![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88006338/rectangle_large_type_2_dee3d40675145a920145e2fdd2ac464d.png?width=1200)
猫伝染性腹膜炎(FIP)治療と閉ざされたコミュニティ
FIPとこの記事について
はじめに、FIPという病気については、
様々な記事やクラファン関連の問題で広まった所があるので
割愛したいと思う。
このnoteでは今年FIP(ドライタイプ)の治療を始める前や、
治療中に経験した出来事の中で、
あまり他では触れられていないであろうことについて書くつもり。
一番はFacebook上のコミュニティについて。
特定の治療やサプリを宣伝/紹介する意思はないので、治療に当たる際は
実績ある獣医師の元で相談のもと行ってください。
症状
診断については、よくある症状(体重減少・元気消失)などが続いて、
最終的に神経症状がでたところで、
やっと病院でもFIP疑いということになった。
特にドライタイプにおいて神経症状など重症化が進むまで、
よほどFIPに精通した病院が近くになければ難しい、
というのは言われている通りであり、
もっと早めに治療を始めていれば猫に負担をかけることはなかった、
というのは全飼主が思うところと同じだった。
その中で、あまり言われていない上に
FIPとどこまで関係するか分からない症状があった。
壁やサッシを舐める行為だ。
貧血等の症状であり得る行為と思えるが、
うちの猫の血液検査結果は特に貧血を示してはいなかった。
そしてこれらの症状は回復していくにつれ消失した。
特に医学的な根拠があるわけではないが、
なにか参考になる人がいたら嬉しいと思う。
FIP日本コミュニティについて
FaceBookには日本で恐らく最大のFIP治療コミュニティがある。
精通した病院や経験した人が近くにいれば幸運なことだが、
FIPと診断されて焦っていると、とにかく調べまくる。
そして必ずヒットするのが先程のコミュニティである。
Mutian治療をする上ではとても参考になるコミュニティであることは
間違いない。病院の紹介も行ってくれる。
(人によっては特定の病院にやたら拘って推してくる点は注意、
恐らく自身がお世話になったからだろうが、
こちらとしてはなんら関係のないこと)
しかし運営元がMutianであることから、その他の治療については
とても閉鎖的ですぐに退会をさせられる。
しかもそういった自治活動を行っているのは運営や会社の人物ではなく
同じくFIP治療を経験した一般人だ。
運営元の都合上、自社の治療以外を認めないのは当然だが、
同じように苦労して治療した人が、
Mutian以外は異端・違法であるとまで匂わせ、
今後一切の情報は提供しないし勝手に頑張ってくれ
と個別メッセージを送ってきて数時間後には追放される。
コミュニティを活用する際は、
Mutianを使う意思をみせておき、病院など必要な情報を得られたあとは
病院とのやり取りのみで完結したほうがいいのではないかと思う。
コミュニティである以上、ギブアンドテイクの精神で運営されるのは
立派なことだが、一部のカルト的な思考は怖さを覚える。
コミュニティのやり取りは一部参考にはなるが、
ほとんどが素人が自分の経験に基づき発言をしているだけなので、
一番信頼すべきは実際に自分の猫をみてもらっている先生であり、
製薬会社や治療経験者からは病院情報以上のことは
期待しないほうが良いと思う。
FIP治療について ※追記
治療経験者ながら伝え忘れていたことがあったので追加する。
FIP治療の全ては決断の速さ、これに尽きると思う。
そして再発や銭失いをしないために重要なのは、その猫の
適正体重にあった容量を毎日正確に投与 すること。
これをその猫を直接触ってもいない製薬会社の指示と
焦っている飼主と製薬会社コミュニティだけで可能なのか?
ケチったりよく分からないけど製薬会社の指示に従っていれば大丈夫
という考えは危険だと思う。
なぜならその製薬会社は過去のデータは持っていても、
あなたの猫を直接診ていない。
遠くても大変でも救いたいならFIP治療経験豊富な獣医師がいる病院へ
すぐに連れて行って相談のもと治療方針を決めてほしい。