【ムキムキエクストラ】ピオニーキャリーレジギガス
多くの方は初めまして、星見です。主にココロモリ小森という名前でプレイしてます。今回は2024年9月14日のムキムキエクストラ(場所:池袋 clove base)に出場してきたので、持ち込んだデッキについて書きたいと思います。結果は1-3でした(不戦勝卓でムキムキさんにフリーで勝っただけなので実質全敗)。結果はふるいませんでしたが、練習会にお邪魔させていただいたり、結構頑張って考えたデッキではあるかなと思うので共有させていただこうと思います。
使用デッキと直近の強化
使用したのはピオニーからの展開を軸としたレジギガスデッキです。もともと、ピオニーからvipパス2枚持ってきて一枠イキリンコから展開するようなピオニーレジギガスを使っていたので、プレシャスキャリーがきたとき、真っ先にかなりの強化を受けたと感じました。妨害非考慮なら「ピオニー→プレシャスキャリー、スカイフィールド」だけで展開を完了できるため、後て1でGGエンドを打ったりガブリアスVのソニックストライクを打ったりということを狙います。また、キュレムが追加されたことで非エクのデッキに対しても強い攻撃をできるところも強化ポイントだと感じております。
採用理由
若干順番が前後しているように感じるかもしれませんが、重要度やデッキの核になるものから順に触れます。
・レジ組
古いリストだと1積みが多いものなども散見されますが、すべて2枚以上はマストだと考えています。サイドに落ちすぎたり、同種が固まりすぎるとピオニーの良さを生かしきれないため。
レジギガス
説明不要。特性を使うのはこいつだが、全員集合してないと使えないので重みづけを変える必要はない
レジドラゴ
アタッカーになれるほう(ドラゴンエナジー)とドローできる方(りゅうのひほう)の2種類を1枚ずつ。りゅうのひほうは特にピオニーとの相性もいいです。ピオニー後にりゅうのひほう→イキリテイクと打つのかイキリテイクだけなのかはハンドやトラッシュの状況を見て対応します。アタッカーのほうが抜けてるリストもあると思いますが、スカイフィールドがなくても殴れるのであった方がいいかなと思います。
レジエレキ
HP130(でんじソナー)とHP120(テラスパーク)の2種類が採用候補だと思います。HPは基本的に130である意味が大きい(ベンチ狙撃系は120点が多いため、生き残る)ですが、テラスパークのほうが攻撃性能としては使いやすいので途中まで散らしてました。でんじソナー2枚なのは後述の名残。
レジスチル
これ以外特にない。スタンだとかなり弱い気がするが、エクストラだとかるいしがついた相手に220点出るのが偉いのと、パオジアンを弱点込みでワンパンできるところが偉い。
レジロック
主にこれ(ギガインパクト)かオメガバリア、もう一体hp130のやつ(いわやまのうなり)当たりが選択になると思います。今回ギガインパクトを採用した理由は①攻撃性能の高さ(テテフ、イバラあたりをワンパンできる)②HPの高さが理由です。1枚オメガバリアのやつにするのもありかなと思います。ちなみに私は持ってません
レジアイス
HPが120でもどうしても採用したいぐらい強いたこおりのけっかい2枚。基本的にスタートするとうれしい。うねりやラボを貼られないため、非常に展開しやすくなる。技は茶を濁せて悪くなく見えるが、打点が低すぎて弱い。HPが低いこともあり、ルギアに弱い等欠点を感じる部分はあったが、それでもこいつにしたいぐらいには強いと思っている。うねり等について は後述
・アタッカー枠
ガブリアス&ギラティナGX
プレシャスキャリー実装前は抜いていた。理由はサイドをとれない置物にしかならないし、後手1で決まる確率が低いから。が、キャリーが実装されたことで後手1で非常に決まりやすくなったので再雇用。先の展開が遅れれば後手1で試合を決められるため、継続戦闘力の低いレジギガスと相性がいい。
ガブリアスV
高い攻撃性能、封印石の貼り先、逃げ0ととにかく偉い。逃げ0なため、封印石を貼ってもエネなしで逃げれる(逃げ0のせいでエネをトラッシュに戻せないことも……)こいつと後述のキュレムがいることで構築からグズマを抜くことができる点も強い。ダブドラが足りなくなることがあるのでダブドラ+1枚=1個エネと切るだけでなく、ダブドラ2枚切りをすることも多い。序盤から終盤まで強い無難なアタッカー。
キュレム
非エクに対して非常に強力な1枚。特性が活きた場面に遭遇したことはないが、アクロマの執念はグズマハラがあるプールでも採用を検討できるぐらいには協力なカードだと考えているので今後猛威を振るうかも。ガチよりの大会だと非エクが絡むデッキの母数は少ないので活きにくいかもしれない
・展開用補助のポケモン
イキリンコex
確定。ピオニーで亡くなった手札が戻る。デデンネと違いスタートしても特性が使え、VIPパスから展開できる。2枚入れることも考えたが、デッキの枠の都合上2t目以降死ぬ札にそんなに割けない。
カプ・テテフGX
ピオニーを持ってくるのは前述のとおり。先攻を取らされたときもゼイユを持ってきてハンドを回し、イキリンコなどと合わせてなるべくピオニー(ないしランダムレシーバー)や消費期限が1t以内のVIPパスに触りに行くこともできる。攻撃性能は正直オマケで、あんまり強く使えない。
・エネルギー
ダブルドラゴンエネルギー
通称ダブドラ、イカれカード。これだけで飯食ってるドラゴンタイプも多い。レジギガスデッキは枠がかなりキツイため、ダブドラのように1枚=2個で働くカードをベースにしないと苦しいため、ダブドラを軸にしてアタッカーをドラゴンタイプにしている。依存度が高いとザオボーが怖いが、ガブリアスVとキュレムがエネをトラッシュできるため、強く使える時間が長い。GGエンドを打つため、サイド落ちも考慮して4枚
オーロラエネルギー
虹エネ枠でもこいつを採用した理由は手札をトラッシュできるから。エネをトラッシュしたり枚数を減らしたりゅうのひほうを打てるのが強い。デメリットにも当然なりうるが、ピオニーで大量の札が燃えてくので誤差。レジ組が基本的に有色×2+無色1なのでサイド落ちも考慮して3枚はほしい。ほかにエネルギーを入れないなら4枚。
ジェットエネルギー
途中から入った。ピオニーから持ってくることはできないが、エネの数を増やしながら入れ替え札になれるのがかなり強い。2枚いれていたが、ひもに1枚譲って1枚にいた。2枚のほうがいい。
・トレーナーズ
ピオニー
4枚。にしたさんという方が使ってる研究所アーケオスのデッキからサポートをピオニー中心で種類数を減らし、ランダムレシーバーで触れる構築の着想を受けたのが始まり(たぶんCL愛知の前ぐらい?に前身となるデッキを組んだ)。キャリー+スカイフィールドだけで展開を完了できる最強のサポート。実際は手札にスカイフィールドがあることも多くコンプレッサーを持ってきたり、そもそもイキリンコが展開できていてテテフを使っていないorガブリアスVでなぐるときはガブリアスVを置いて封印石を貼り、イキリテイク後に封印石を使うような形が多い。最も好きなカードであるブルーの探索の親戚なので当然好き
ゼイユ、グラジオ
基本的にはピオニーしか打たないが、ケア用の2種2枚。ゼイユは後攻デッキに対面しじゃんけんで負けたとき、ほとんど回らずにVIPパスやイキリンコといった死に札をデッキに抱えて2tを迎えることが多いのでほぼマストだと考えている。グラジオは基本的にサポ権を使うことが相当弱いとかんgなえているが、キャリーが落ちている場合はアズサ等を超えるパワーを持つ展開札になれるという発想からなくなく採用。
ランダムレシーバー
上記の通り、ピオニーやブルーの探索のような万能系サポートと相性のいいカード。最初はテテフを抜いてランダムレシーバーを厚めに積んでいたが、展開札がどのみち必要になること、それを踏まえるとテテフを介して触った方が要求値が下がることから徐々に減らして2枚。
プレシャスキャリー
史上最強の展開札。最大ポケモン8体展開できるということで、2t目以降も使えるVIPパスが4枚分……いかれてます。初動に使うだけでなく、レジギガスの課題の一つである復帰に使うこともできるため、ボールかタンカどちらでもレジチームを形成できる場合はタンカから復活させたほうがいいことも多い。こうした異常なパワーのACE SPEC(シークレットボックスなど)によっておとりよせパッドやグラジオなどの株が上がっていると考えている。
バトルVIPパス
キャリーがあるのに2枚もいるのか?と思う人もいるかもしれませんが、少ないぐらいかなと思ってます。そもそも、ピオニーを使う前に基本的には山の中の確認が必要になるため、キャリーとかぶっても腐らないです。キャリーがなくても足りてる場合はピオニーから持ってくる、使わなかったら2枚目以降のコンプレッサーでできたら落とす。
クイックビール
テテフに触れる、エネを落とせる点から最優先で採用したボール。ピオニーから持ってくると使いにくいことには注意。4枚採用していたが、これを理由に1枚ネストボール
ヒスイのへビーボール、ネストボール
それぞれピオニーからピンポイントで持ってきて使う用に採用。サイド落ちを確認後、ピン積みのアタッカーを戻したり、クイックボールと違い手札をトラッシュしないイキリンコやアタッカーの呼び札として使えるため採用。好みはあるかもしれない。
バトルコンプレッサー
余裕があれば4枚にしたい。理由は、素引きして使いたいから。基本的に3枚以上はデッキコンセプト上確定。
レスキュータンカ
本当は3枚入れたいが枠の都合で泣く泣く2枚に。手札に戻す効果でレジチームの再結成やアタッカーの再降臨を行うだけでなく、キャリーと合わせて3枚戻す効果を使うこともあるので夜のタンカじゃなくてこっちにした方がいい(そもそも基本エネルギーが入ってないからこっちのほうが明確に強い)。
フィールドブロアー、隠密フード、あなぬけのひも
メタカード。フードはイバラ前に対してイキリンコに貼って回す。ブロアーは混沌のうねりとダストダス(ダストオキシン)対策。
かるいし
入れ替えを2回したい場面がある(後述)こともあり、ひもやジェットエネルギーを入れていても2枚ほしいと思い2枚。諸説
・その他のポケモン
最後に持ってきたその他のポケモンというのは、上のリストでいうエンペルトVとマーシャドー(リセットホール)のことになります。これをわざわざ項目に分けたのは他のカードと違い、ギミックに直接関係ない対策札でありながらレジギガスの弱点を補うために入れた方がいいと考えて入れた特殊なカードであるためです。最初に回したりするときは抜いたほうがOIOIです(激うまギャグ)。
マーシャドー(リセットホール)
混沌のうねり対策、および切り返し用に採用。混沌のうねりを割りながら展開するにはピオニーから「ブロアー+スカイフィールド/展開札」みたいな形から入る必要があります。初手ですらピオニーでブロアーを指定する余裕は正直ないです。そのため、VIPパスから(ないしキャリーその他ボールから)レジやアタッカー、イキリンコと同時に持ってこれるブロアーとして採用しました。さらに、スカイフィールドをスタジアムで割られてポケモンが1体も倒されなかった場合、つまり下の画像のような場合です。
この時、マーシャドーを残す→マーシャドーでスタジアムを割るの手順を踏むことでテテフからピオニーに触ったり、レジの再展開を行えます。最初はこの枠にフィオネ(ひきよせのうず)を入れていました。ベンチを1枠開けるならこちらの方が確実ですが、どちらかというとブロアー的な役割を重視してマーシャドーにしました。
エンペルトV
エクストラにおける特性ロックは
①非超タイプ(←ソーナンス(がまんのかべ))
②ルール持ちポケモン(←テツノイバラex(イニシャライズ)/頂への雪道)
③たねポケモン(←サイレントラボ/クレッフィ(いたずらロック)等)
④バトル場のポケモン(ハバタクカミ(あんやのはばたき))
⑤全部(ダストダス(ダストオキシン)等)
に大きく分かれます。例えばルギア系統やリザードンのデッキに入ってるサイレントラボは単なる妨害的なスタジアムとしての役割だけでなく、ソーナンスを止めてアッセンブルスターやれんごくしはい/うらこうさくを使うといった意図が含まれていることが多いです。こうした特性ロックへの対策を特性ロックで行う場合、当然ながら「自分が使いたい特性と相手の止めたい特性の相違点」をつかなければいけません。このレジギガスデッキ最大の天敵はソーナンスではなく、ウソッキー(みちをふさぐ)です。理由は単純にベンチにいるクセにずっと特性が働いていること、そしてレジギガスと共通点が多い(上の⑤を除けば①○②×③○④×というところが共通。)からです。サイレントラボを貼るとレジギガスが加速できません。そこで何とかウソッキーだけを止めるカードを探したところ、なんとエンペルトVしかありませんでした。ウソッキーを止めながら展開する方法は以下の通りです。
1. バトル場にエンペルトVを立てる(みちをふさぐ停止)
2. スカイフィールドを貼りレジ組をそろえる
3. レジギガスの特性を使いレジエレキかアタッカーの誰かにエネルギーを加速する
4. 入れ替え札を使ってアタッカーを前に出す(みちをふさぐ起動)
5. 攻撃する(仕方なくウソッキー破壊が多い)
要求値は高いですが、これ以外だとサポート権が必要だったりと、なかなか難しいです。もう一つ思いついたのはエンペルト(きんきゅうふじょう)を使った方法です。もともと余ったコンプレッサーで落としておくと、自力で復活できるミュウexみたいな感じで使えて強いと考えて採用していました。このエンペルトにこうかくレンズを付けてエネを手貼りすればウソッキーの弱点を突いて倒すことができるというわけです。……いや、無理だが。そもそも、このデッキはできるときに手貼りすることはあっても必ず手貼りすることはかなり難しいです。その上こうかくレンズを手札に加えてエンペルトよんで前に出して……ということでほかの方法を探したところ、上記の方法ならピオニーを使いながら行える範囲だとして採用に至ったわけです。
・課題
・普通にVstarをワンパンできない
非エクのデッキで280をワンパンできる必要はありませんが、アタッカーはサイド2枚(なんなら3枚のやつもいる)ですし、そもそもロングゲームできるデッキじゃありません。しかし、上記のアタッカー組では280ワンパンできません。やばい。改善案としてはコライドンexを入れるのがいいと思います。ダブドラ対応で手貼り2回で殴れる(?)可能性もありますし、癖のない高打点のアタッカーはやっぱり1枚はいた方がいいです。
・特殊エネロックがキツイ
「シンオウ神殿?山ほどあるスカイフィールドかマーシャドーかブロアーで割ればいいだろwwwスタジアムじゃ私様はとまりませんわよwwwww」と思っていたら、ゴーストブリーチを立てられて1敗。……いや、さすがに気づけ……というわけで特殊エネを止められると厳しいです。対策としては、ウッウVを候補の1つに考えました。上記のエンペルトVは正直、苦肉の策で入れてるだけなので普通に無色のみで殴れるアタッカー(しかも裏に飛ばせるぞ)を入れるのがOIOIと思います。手貼り止められても貼ることはできるのはアーケオスと一緒。
・先攻を取らされるとキツイ
後攻デッキは主にワンショット系とエヴォリューション等のワザかグズマハラ等のサポートを使った展開系の二つに分かれます。妨害を立てられたり、なんならなんもできずに返す羽目になったりともらえるのは先攻じゃなくて後手の後手です。そのため、上記のように展開するだけでなく先攻で妨害を立てるのもありかなと思います。と言っても妨害札を何枚も入れるというよりピンで頂への雪道を入れて前にレジアイスを置くとかそのぐらいです。環境topのレジドラゴやルギアが先攻とるデッキだからあんまり気にしなくてもいいや!と思ってたのですが、ホルビー系統(コントロール、ドラパルトexで殴るやつ)やワンショット系(エレキレイン、シュープリームGX、若干カースドボムを使ったのがチラホラ……?)が割りとしっかりした大会とかだとエクバ等に比べて多いのでそうもいってられるか……割り切りも大事!!
・終わりに
というわけでプレシャスキャリー発表からちょこちょこ調整していたピオニーキャリー型レジギガスでした。大会の内容としては、視野がだいぶ狭くなっていて、広い対面への動きを確立させれていなかったことが敗因になっていると思います。煮汁歯車、有利かなと思ってたら、先でルギア2体+1体並ばれるだけで試合展開きつくなることを知りました。反省。
レジ組だけで組んだり、無色でなぐれるやつにしてダブル無色入れたりとちょっと変わった型も考えてはいるのでおいおい何かの形でお見せすることもあるかもしれません。
ここまでご覧いただきありがとうございました。一緒に練習してくださった方々、Twitter(現X)でアドバイスをくださった方々、そして大会を開催してくださったムキムキさん、場所を提供してくださったclove base様、ありがとうございます。今後とも1プレイヤーとしてエクストラレギュレーションを楽しめればと思います。
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