる人もいる
栄養スコアの表示
同じく動物の扱いスコアの表示も
レジでは皆座ってる
なんなら何か食べながらレジ
レジでも挨拶は必須
レジはベルトコンベア式
などなど。
本当に食品を選んでる時点でクッキーを食べジュースを飲んでる人が。自由。
ドイツ人の健康志向が高いのもあって、加工食品には栄養スコアNutri-ScoreがA~Eで表示されている。Aが栄養学的に優れているらしい。クッキーやジュースはEでした。
加えて動物の飼育環境の良し悪しスコアHaltungsformは1~4で表示されている。4が最もストレスのない生育環境を表しているらしい。
これは必要だなと思うのは、座って接客しても問題ない雰囲気。日本のレジで座っている人は記憶にない。
あとスーパーに限らず日曜日は基本お店が空いてないので土曜日の内に買い物を。
5.「交通機関」について
これに関しては日本を見習ってほしい。
改札がない
気付いたらホーム
毎回切符を買う必要あり
オンラインで切符は買える
でもドイツ全域の定期券あり
信用乗車制で無賃乗車できてしまう
でも車掌さん回ってチケット確認しに来ます
無賃の場合強制的に降ろされるか罰金です
ドアの開閉は押しボタン式
バスはアナウンスがなかったりする
満員電車はあり得なさそう
席は大体新幹線の車内のような感じ
犬も一緒に乗車
自転車そのまま持ち込み可(最高)
自転車用のスペースもある
犬と自転車は追加料金
なんと言ってもICカードがあって欲しい。オンラインで買えるとはいえ。と思ってましたが、ドイツ全域で使える月額49€のDeutschland Ticketが安過ぎるし便利なのでおすすめです。
でもやっぱり自転車大国なだけあって、ロードバイクどころかママチャリのような大きめの自転車さえ乗せちゃう。
犬も乗せられるのですが、しつけが完璧になされております。自分よりもドイツ語を理解してるのは間違いなさそうです。悔しい。
そして無賃乗車で罰金を払わされている人や次の駅で降ろされる人も何度か見てきたのでチケットは買うべきですね。
声荒げて抵抗するお客さんとそれに物怖じしない車掌さん。「降りてください、今すぐに」と。お客様は神様精神は微塵もないので、結構口論しているのを見かけます。何故か格好良いと思ってしまう。
6.「街」について
見ていて飽きないのは見慣れぬ内だと思う。
数百年規模の歴史的建造物点在
石畳の道多め
テラス席が充実
吸い殻やらで汚いが思った程じゃない
トラムという路面電車が多い
踏切が鳴らない、光るだけ
踏切で止まる必要もない、減速だけ
車は右側通行左ハンドル
環状交差点が多過ぎる
高速道路は無料
高速道路と通常の道路と境がない
制限速度もない
サイクリングロード広過ぎ
ゴミ箱やベンチが多い
人生で初めて時速160kmを体感。もっと速度出せるんでしょうけど怖いのでもういいです。速度が速い故か皆指示器を出すのも早い。100mとかもっと手前。
自転車に優しいなと感じるのは、どの道も自転車レーンがあり、とても広い点。東京ではすれすれを大型トラック走るんだぞなんて話してたら日本では走らないなんて言われたのでもう言いません。
7.「地形」について
サイクリスト観点ですね。
めっっっっっちゃ平
箱根みたいに長く続く坂がない
けど短い登りがあり過ぎ
川も流れが緩やか
郊外の高地に行ったとて標高はそこそこ
400-500mが大半
全体的に平なので見渡しやすい
アルプスに近づけば1000-2000m級
僕としては物足りないかな。と思ってたけども景色がとてつもなく壮大なので嬉しい。速度の出せる短い坂が連続するのでトレーニングに最適。以上。
8.「気候」について
聞いた話ですが、
冬から春は雨が多い
降ったり止んだりの繰り返し
それでも乾燥する
現在4月中旬で朝は4℃とかの日も
なんなら山の方は雹が降る
追記して6月半ばでも朝は7℃とか
乾燥する夏がどんなものなのかが楽しみ。
日本の暑さに慣れていたら快適なのでは。
逆に帰国したら夏乗り切れないのでは…。
9.「自転車」について
自転車大国ドイツでは、
とにかく自転車乗る人多い
ママチャリは見ない、というかないのか
皆鍵は厳重
スポーツバイクでなくとも輪行する人が多い
かごのついた自転車あまり見ない
チャイルドシート付きはより見ない
パニアバッグを付けた自転車がほとんど
ハンドサインが浸透してる
通勤の人もハンドサイン
有料の駐輪場は今のところ見てない
駐輪場もアースロック前提の設計な気がする
最新よりもビンテージバイクをよく見る
ロードよりもグラベルロード多め
自転車店でもロードがないくらい
CANIONがかなりの割合を占める
街で走ってるのをついつい目で追いかけてしまってます。石畳みが多いせいか太めのタイヤがほとんど。
自転車店に入って驚いたのは、店員の方がお客さんの買う自転車に乗って店内移動してたこと。それ今から買って帰るんでしょうに。それをも許す雰囲気なので本当自由というか悠々としてるというか。
あとはロードバイク勢に関わらずハンドサインを知ってらっしゃる。感動。
と、ここまで日本とドイツの違いを挙げてきました。
逆に同じなのは人の優しさと赤ちゃんの泣き声とか。
誰もこう思ったことないかもしれないですけど赤ちゃんが泣いてるのを聞くと、あれここ日本かって思う。人って環境に左右されていない段階は話し方とか性格とかも同じなのかもしれないです、感慨深い。
関係ない話で締めますが今後も気付いたことがあれば更新していこうと思います。
あ、長いのに最後まで読んでくれた方ありがとうございます。
Tschüss!