春休み最終日にて
ずっと映画を観ている。
するといつしか語るべきことが乏しく枯れていく感覚がする。それは当たり前で、一日の大部分を画面に捧げていれば体験の種類が限られてくるから。
でも語るまでもなく全部画面の中に示されているじゃないかと思う。
今のこの精神状態は今までの自分にはなかったことだからできるだけ正しく残しておこう。今書くべきことといってはそれくらいだし。
・映画を毎日2,3本見る生活をひと月ほど続けると何かしらの悟りが開ける。
・笑い所が分かって来て「クソ真面目面をしていたあの映画実は全編にわたってチョケでしかなかったじゃーん」…てなことに気付く。
・良い画面が何となく分かるようになってくる。
・しかし観る前にそれが面白い映画かどうかを見抜く目はまだない。
・感情過多になり泣きながら観ることになる。
・もうこんなもん愛以外の何でもないというような愛を見せつけられズタボロになる。
・監督が何を考えているのかに触れられるような素直な作品が好きなんじゃ、皮肉やはぐらかしで逆説的に伝えましたみたいな作品は自分には合わんわいということが分かる。
・あれ良かったよねと語り合う友達が欲しくなる
そう、友達。結局再生産したいので大学が始まったらまた何事もなかったような顔して社会参加するのかなと思っている。そこら辺の要領はまだ持っていてほしいと願う。
明日から授業再開か。さらば春休み。こんにちは院試と卒論。