はじめての宇多田ヒカル
HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024
7/24 さいたまスーパーアリーナ
なんとも幸運なことにチケットが取れ、
はじめての宇多田ヒカルライブに行ってきました。
衝撃的なデビューからの活躍はいまさら説明するまでもないけど、
ガチのファンじゃなくても彼女の曲は
多くの人に長い間親しまれていて、
それはほんとにすごい、稀有な存在だと感じる。
ここからネタバレ含みます。
これからライブを楽しむ方はご注意。
最初の曲はなんだろう?とわくわくしてたら
なんと、あの、time will tell
懐かしい、懐かしすぎて涙出る。
優しく包み込みながら
あたたく励ますメッセージ
そういう曲だと前から知ってたけど、
こうして改めて聴くとめっちゃ沁みる。
20年ぶりくらいに、詞の意味をかみしめる。
これを弱冠15歳?で書いたの天才すぎるでしょ。
包容力とか広い視野とか、
そういう大きな温かさで聴き手に寄り添うのって
色んな思いを味わってるからできることだなと
あの頃の私には理解できてなかったな。
その後も懐かしい曲が続く。
これでもか、とあの頃の記憶がよみがえる。
未熟な自分を思い出してちょっと恥ずかしくなったりしながら、
それも曲を味わう上でスパイスとなって
涙が勝手に流れ続ける。
懐かしいな。
4曲目はあの、In My Room
この曲、当時とっても好きだった。
やりきれない、もどかしい、うまくいかない、思ってたんと違う!
そんなモヤモヤとしていた頃だったから
自分を投影しやすくて聴いてたな。
という詞の意味なんて、当時はわかるはずもなく。
でもわからないなりに惹かれていた。
今なら少しはわかるよ、
そう思える今に感謝しながら聴いた。
前半は切なさに寄り添い、認めるような曲が続き、
その後中盤はKeep Tryin'やBADモードなど、
励ましたり、大丈夫だよと背中を押す曲が多かった。
後半は家族愛、人類愛のような曲が多く、
この構成も素晴らしいと感じた。
博愛、ワンネスが全体のテーマなのかな。
彼女の様子から感じるメッセージは
この宇宙を感じて、抱きしめて、みんなで楽しもう!
みたいな感じ。
まさにこの2024年にピッタリ。
とにかく、器がでかい人だ。惚れるわ。
私は個人的に、花束を君にやOne Last Kissが号泣案件なので、
後半泣きながら口ずさみながら、録画と忙しかった。
どちらも喪失を描いた作品。
どこら辺が好きかとか、語るときりがないので割愛するけど、
感情に振り回されない描写が、逆に悲しみの深さを際立たせていて
何度聴いても涙が出る。
色んな感情を味わい尽くす、そうやって生きてる人なんだと感じる。
ライブで聴けてよかった。しあわせ。
アンコールはElectricityとAutomatic
Electricity、めっちゃ好き。
もうそろそろ地球だけに囚われるのはよそうよ、
っていう曲だと勝手に解釈している。
Automaticが最後っていうのがにくい構成。
前半 恋の切なさ、葛藤
中盤 励まし、新たなチャレンジ
後半 博愛
アンコール Electricityは宇宙へのいざない
Automaticは恋の喜び
最後にめちゃくちゃ人間らしいところに着地。
だって、人間ですもの、ね。
途中MCでこんな趣旨のことを言ってた。
境界線がない。優しい。あなたも私も対等。
そういう目線の人なんだと感じた。
クラスメイトみたいな感じ。
はじめての宇多田ヒカル、やっぱ宇宙の人だな、という私の結論。
これからもますます活躍するだろうな。
参加できて、本当によかった。ありがとう♡
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