影響力の武器
影響力の武器
私が読んだ本の中で人間の原理原則を
よく抑えている影響力の武器という本がある
6つの人間に大きく作用する性質が
書いてある。紹介する。
①好意
一つ目は好意を抱いた相手に関しては
そうでないときに比べてものを
買いやすかったり
買う予定でないものを
買ってしまうというものだ。
主に異性に対してだが
生殖に有利に働くと脳みそが考えているからだと言われている。
②返納性
二つ目は貰い物をすると
それより価値をあるものを
返してしまうというものだ。
またこれは好きでもない相手にも該当し
無料でもらえると申し訳なくなり
買ってしまうことにつながる。
これはコミュニティの中で
もらいっぱなしだと信頼されないとみなされ
排外されることを防ぐことが目的である。
③コミットメント
これはコミュニティの中で
一貫性のない人間は信頼できないと思われ
排外されることに由来する。
④社会的証明
これは意思決定などが多すぎて
何が事実かわからないときに
より多くの人間が選んでいるものを
優れているとみなすものだ。
モテる人がよりモテるとか。
行列店は行列が絶えないとかは
ここからきている。
⑤権威
これも社会的証明と似ていて
権威がある人間なんだから
自分たちより賢いという判断のもと
権威がある人の意見が正しいと
思いがちになるようにできている。
⑥希少性
最後は希少性。
これも多くの人が選んでいる
という証明になるという点と
昔は常に食べ物に困っている状態で
多くのものが希少であった。
残り少ない状態になったとき
それがなくなるリスクと
余分になってもとりあえずキープしておく
リスクを天秤すると
圧倒的にキープしておいた方がいいことから
希少なものを大事と思うようになったようだ。
大きく二つに人間の性質は
分けることができる。
コミュニティの中で浮かないための方法
脳をなるべく使わなくても
正しいほうを選べる方法だ。
これは昔の名残が今も残っているだけだ。
現代という時代において希少性は
意味がないことがわかるが
本能にはインプットされている。
これらを使った悪質な営業には
注意が必要である。
人類の歴史は長く
この本能は少なくても
私たちが生きている時代には
変わらないので理解したうえで
対処しなければならない。
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