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車中生活8日目:心の葛藤と冬の到来を前にして

車中生活を始めて1週間と1日が経ちました。昨日の夜は本当に寒く、深夜には冷気がじわりと体を包み込み、眠りから覚める瞬間が何度かありました。毛布をきつく巻きつけ、体温を保とうと努めましたが、それでも寒さは容赦なく体にしみ込んでくる。車中で迎える冬の冷え込みがこれほど厳しいものだとは、実際に体験して初めて分かることです。


今日の日中は幸運にも暖かく、冬の厳しさを少しの間だけ忘れさせてくれました。しかし、これからは寒さが日常になるのが目に見えています。夏の暑さも確かに厳しいですが、私にとっては寒さの方が対処しやすい。何枚も重ね着をして耐え忍ぶことができるからです。それでも、これからさらに寒さが増すことを思うと、少しの不安が心に影を落とします。


私の生活の中で、固定支出をできる限り減らさなければならない現実が、日々の選択に影響を及ぼしています。自営業をしている私にとって、収入が安定しないという不安は常に隣り合わせです。仕事があるときもあれば、そうでないときもある。その不安定さが、日常生活においてもストレスとしてのしかかってくる。できるだけ出費を抑え、生活をシンプルにすることで、そのストレスを和らげようと努力していますが、それでも完全に心の平穏を保つのは難しいものです。


時折、自己嫌悪に陥ることもあります。完璧主義の傾向がどこかに根付いているせいか、少しでも思い通りに行かないと心が落ち込んでしまうのです。仕事が順調に進んでいるときは気分も晴れやかですが、そうでないときには自分を責めてしまう。この車中生活の決断も、自分に課した一つの試練なのかもしれません。環境が厳しくなる中で、果たして自分の精神はどこまで耐えられるのか、その挑戦に足を踏み入れた気持ちです。


車中生活と「普通」の生活のギャップ


家賃や光熱費を気にせずに暮らしているときは当たり前に感じていた「普通の生活」ですが、車中生活に入ってからその「普通」がどれほど贅沢なことだったのかを痛感しています。エアーマットや毛布に身を包み、車内で寝泊まりする毎日。これを始めた理由は経済的な負担を減らすためですが、その代わりに失ったものも少なくありません。寒さに耐える日々が続く中で、自分の心と体が次第に磨耗していくのを感じます。


ある意味、この車中生活は自分自身への挑戦です。心の中で葛藤が生まれるたびに、それを乗り越える力をつけたいと強く思います。しかし、実際に耐えられるのかどうかは、自分でも分かりません。完璧を求めてしまう性格は、時に自分の精神に重くのしかかります。何か小さなことでも失敗すると、それが頭の中でぐるぐると回り始め、冷たい夜の中でその重みを感じるのです。


寒さ対策とこれからの挑戦


冬の厳しさがこれから増してくる中で、今の生活をどうやって乗り切るかが最大の課題です。寝袋の購入や厚手のエアーマットの準備は急務です。少しでも体を暖かく保つことができれば、精神的な負担も和らぐはず。寒さによって眠れない日々が続けば、心身のバランスが崩れる可能性もあります。睡眠が十分に取れないことで、日中の仕事に集中できなくなることもあるでしょう。


実は、寝具以外にも考えている寒さ対策があります。それは、車内で少しの暖かさを感じられるように、ポータブルヒーターを導入することです。バッテリーの負担が大きいことが懸念材料ですが、それでも冷え切った体を温めるためには何かしらの手段が必要です。また、ホッカイロや湯たんぽなどのアイテムを利用し、少しでも暖を取る工夫も欠かせません。


固定支出を減らすことで得られる安心


車中生活のもう一つの大きなテーマは「経済的自由」です。家賃や光熱費といった固定支出を減らすことで、少しでも精神的な安心を手に入れたいと考えています。不安定な収入に対する不安を和らげるためには、支出を抑えることが最も効果的な手段です。そうすることで、少しずつでも経済的な自由を感じることができ、心の平穏を取り戻せるのではないかと思っています。


自営業としての仕事が安定しないのは事実ですが、それでも自分で選んだ道です。この車中生活も、その一環として選び取りました。決して楽な道ではありませんが、乗り越えられたときに感じる達成感や、自由な生活の中での喜びを味わいたいと思っています。


未来への不安と希望


この車中生活がいつまで続くのか、自分でも答えは見つかりません。しかし、少しずつでも前に進むことで、新たな希望や道が見えてくるのではないかと信じています。日々の寒さや不安、葛藤を乗り越えることで、いつか心の中に「強さ」を手に入れられるのではないか。それを目指して、今日もまた寒さに耐えながら、自分と向き合い続けています。


今後の車中生活がどのような形に進化していくのかは分かりませんが、その過程を記録し、皆さんに共有することで、自分自身を奮い立たせていきたいと思います。



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