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J1開幕戦.ファジアーノ岡山vs京都サンガを展望してみた
2025シーズンの開幕が目前に迫ってきました。
私が応援しているファジアーノ岡山にとって今季はJ1リーグを戦うはじめてのシーズンということで、最終的な順位がどうであれクラブ・選手としてもサポーターとしても特別な意味を持つ1年となるでしょう。
ファジアーノ岡山は2月15日(土)の開幕戦でホームに京都サンガを迎えます。昨季の順位は14位。一時は降格圏にいることもありましたが、夏の移籍市場で獲得したFWラファエル エリアスが15試合に出場し11ゴールの大活躍。チームの状態も上向きJ1残留を果たしました。後半戦に関しては今季の上位進出を予感させるほどの戦いぶりでした。J1の特集企画等でも今年のダークホースとなり得るチームとして「京都サンガ」の名前が上がることが多い印象です。
今回はファジアーノ岡山目線でこの試合の展望を行います。
スタメン予想
開幕戦のスタメンを予想します。
まずはファジアーノ岡山から・・・
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3-4-2-1のシステムを継続していくと見られます。
昨季の戦い方をベースに新加入のメンバーを加えてどうブラッシュアップさせていくか、また登録可能人数が増えたベンチメンバーをどう活用するのか、木山監督の采配に注目したいです。
続いて京都サンガ・・・
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昨季同様、4-1-2-3のシステムを予想しました。
原 大地・ラファエル エリアス・マルコ トゥーリオの3トップは強力です。
ジョアン パウロとパトリック ウィリアムが加入したことでチームに在籍するブラジル人選手は5名となりました。彼らがどのようなパフォーマンスを見せるか気になるところです。
海外クラブからJリーグに復帰した奥川雅也も注目のプレーヤーです。
選手紹介
#26 太田 岳志
J3から這い上がってきた苦労人
190cmと長身でセービングやプレーの安定感が魅力
#44 佐藤 響
MF登録だが左サイドバックでプレーする
積極的な攻撃参加が持ち味
#50 鈴木 義宜
経験豊富なセンターバック
統率力を発揮しチームを締める
#4 パトリック ウィリアム
新加入のブラジル人DF
フィジカルが高く精度の高いパスも出せる(らしい)
#2 福田 心之助
右サイドバックの注目株
果敢な上下動でチームに貢献
#6 ジョアン ペドロ
注目の新加入MF
ボール奪取など守備が得意(らしい)
#39 平戸 太貴
中盤から質の高いパスを供給
セットプレーのキッカーも担当
#7 川崎 颯太
ボール奪取にカバーリングと守備への献身性が高い
相手の重心を動かすフェイントも得意
#14 原 大智
長身を生かしたヘディングが武器
しなやかさも持ち合わせる
#9 ラファエル エリアス
ヘディングが強い上にゴールパターンが多彩
キープ力も高く前線で溜めを作れる
#11 マルコ トゥーリオ
スピードがありボールを持ち運べる
キーパーとDFラインの間を狙ったクロスを供給する
試合の展望
京都と岡山はシステムこそ違えど、比較的似たタイプのサッカーを展開します。
京都は守備時、相手がボールを下げたタイミングでスイッチを入れ、前線から連動したプレスをかけてボールを奪いカウンターを狙います。そして攻守の切り替えの速さ=トランジションの高さを求めます。
曹監督での5年目のシーズンとなり戦術も浸透しているため、選手も迷うことなくプレーしてくるでしょう。曹監督はインタビューで以下のようにコメントしています。
開幕戦は、どのチームも準備してきたことをそのままぶつけてくる。岡山さんは非常にタフで粘り強いチームなので、簡単にはいかない。ただ僕たちは今年だけじゃなくて、長い間、積み上げてきたサッカーがある。その完成度を見せたい。相手を飲み込み、襲いかかっていく。その気持ちでやれば、我々のリズムになっていく
慢心もなくスタイルに自信を持っている様子が読み取れます。岡山としても飲まれないように強い気持ちを持って戦いたいところです。
京都の試合を観ているとボールを奪取する時に球際が激しいのは勿論、ボールと体の間にうまく体を入れてマイボールにすることができる選手が多いと感じます。中でもMF 川崎 颯太は体の詰め方が絶妙で守備能力の高さや体の使い方の巧さが目立つプレーヤーだと思います。
中盤でボールを奪った後は、両ウイングの前のスペースに素早くボールを供給し持ち運んでクロスまたはシュートという形が恐らくチームの決まり事になっていて、中盤と前線の選手間で意思疎通が取れているように見受けられます。
トップに入るFW ラファエル エリアスは難しい体勢であってもヘディングで枠を捉える能力の高さがあり警戒が必要です。
両サイドバックの積極的な攻撃参加も特徴であり、中の動きに気を取られサイドでの数的不利をつくられるといったパターンも考えられます。
一方で京都の不安材料を挙げるとすると、昨季失点の40%を占めたセットプレー絡みの守備を改善できているかという点、昨季苦しんだシーズン前半戦の試合で力を発揮できるかという点、サイドバックの層がやや薄く感じられるという点あたりでしょうか。
岡山の戦い方としては、守備時に昨季も貫いてきたハイプレスとGK ブローダーセン・3バックを中心とした粘り強いプレーで強力3トップに仕事をさせないようにする必要があります。攻撃に転じたときには、相手のお株を奪うようなサイドバック裏のスペースへの裏抜けであったり、一美やルカオのポストプレーを生かした2列目の飛び出しであったりを織り交ぜながらチャンスを創り出していきたいです。
京都は切り替えの速さや縦へのスピード感、前線の質もありますが、このチーム相手に互角以上にやり合えたとすると選手はJ1を戦っていく上で自信を持つことができるでしょう。
そうした意味でこの試合は今年のファジアーノ岡山を占う試金石になると見ています。
J1でのファーストゲームというクラブ史に残る重要な一戦を白星で飾ることができるのか。
しっかりと応援したいと思います!