車中生活46日目:予想外の温かさと久しぶりのご馳走
昨夜、ブログを書いたり、明日の計画を立てたりしていると、ついつい夜更かしをしてしまった。時計が午前2時を過ぎた頃にようやく眠りについたが、目が覚めたのはすでに11時を回っていた。寝坊は久しぶりだ。カーテンを少し開けてみると、冬の12月とは思えないほどの明るい日差しが車内に差し込んできた。
「暑い…」思わず呟く。朝の冷たい空気に備えて厚着で寝たのが裏目に出た。温かさを通り越して、息苦しささえ感じるほどだ。慌てて窓を少し開けて空気を入れ替えた。
昼を過ぎて、活動開始
12時を回る頃、エンジンをかけて車を走らせる。今日の仕事はチラシ配りだ。車を止め、街の道端を歩きながら、郵便受けにチラシを入れていく。12月だというのに、少し歩くだけで汗ばむほどの陽気だ。Tシャツ姿の自分に、冬の景色はまるで似合わない。それでも、心地よい風が頬を撫で、なんとなく季節外れの春を歩いているような気分になった。
道の駅へ戻り、夕食の準備
夕方5時を回り、いつもの道の駅へ戻ってきた。今日はスーパーでステーキ肉と白ご飯を買ってきた。車内生活ではなかなか手を出しづらい贅沢品だが、今日は少し奮発した。
車内のキッチンスペースで、久しぶりにフライパンを取り出す。ステーキ肉をジュッと焼く音と香ばしい香りが車内に広がる。これがなんとも贅沢な気分にさせてくれる。出来上がったばかりのステーキを、ご飯の上に豪快にのせて、即席のステーキ丼の完成だ。
一口食べると、噛むたびに肉の旨味が広がる。「美味い!」心の中でガッツポーズ。こうして1日の終わりにちょっとした贅沢を味わえるのは、日々の節約生活があるからこそだと思う。
車中生活の良さを改めて感じる
食後、片付けをしながらふと考える。車中生活を始めてから、こうして自分で作る食事の一つ一つがとても特別に感じるようになった。確かに、固定の家があればもっと楽かもしれない。でも、この自由さ、季節を肌で感じながら生活するこの感覚は、車中生活ならではだ。
今日は寝る前にまた少しブログを書こう。今夜は早めに休んで、明日はもっと充実した1日にしようと心に決めた。