我田引水、盆に帰らずに

こんにちは。

   先日、2泊(滞在時間はほぼ1日半)で大阪に行った。
熊本から飛行機で1時間半。熊本に来てから飛行機を使ったのは東京に行く時だけだったのであっという間に感じた。

目的はどうしても行きたいライブがあったから。
アルニマンa.k.a.ゆれるあみの弾き語りライブ企画、「我田引水、盆に帰らずに」に絶対行きたかった。
ちょうど仕事が休みの日だったので頑張って行ってみるか~!って感じだった。

どうしても行きたかったのは、ゆれるというバンドを今年知ってひたすら気が狂ったように聴き続けていたから。
自分は元々ハヌマーンが好きで、山田亮一のバンド(バズマザーズ→Funk Discussion Brothers→サニアラズ)を掘り下げて今年はひたすら聴いていた(サニアラズはYouTubeに違法アップロードしかないけど…ご愛嬌ということで…いつか復活したら音源を買いたい…)。そこで、サニアラズで山田亮一とツインボーカルをしていたことでゆれるのあみを知った。
声が好みだな~というのが最初の印象。そこから、Apple Musicでゆれるを入れて聴いた。最初に聴いたのは『Multilations+』だったから、曲としては「風化するフォーチュン」だろうか。音がデカすぎてびっくりし、1枚通して聴かなかった気がする。
そこからしばらくした頃に次は『Distractions+』を聴いた。デカい音耐性のついた自分は「SHINONATSU」を聴いてドキッとした。それが初めてゆれるを良いかも、と思った瞬間だった。

自分はメロディーより歌詞重視で音楽を聴く。だからこそハヌマーン、山田亮一の作る曲に心惹かれるんだろう。
そしてゆれるの歌詞も簡単に言えば文学的、と言うのだろうか。でも山田亮一の書く詞と比べたら抽象的だったり表現が巧みではなかったりもするけれど、そこに想像の余地があって、誰にでも何かを当てはめて聴き込むことが出来るように思えた。そこからひたすら通勤時間にゆれるのアルバム3枚をひたすらリピートする日々が続いた。

ゆれるはサイレント活休していたし、YouTubeの動画も多いとは言えなくて、ひたすらあみのTwitterとかインスタを遡って見て「こんなライブしてたんだ~」とか過去の情報を見て思いを馳せるだけだった。
そんなゆれるが復活し今年は東京と奄美でライブをしていた。奄美ライブの日は仕事休みだったけど、他のバンドをあまり知らなかったこと、自分も地元が鹿児島ということもあり、奄美に行くアクセスの少なさを知っていて思い切れなかったことで行かない選択をした(後悔している!またすぐゆれるライブして!)。

そんなこんなでの大阪弾き語りワンマンの発表だったので、仕事休み!行くしかないだろ!のテンションだった(ギリギリまで飛行機を取っていなくてライブ翌日の始発で帰ることになったが…) 

ライブ当日はなんやかんや観光(新世界でバズマザーズと同じ角度で写真を撮ったりした)して、開場時刻ちょうどくらいに西長堀の会場cafe roomへ。その時には既に30人弱くらい並んでいたけれど、カフェの方に整理番号を伝えたら前の方に入れてくれてありがたかった。
会場のキャパは大体40人弱くらい。自分は3列目に座った。3列目でもステージは近くて、この距離で観られるのか~と始まるまでドキドキした。

開演時間になり、お客さんの入口からギターを持ったあみくんが入ってきて、ワ…本物だ…となってさらにドキドキした。

   ライブが始まってecho、sweet youとゆれるの弾き語り曲2曲を立て続けに披露してくれた。今年ひたすら聴いた曲を、目の前で、弾き語りで聴けて泣きそうだった。「落ちる花びらを 書いてた便箋が拾う」って優しい歌詞だなあ、と思った。1曲演る毎にありがとうと言うあみくんは優しい人なんだろうな。
    1曲ずつ感想を言うと長くなるし初めて聴く曲もたくさんあったので全てには触れないけど、ライブ自体はトータル1時間半くらいで終わった。トークも多かったからあっという間に感じた。

終わるや否や、物販は長蛇の列で、これだけ並んでたら売り切れちゃうかな…と思いつつ何を買うか決めていなかったので最後尾近くに並んだ。あみくん自身が売り子(?)をしていて一人一人とお話していた。話せる機会があると思っていなかった私は順番待ちの間ドキドキしっぱなしだった。しかも、どの人も「10年前のライブに行って…」やら「新宿JAMライブに行って…」やら昔からのファンの人ばかりでなんだかニワカな自分に自信がなくなって不安になってきた。
   自分の番がきて、何を買うかも、何を話すかも決めきれなくてガチガチになってしまった私にもあみくんから「こんにちは~」と声をかけてくれた。ありがとうございます…。
   Tシャツとステッカーをお願いして、何か話さなきゃ…と思い「今日は熊本から来ました!」と言うと、「やば!」と驚いたのち、「熊本からどのくらいかかるんですか?」「ゆれるはどうやって知ったんですか?」「週末は大阪におられるんですか?」「ふたりエッヂ観に来られました?」と大量にお話してくれた。こんなに話せると思っていなくてしどろもどろだったが、最後には快く写真も撮ってくれた。優しいネ…

   過去のフライヤーに使ったイラスト?も置いていて自由に持っていってよさそうだったが、後ろにも人が並んでいたし、写真も撮れたからいいか~と遠慮したけどやっぱり1枚もらえばよかったな…「SHINONATSU」の1DK畳の部屋のようなイラストがあり少し後悔…一緒に写真撮った時に後ろに写りこんでいるからいいか!次もこういうのを置いていてくれたら遠慮せず持って帰る!

   そんなこんなで初めてのアルニマンa.k.a.あみの弾き語りライブは大満足。とっても楽しかった。来年もライブするって言っていたので弾き語りでも、バンドでもまた必ず観に行こうと思う。
   一緒に撮った写真はホーム画面にして毎日元気を奮い立たせている。

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