ものごとを学ぶということ
こんにちは、自分が経験して学んだことを人に伝えて喜んでもらえるのって本当に幸せなことだと改めて思います。
今日は勉強といいますか「学習する」ということについて僕の考えをまとめようと思います。
あなたは勉強はつまらないものと思っていますか?そうでなければ周りの人がそう言っていることを耳にしたことはありますか?
僕の友人の中にも、「勉強なんてしてもつまらないだけ」と言い切ってしまう人がいます。
一方で「純粋に何かを学ぶことは楽しい」という感覚はほとんどの人が持ち合わせている感覚だと思います。
新たに好きなものができたりしたら一生懸命そのことについて調べたりした経験があるはずです。
その興味の対象について学んでいる、という点ではやっていることは勉強と変わりません。
でも「勉強はつまらない」という意識を持つ人は多いです。かくいう僕も似たような感覚を持っています。
その二つの違いを考えた上で、何か自主的に学びたいことを見つけたときに「勉強は嫌」なんていう理由からそれを遠ざけてしまうことがないように、気持ちよく学習ができるための考え方を記していこうと思います。
小学校のお勉強
我々が初めてまともな学習をするのは小学校からです。保育園や幼稚園の方針によって多少勉強をするところもあるようですが、それは置いておいて。
一つみなさんにお聞きしたいことがあります。
小学校の座学(国語や算数)の授業が楽しかった記憶はありますか?
僕は図工の時間と体育の時間が好きでしたし、国語の時間は授業では扱わない文章を勝手に読んでいました。
ですが、授業が活発で楽しかったという記憶はありません。
https://career-ed-lab.mycampus.jp/career-column/707/
よりお借りしました。
こちらの画像は流行りの「ラーニング・ピラミッド」というもので、学習の過程による学習内容の定着率をその割合ごとに示したものです。
みなさんご存知、日本の一般的な授業というのはほとんどがこのピラミッドの一番上の「講義」に分類されます。
そして、子供の吸収力が発揮されているのは下から二段目の「自ら体験する」という部分によるものです。
ここの乖離が「勉強はつまらない」という意識を形成する大きな要因だと僕は考えています。
説明していきます。
子供は小学校に入学するまでの人生で多くのことをすでに学んできており、学ぶことの根本的な楽しさを経験的に知っています。
そうして多くのことを学んできていたところに突然「講義」で算数などを教えられます。
当然、小学校で学ぶことの多くがほとんどの子供にとってこれまでの人生の中で最も理解が難しいことに分類されるでしょう。
つまり、今まで比較的優しい事柄を効率よく学んでいたところに突然「最悪の学習効率×最高に難解な事象」というダブルパンチが飛んでくるわけです。
そして、多くの子供は家に帰って「お母さん、〜がわからないんだけど」と言います。すると大半の親御さんは「どれどれ…」といって教科書を確認し、その説明を始めます。
お分かりですか、「講義」の始まりです。
こうして、子供の頭には「学校のお勉強はこういう形でしか学べない、苦しいものなんだ」という意識が刷り込まれます。
この状態のまま、学習の難易度だけが上がっていきます。学校の授業でわからないことを解決しようとしても同じことの繰り返し、「ムズかしくてつまらない」という意識になるのは自然なことだったんですね。
学ぶことの楽しさを思い出すには
まず断っておきたいことがあります。受験生はやる気の有無や楽しいか否かに関わらず問答無用で手を動かすしかないです。感情と行動を切り離して勉強しましょう。考えたら負けです。
ということをお伝えした上で、本来楽しいことであったはずの学びの感覚を取り返すための僕なりの方法をお伝えします。
・その学びを通じて自分がどうなりたいか考える
・簡単に達成できる目標を定める
・学習方法を一つに決めない
以上の三つが重要だと思います。
ひとつだけ、僕たちはもう昔のように純粋ではありません(笑)、まっさらな心で学ぶことはほぼ不可能なので、どうしたら楽しく学べるかをチミチミ考えてやるしかありません。想像と違ったらごめんなさい。
ではひとつめ、これは必須案件です。というか、我々が今になって何かを学ぼうと思うのは何かに憧れることがきっかけの場合がほとんどだと思います。
ですが、仕事のスキルが必要になって渋々学習しようという状況におかれることも多かったり。その場合は、そのスキルを手にした先の未来を具体的に想像すると良いでしょう。
僕は、人に考え方を伝えて少しでも豊かな気持ちで生活してもらえたらという考えのもとこうして情報発信をしており、いずれはもっと多くの人に情報を伝えられるようになりたいという思いがあります。こんな感じですね。
二つ目について、理想と現実のギャップで挫折する人が非常に多いです。
理想はいつまで経っても理想で、おそらくそこに到達することができる人はほとんどいない、というのが僕の考えなのですが、
「まだ理想には程遠いけどここまで来たぞ」という感覚を自分に与えることで達成感と次へのエネルギーが得られると思います。
ソーシャルゲームのログインボーナスのように、数字や目に見える形で達成可能な目標をたくさん用意しましょう。
三つ目、これが本題です。
何かを学ぶというとき、本を読むことを想像する人が多いのではないでしょうか。それはあくまで手段の一つに過ぎないということを覚えて欲しいのです。
先ほどのピラミッドの画像をもう一度見てください。読書はわりとしょっぱいです笑。
そう、しっかり物事を学ぼうと思うと紙媒体がやはり信用度が高いのは間違い無いですが、ハードルが高いのが問題です。
そして今はあらゆることに関する情報を動画というコンテンツを通して得ることができます。
視聴覚は上から三番目ですね。いい感じ。
それに加え、本を読んでいる途中に「実践してみよう!」という部分に行きあたっても、本を開いたまま伏せて、ちょっと手を動かして、もう一度本を見て…
面倒臭いですね。
動画だったら例えば、イヤホンをして説明だけを聴きながら手を動かすことも可能ですし、スマホスタンドなどを使って見やすいようにしながら手を動かすこともできます。
そして、実践はピラミッドの下から二番目、「自分で体験する」に該当しますね。
この学習ができると実際に手を動かしているので問題点にも気づきやすく、ただ情報を仕入れているだけの状態よりも格段に習得が早くなります。
こうして自分の進歩を感じると、もっとやってみようという気になり好循環が生まれます。
これを読んでいるあなたが普段どういう生活をされているかは分かりませんが、学習するのに決まった道はありません。
僕は比較的新しい手段として動画を提示しましたが、実際にやって見てしっくりこなければ違う手段を試して見てください。
人の数だけやり方があると思います。
その上で、学ぶことは楽しいことだということを思い出して欲しいです。
これまで漫然と「学ぶ」「学習する」「習得する」という言葉を使ってきましたが、その対象はなんでもいいです。
スポーツ、勉学、語学、プログラミング、将棋などありとあらゆることは、情報を取り入れてから自分でその情報を再構築することで身につきます。
その二つの段階の難易度をいかに下げるかが、物事を学ぶことの秘訣だと考えています。
「学びて富よ」
僕に学ぶことの楽しさを思い出させてくれた人が繰り返し用いる言葉です。
興味のあること、なんでも学んで豊かな人生を送りましょう!
ふぇいる
もしあなたにお子さんがいて、その子にいろいろなことを教えようと思うなら、それを学ぶとどんないいことがあるのかを繰り返しお伝えして欲しいです。
ご自分がそれを経験されているなら、どんないいことがあったか、今にどう活きているのかをお伝えして欲しい。
訳もわからずやらされるのは大人も子供も変わらず嫌です。上記の三つのことを親御さんの目線でお伝えするだけで、子供の意欲は全く変わってきます。
子供の頃に、世の中には自分の知らないことがたくさんあること、そのどれを学ぶのも自分の自由だということを知ると、世界が広がります。
学ぶことの楽しさを、ぜひお伝えしていただけたらと思い文章にしました。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
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