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二〇二四 師走 二十一
私の働いている宿「灯中夢」。今日はお客さんが少なかったので、ちょっと裏山を散歩していました。イチョウと紅葉の道をザックザック踏みながらふらついていたのですが、なんと思いがけず立派な宝玉柑を見つけました。ガラス細工みたいに煌めく皮が綺麗なんですよ。果肉自体も透き通った夕空のようといいますか……。 子供の頃、毎年冬になると父が買ってきてくれた思い出の御馳走です。明日のお夕飯の後に出そうかしら! ふふふ。
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私の働いている宿「灯中夢」。今日はお客さんが少なかったので、ちょっと裏山を散歩していました。イチョウと紅葉の道をザックザック踏みながらふらついていたのですが、なんと思いがけず立派な宝玉柑を見つけました。ガラス細工みたいに煌めく皮が綺麗なんですよ。果肉自体も透き通った夕空のようといいますか……。 子供の頃、毎年冬になると父が買ってきてくれた思い出の御馳走です。明日のお夕飯の後に出そうかしら! ふふふ。