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介護とお金と施設事情


誰しも生活をするにはコストがかかります。
特に高齢者になると医療や介護の必要が高まり、出費がかさみます。
しかし高齢になると仕事は退職していて、収入は減少しています。

子どもたちを頼るのも難しい。
子どもたちが子育て世代であれば、何かとコストがかかる時期。
自分達の生活が苦しければ親の援助どころではありません。

お金がない。
それでも事情により、家での生活がもう無理だ。
そんなとき、どうするか。


介護にかかる費用の一例

何らかの事情で家での生活が大変になって施設を利用しようとするとき、費用負担がひとつ問題になります。

いわゆる老健や特養など介護保険の施設に入れば、安くても月々7~10万はかかります。年金がそれを下回るか、ギリギリだと払えない。

では有料か?(有料老人ホームのこと。サービス付き高齢者住宅含む)
場所にもよるでしょうが、原則介護度に関わらず入所ができて、選択の自由はあるものの¥15〜18万はかかります。
(注・自分の周辺調べ。仲介業者さんの意見を含む。地域格差あり。)

介護を頼る人がなく、お金がない、でも介護度低い、という場合、どこで暮らしていくか。いつまで暮らせるのか。悩ましい問題です。

増える有料老人ホーム

新規の有料老人ホームが次々に立ち上がります。そんなに増えるのなら選択肢が広がって良いように思えますが、実際には費用や受け入れ体制の問題など、選択するにも条件が限られてきます。
しかも既に部屋はいっぱいに。
まだ生活費にゆとりがある人たちや生活保護を受けている人たちが入居を済まされ、生活費は苦しいのに保護を受けるほどではない人は、入れるところがなかなか見つかりません。

2024年度の介護保険報酬改定では施設関連の報酬がアップしているものの、訪問介護の単価は下がってしまいました。
施設が充実してきています。反面、訪問介護はヘルパー不足が深刻です。
訪問介護は在宅介護を支える常用なサービスです。費用面でも利用者に優しいサービスだと思います。
そして今回の報酬改定では、地域包括ケアの深化が掲げられています。

お金がなくても介護ができる手段が必要です。
自助や共助を増やすことができれば良いのでしょうか。

もっと気軽にみんなで適当に集まって、ワイワイ言いながら世話をしたり、してもらったり。勝手に来て、勝手に帰れるような場所があるといいですね。
あ、それを作れってことか。

それにしても有料老人ホームがほんと増えていきます。
皆さんの地域はどんなでしょうか。

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