今日のディナー
もし道端に死体が落ちていたら貴方はどうしますか?
私は食べます。
食べたことが無い物なので食べてみたいのです。
2023年8月10日
平らげた皿を見て怒鳴り出す父を見て何が楽しくって怒鳴っているか?ただ僕はハンバーグを平らげただけなのだが何がそんなに怒鳴る事があるのか、わからない。
2023年10月10日
平らげだ皿を見て怒鳴り出す出す父を見て…
2024年4月10日
平らげた…
2024年8月10日
…
全て同じことの繰り返し、何が楽しくて生きているのかわからない。
夜中の2時に僕は外を徘徊していた。外は暗いはずなのに日中より明るい気がする。
夜行列車は走り出す。何も言わずに走り出す。
外の光より電車内の方が明るいのは反射してるからなのかそれとも月の光が強すぎるのか。
誰でも分かるような絵本を片手に深く考え事をしている中で誰かの閃きを見つける。
「誰か閃いたな」発想力が失われた僕はそう呟いた。動きだきそうななめこを見ていると明らかにおかしな動きの人面猿を閃きと同時に見つけるのはとても稀で有り、滅多に起こることでは無い。瞬きをすれば景色が変わるようになったのはつい最近のことである。ちょっと前から飲んでいる薬の副作用だと思われる。人面猿と閃きが同時に見えるのはこの薬の副作用だろう
あれから数日が経ち何もかもがどうでもよくなり、人間関係も狂い始めて薬の量と比例してお酒の量も増え、誰もが思い描くであろう夢も失い始めた頃、一つの輝きを見つけた。
それは軽い気持ちから始めた食事会だったが
薬が効いているのか怪しさに全く気づく事なく現在まで来てしまったのだが、毎回毎回食事に出てくるハンバーグはぱっと見違和感は無いのだけど食べてみれば味がおかしいと思うのだけど、薬の副作用で何も感じないむしろ美味いと思うようになっている。
シェフはこう言う。「もし道端に死体が落ちていたら貴方はどうしますか?私は食べます。
食べたことが無い物なので食べてみたいのです。」
食べた事がないものは食べてみたいと思うのは人間の本能である。その本能に抗う事はできない。それが貴方たちがここにいるということが何よりの証拠です。
では始めましょう今日のディナーを‼︎
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