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愛するユニオラ

今年の初ライブは
Uniolla(ユニオラ)
「新年のユニオラ」@新代田FEVER

ギターの深沼さんとベースの林さんによると、1月20日までは「あけましておめでとう」を言っていいってことで、1月19日に迷いなく新年のご挨拶。
ふたりがトークの分量を気にしているのかいないのか、ずーっと喋ってる間、ボーカルのKUMIさんはいつも落ち着いた表情で聞いている。
林さんの話の途中で、KUMIさんがひょいっと話題をさらったら、そこから延々と深沼さんが深沼家のブーム、ちいかわについて語った。
林さんはその話が終わるのを待ち、何事もなかったかのように自分の話を続けたので笑ってしまった。
相手がまったく知らない話題をその人に対して語ることに躊躇がないという深沼さんと、話を持っていかれてからでも自分の話したいことは最後まで喋る林さん。
心折れないふたりのトークが好きだ。
なんならそのふたりのトークを聞いているKUMIさんを見ているのも好きだ。
ドラムの岩中さんはにこにこ。

アルバム2作品と1月15日に配信リリースされた新曲「それでも」
演奏される曲はずっとヘビロテして聴いている曲なので、どの曲も楽し過ぎる。と同時に心に沁みわたる。
ユニオラは大人のガレージバンド。
聴いてる人も大人が多いが、オールスタンディングで音に身を委ねる。
跳んだり跳ねたりはしない。
みんなで同じ動きをするってのもまだない。
この先、お約束の一体感がうまれるかもしれないし、なくてもいい。
今は心地よく身を委ねるっていうのが一番近い感覚で、ずっと聴いていられるのだった。
KUMIさんの視線は一人ひとりをとらえてくれているよう。
なめらかな歌声とともに心があったかくなる。

ユニオラファンには、おそらく母体があって、ラブサイケデリコファン、トライセラトップスファン、佐野元春&COYOTEファンが沼にハマってそのまま辿りついたのでは?と思われる。
COYOTEからのまさに深い沼。
私の沼はここから。
デリコからの深い沼。
トライセラの林をどんどん歩いてたどり着いた方も多くいらっしゃるだろう。
入場前にデリコファンが、デリコとユニオラでのKUMIさんのボーカルの違いなど語っていらっしゃるのを耳にした。
玄人ファンの会話は勉強になる。
入場したら、私は深沼さん側にいたので、佐野元春&COYOTEの話をしている人たちがいた。
今年のツアーが発表されたばかりなので、元春ファンはソワソワしている。
あまりの共感に聴覚が冴える。
耳ダンボってやつだ。
いっちょ絡めばよかったな。いや、そんな勇気はない。

それぞれのファンもユニオラ始まりのファンの方もここFEVERに集合しているのがなんだか嬉しい。
ライブ熱は高くてもいい。
ありがとうユニオラ。
私たちの母体は間違いなくユニオラだ。


Uniolla
 KUMI       Vo
 深沼元昭 Gu
 林幸治  Ba
 岩中英明 Dr

「新年のユニオラ」
@新代田FEVER
2025/1/19(日)


ライブハウスでオールスタンディングのライブ3回目。
2時間のライブが終了して4、5段の階段を上がったら、足がガクッとして
夫と爆笑した。
足おかしいな!
段差に身を委ねるわけにはいかない。
でも安心。
新代田FEVER、外に出て横断歩道を渡れば新代田駅(京王井の頭線)
来る時も改札出たらもう見えてる。
迷うことはない。
駅近、いいわー。
中年の感想です。



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