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濡らした犬のにおいがする①-マチアプ回想録
北国の片隅でサラリーマンをしている、アラフィフのかわうそです。
バツイチです。
アラフォーの頃に嗜んだ、マッチングアプリの思い出シリーズ。
心の生傷を全開に晒してくるイケメン、カホンさんとのやりとりを終了して、次に始まった人とのお話。
カホンさんのお話はよかったらこちらから
建築家ガウディを崇拝していたので、仮名はガウディさんにします。
45歳 バツイチ
子供は元嫁が養育
年収700万 一級建築士
自己紹介文
子供達も大人になって、あまり遊びに来なくなって寂しいです。感性の合う人と巡り会えたらいいな。趣味は御朱印集めです。
お相手のお住まいは、車で3時間ほどの距離。
話していると、常識的ではあるんですが、業務メールのやり取りみたいな雰囲気。
なので私も硬めに話していました。
ガウディさん
「かわうそさんは、とても礼儀正しい方ですね!
ぜひお会いしたくなりました。
お休みの合う時、そちらに伺ってもよろしいですか」
会話って
どんなリズムで
どのくらいの長さで
どんな質感で…ってのを
相手が投げてきたものに合わせるとスムーズにいきやすい。
直接会ってのコミュニケーションなら
懐に入り込めるかどうかの勝負は最初の何十秒もないので、かなり集中力が必要ですが。
時間の猶予のある、メッセージのやり取りなら割とできますよね。
はい、いいえしか言わず
自分からは一切話題を振らない
コミュニケーション寝たきりレベルの人だとそうもいきませんけども。
こちらに来てくださるとのことなので、私がお店をチョイスして、予約をガウディさんにお願いしました。
かわうそは効率厨なので
マチアプを始めて初めて食事したお相手、持田さんの時と全く同じプランを提案。←
オーナーシェフがこぢんまりとやってるイタリアンなんかだと、アラフォーが次々男性を変えてお見合いしてたら目立っちゃうけれど。
意図せず、最初に選んだのが席数の多いホテルのレストランだったので、頭使わずプランが立って良き。
地場産食材を旨く出してくれるので、よそから来た方にもウケがいいですしな。
スムーズ。
ホテルのロビーで待ち合わせ。
私の方が先に着いたので、座って待っててお出迎え。
ガウディさんは
クリエイティブなお仕事柄ゆえか
不思議な柄のシャツに、アシンメトリーな革ジャンを着て、手入れの行き届いたとんがりブーツを履いていました。
すっごい細身。
すっごい細目。
こだわり強そうな、独特の雰囲気です。
表情も硬め。笑顔なし。
レストランに着席して、ガウディさんの第一声
「座っておられるときは
太っている人に見えて、
詐欺かなって思ったんですけど
立たれたらすごくスタイルが良くていらっしゃる。
誤解してしまい、すみませんでした(ニッコリ)」
失礼な!とか思うより先に私
面白くて。
爆笑しちゃった笑笑
誤解してすみませんでした!って笑
会うなり早々に、赤の他人の容姿を
貶したり褒めたりジェットコースター。
礼節を重んじてるのかと思いきや、
自分は踏みにじっていくスタイル。
変な人きたぞー!
つづく。