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ニセプラチナリングと、その他指輪の話

北国の片隅でサラリーマンをしている、アラフィフのかわうそです。

先日、ネットニュースで
クリスマス「"4℃買う男性"論争」に終止符の根拠
というタイトルを読みました。
https://search.app/eGvkdiFkhqjhZJmn9

SNSで、クリスマスに4°Cのアクセサリーをプレゼントとして贈られた女性が、30代にこれは…と不満を呟いたことがきっかけで、プレゼントを安くあげるためのダサいブランド、というレッテルを貼られてしまったんですよね。

男性が自分にかけた金額で、誠意や気持ちを測る女性側の気持ちが、ハイブランド指向につながるんでしょうか。
このブランドなら最低でもおいくら、私は男性からこれだけの価値があると評価されたということになるんだろか。

事前に値段決めて交換しようって約束でもあったなら、あまりに価格差があれば文句言う資格もあるでしょうけど。
善意の贈り物にケチつけて、わざわざブランド名を挙げて全世界に晒すような人に渡されたアクセサリー、気の毒ですね。

自分のテイストにまったく合わない貴金属をもらうと、身につけなきゃいけないけど合う服がねぇ!となるので困りますけど。
でも、晒し者にするのは違うよなぁ。

これ読んで思い出した、クズ男にまつわるアクセサリーのエピソードを聞いてください。
↓この人


私は金属アレルギーがあります。
サプライズで貴金属をもらっても身に付けられないので、純度の高いプラチナか金じゃないと身につけられないことを交際する男性には話しておきます。

クズ男にも話してあったんですが。
クリスマスに、なんかごっついペアリングをプレゼントされました。

この人、すごい束縛男だったんですよね。
私をガチガチに見張ってて、職場の宴会の一次会会場の近くで待ってて本当に職場の飲み会か確認されたり、残業も疑われたりしました。
元嫁に浮気されて離婚していた人で、そのトラウマのせいと正当化していました。
私もアホだから「じゃ、仕方ないか。好きにしたらいいよ」と思ってやりたいようにさせてました。

私が売約済みであることを指輪で示そうと、買ってきた、ゴッツいリング。
プラチナだからアレルギーは出ない、常に身につけろと言われました。

いやー…これ銀色だけど絶対プラチナの色じゃない。
ニセモノだよなぁ…

と思いましたが、一度も使わないわけにはいかないので渋々身につけたら、案の定アレルギー出ちゃいました。

ブツブツの出た私の指を見て、クズ男は言いました。
「金属によってアレルギーが出たり出なかったりするという言い訳がそもそもおかしい!
アレルギーなんてどうせ嘘だ、指輪をせず浮気する気だろう!」
たいそう責められました。

大迷惑。
この後すぐに別れたのでリサイクルショップに持ち込んでみたら(←おい)やっぱプラチナじゃなかった。
デスヨネー。
ニセモノを看破されて恥ずかしくて逆ギレ、アレルギー体質を嘘つき呼ばわりするよーな男の彼女に、一瞬でもなってしまった自分よ。

離婚した後は、自分は女性としての価値がないのだと傷ついていたので。この頃の私は、女扱いしてくれる人なら誰でもよかったんです、きっと。
呪わしい黒歴史です。笑


私が指輪を贈ってもらえるなら、こだわりたいところはブランドではありません。
ホンモノでアレルギーが出ないのは、大前提としまして。←こんなこと心配するの私くらいですね

鍛造のリングがいいです。
鋳型に流し込んで作る指輪ではなくて、刀みたいに叩いて作る製法でできた指輪。

鋳造リングのような、繊細で凝ったデザインは難しくなるけれど、日常生活でガンガンつけても変形しないんですよね。
華奢なつくりだと、重たいもの持ったら知らないうちに真円ではなくなってること、結構ありますので。

だってね、若いカップルじゃないので、なるべくたくさんつけてないと…
指輪ピッカピカのまま死んでしまうかもしれませんからね!

パートナーのワラビー氏に言ったら
「タンゾー…KENZOの兄貴的な…?」

そうなるよね。

ワ「女の人が亡くなったら、指輪って火葬の前に外しちゃうじゃん。やっぱ遺品として遺すものなの?」

私「遺品という意味もあるし、そもそも資産価値があるからじゃないかなぁ」

ワ「俺さ、あれ見てたらなんか切ないんだ。俺が贈った指輪は、いつもつけていて欲しいし、一緒に燃えてほしい」

キラキラの貴金属の話なのに、なんで2人してキラキラせず、死ぬことばっか考えるんでしょうかね。

ということで
今後はニセのリングを贈られた挙句、怒鳴られることのない人生であるよう願いつつ。
指輪の話でした。

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