低すぎる認知度。企業からみた産業保健師への本音・・・課題は質の担保
企業の本音8選あげてみました。
つくづく悩ましいことがあります
その1.
つくづく、つくづく、保健師の認知度が低いこと・・・。
看護師さんと違って、
どこにいるの?
何が仕事なの?
何してくれてるの?
その2.
看護師の延長と思われていること・・・。
つまりは、診療の補助をする看護師のように
「産業医補助」 的な存在。
と産業医の先生が考えている状態。
産業医の先生にもよりますが、大抵は、
「補助がいる、いらない」で企業は
雇うか、雇わないか、を決めるのだろう。
その3.
企業への就職を断る保健師。
「何を(仕事)したらいいかわからない」
という理由で企業面接で合格しても断るケースが多い。
産業保健師が1人しかいない場合、
「教えてくれる人がいない」→ 「だったら結構です」
つまり、OJTを前提に仕事を求めている保健師が多い。
その4.
保健師は仕事できないと思われがち。
保健指導はできるけど、でもやってもらわないと困る
その5.
企業側は、保健師を雇う考えは持っていない
労基署も、健康面は産業医がなんとかしてくれると思っている?
それって、現実的に、産業医の先生だけで本当に健康管理できるのかな?毎月1回3時間程度のお仕事、(多くて)
(労基署さん、お願いだから、月に1回足を運ぶ産業医が、何%なのか、
実態を調べてほしい!!お願い!!
企業に責任問わないで〜、産業医への忖度もあるんだから
企業は困ってるはず。実態把握してほしい。)
横道に逸れました・・・。
企業側の保健師への厳しい本音ズバリ 8選
プレゼン下手
言いたいことしか言わない
説教がはじまる
威圧的・愛想がない
冗談が通じない・上層部の肩をもつ
結局、結論はいつも同じ・食事と運動
時間にルーズ。遅れてきて時間延長するのは当たり前。
いざというとき、頼りにならなかった(断られた)
企業側からすると、厳しいご意見なのです🔥
現状を知る、世間の声を聞く
こうした、世間一般の声を耳にするとき、目にするとき、同じ産業保健師の立場の方は、どうするんだろう。
「怖い」
「辞めたい」
「わたしにはできない」
男女比からすると、97:3
女性保健師がほぼ多数。
だから男性社会でストレスフルな意見にまみれながら💦
永く続く保健師さんは、そうそういないんです。
いい人には辞められる・・・。
トイレ掃除を男性にされたら嫌なように
男性にも女性にもお近寄りになるのに
「一般うけ」がよろしいのは女性
というジェンダーの影響ですが、その中でも、
メンタル強めでないと、続かない。
多少の性被害、背負ってでも(言葉でのイジリ程度ですよ😅)
その人の健康を笑顔でもって心配する力、
粘稠度が必要。粘り強さです。
そんなこと、どうでもいいから、あなたよ、あ・な・た。
っと、いつも心配してくれる存在が社内にいるだけで
いいんです。
でも無理しないでね。ほんとのセクハラは訴えてくださいね☺️
囲い込み、囲い込まれる仕組み
とかく、企業は、都合の良い保健師(上層部の言う通り、イエスウーマン)
がいらっしゃると、喜びます。
保健師としてどうなの?
と同業者は思うかもしれません。
でも、会社とうまくやってくれる人には、ずっといてほしい。
社員ともめても?
上層部に気に入られてたら、そんなの、小さいこと。
本当に実力のある人が育つかというと?
育ちにくい仕組みなんです。
それはもう、どこの専門職も同じなのかわかりませんが
都合の良い人を大切にする文化。
これって男性社会の特徴的なもの。
守りたいものを守る(自分を中心に)慣習。
女性にはあまり立ち入ってほしくないために
それを二分化するための盾を立てようという
男性文化の深層心理でしょうか・・・。
カウンセリングで明らかにしたいですね😀
挑戦すべきは・・・?
そう
だからこそ、保健師はもっと強くなる必要があります。
強いと言うのは、根性というより、信念。
信念を強く持つ。
もし「気に入られているかも〜」と自覚しているあなたは、
より公衆衛生的な信念を曲げないで
存在してほしい。
「わたし気に入られてないわ〜」と自覚しているあなたは、
あなたの得意分野や強みを活かして
その会社、企業が誇れるような功績をつくってほしい。
有所見率を下げるのは突破口だからまずはここ。
計画的に取り組み、その理由をPDCAでプレゼンする練習をする。
半年に一度以上はプレゼンするのを習慣づけてほしい。
そんなこんなで、みんなで産業保健の質を上げていこう
結局、企業が雇って
「よかった〜」「助かる〜」「費用対効果ある〜」
っと言ってもらえるかどうか、なのです。
気に入られているかどうかは、あまり社会一般には影響ありません。
そこでの企画力、プレゼン力、説得力、コミュニケーション力が伸びることで自信がつくと、あなたの生涯の財産となります。
まだ産業医の補助的機能で、満足しているあ・な・た。
それは保健師じゃなくてもできる?できない?
保健師じゃないとできない挑戦をして、受け入れられなければレベルを落としたり上げたりして提案し続ける。
諦めないで、コミュ取りに行く資質。
結果、「粘り」と「質の担保」
が「資質」を生み出し、一般受けする産業保健師に変化する過程です。
質=保健師にしかできないのは、
「先読み」
先読みしてるのに、会社にスルーされて
「○○さんが予言してた」とか「予言が当たった」
と言われたら、チャンス到来です。
だからこそ、保健師が、多少の壁にぶつかりながらも
会社を想って 伝え続けること/ 種子を蒔いておくことに
無駄はないのですね。
もっと産業保健師を増やすべき。
産業医:産業保健師の人数(R2年度)
10万人:4千人未達
働く世代のこころに響く保健師さんと繋がり、もっとプロフェッショナルになりたい方を増やすため、応援してる保健師です!!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします❤️
いつも読んでいただきありがとうございます。