Xのクソリプ/YouTubeのクソコメの正体
Xのおすすめにこんなのが出てきた。
中学の頃、友達数人と丸くなって話してるときに、俺が小ボケをした瞬間に後ろから結構な力で頭を叩かれて、びっくりして振り向いたら、それまで会話に加わってなかった普段無口な男子が後ろでニヤニヤしてて、多分本人はツッコミを入れてくれたつもりなんだろうけど、ドン引きしちゃったことがある
今思うと、あれがTwitterとかでよく見る、陰キャがノリ間違えちゃったやつだったんだなって思う。田舎の中学でいじめとかもなかったし、陰キャって概念とかもなかったし、彼を邪険にしようとかって思ったこともないけど、ただ単純に頭を殴られて超びっくりした
Twitterでクソリプ送ってくる見知らぬオタクもそういう他人との距離感バグってる人なんかなと思うと、中学の頃にいた彼に対して黒い感情が芽生えてしまう
読んでるうちに、同じような記憶が蘇ってきた。
私がまだ中学生の頃、スーパーで会計後に袋詰をしているときに、首がむち打ちになる位の強さで肩を突き飛ばされたことがあった。
驚いて振り返ると、部活の先輩（女）がそこにおり、手をチョップのように立てて「よ！」と笑顔でいた。あまりに驚いたし、気味が悪いし、叩かれた肩が痛いので、「は⋯？」と言ってさっさと荷物をしまい込んで足早に歩き去った。
少し遠くで見ていた彼女の母親は、こっちがびっくりした顔をしているのをみて、「あちゃー」というような顔をしていたが、特段接触はなかった。人間は子どものうちに親から人間関係というものを学ぶのだが、結局親がハズレ個体だと、そのガキもハズレ個体に成長するのである。
今思うと、彼女はこのツイート主の方が言っている「陰キャがノリ間違えちゃったやつ」だと思う。残酷な事実だが、このタイプの人間は脳が既に「その方向で」発達してしまってるので死ぬまでこうである。
世の中には距離感を間違えて突然物理的にドつく奴がいる。彼らは現実世界では孤立していて、プライベートの飲み会とかには呼ばれない。いつも現実世界で孤独な彼らが唯一交流できるのは、YouTubeやXなどの無料でアカウントを作成できるSNSだけなのだ。
大体の場合、彼らはフォロワーも少ない。交流する価値が少なく、デメリットのほうが多いからである。そんな彼らが唯一輝けるのは、バズった投稿に重箱の隅をつつくようなコメントをするときだけだ。完全に一方通行の人間関係だが、本人からすると、それが「人間関係」なのだ。
XやYouTubeで突然説教してくるやつがいたら、一旦立ち止まってこの記事を思い出してもらえれば、「なんだこいつ」ではなく「ああ⋯かわいそうに⋯」と思えるはずだ。