いのちの電話
いのちの電話には誰も対応してくれない時間がある。
22時以降9時迄。
大抵この時間はどれもこれも繋がらないんだけど、
じゃあこの時間の人どうすんねん?という
悲憤が起こるのと同時に、
そだよね、24時間他人の話聞くために人件費かけらんないよね、、という冷静な思考がやってきて、
結果落ち着くという嫌な仕掛けになってる。
でも、この仕掛けに気づけない、
本当の本当の本当に誰でもいいからって
最後の助けを求めた人がいたとしたら?
その人が耳元で冷たい電子音、
ーーーお掛け直しください、を聞いたとしたら?
考えただけで、吐き気がする。
ーー作るなら、24時間聞いて欲しい。いつ死にたくなるかなんて、死にたい本人にもわからないから。
ーー見捨てる瞬間を作るなら、希望なんて1つも与えなくていい。愚痴は三途の川で聞いてもらうから。
次の日の朝、着信履歴と自殺の報せの数合わせを行わなくていいように。