年齢とともに失っていくもの
私はアラフィフだけど、アラフォーくらいに見られる、ちょっと若いタイプ。
自慢してるわけではないの。
たぶん気持ちがいつまでたっても思春期のようなところがあって、
誰にも縛られたくない!
大人の言いなりになんかならない!
みたいなやつ(すっかり大人なんだがね)、
それがいつまでたっても消えず内側で燃え盛っているので、
少し若く見られるのかな?と思います。
そんな私でも、街並でふと鏡に映る自分を見たり、いつの間にか撮られてた写真を見て、
あ、あれ???汗
って最近はなる。
しょうがないのよ、時間は重ねるものだから、体に刻まれて蓄積して、やがて表面化するの。
それに、いつまでも若々しくありたいとか、しがみつくつもりはさらさらなくて。
だけど、自分のイメージより実際がしょぼかったら、なんか寂しいよね。
そんなある日道を歩いていたら、
向こう側に同僚の若い女性を見つけた、と思ったけど人違いで、
だけど似てるな~と眺めていたら気づいたことがあった。
若さとは、輪郭があることなんだ。
って唐突にわかった。
目鼻立ちがハッキリしていなくても、
メリハリボディじゃなくても、
造りに関係なく、
若いって輪郭がハッキリしているんだ。
年を取ると同じような顔になっていくもんね。
性別すらも差がなくなっていくし。
胸も腰も尻もだんだんと緩み、
顔立ちも、優しくなると言えば聞こえはいいけど、
目尻も口角も表情筋もぼんやり曖昧になってくる。
若さとは、輪郭があること。
年を取るとは、輪郭を失っていくこと。
あー、ここに気づいた私、天才!!
そして、この流れで急に思いついた、整形についても触れたい。
美容整形してる人ってなんとなくわかりませんか?
元の顔を知らなくても、あ、やってるねってわかるもんです。
それはなぜか?
輪郭の違和感。
手を加えている箇所はシャープで若々しくハリがあるのに、
それ以外は輪郭がぼやけてる。
全体的に同じ程度にぼやけてるなら違和感ないけど、
部分によってバラつきがあるのが違和感なのです。
美容整形を批判してるわけでは決してないよ。
美を追求する心、自分を愛することはとても大事。
その動機はとても美しい。
だけど、コンプレックスばかりにフォーカスしないで、気に入ってる所も気になる所も平等に、ちょっと距離をおいて眺めてみると、
そしてそのうえで自分らしい美を表現していくと、違和感はなくなると思います。
やりすぎはやめとこね。
そして積み重ねた時間がその人の雰囲気になるのなら、
今自分がどうありたいか、
どんな時がのびのびと自分らしくいられるか、
どんな自分が好きか、
そんなことにフォーカスしていきたいな。