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何度でも環境に蘇るディスカードドラゴンさんのお話

If2所属の「ふぁがるど」です。
今回はなんやかんやで3期連続環境入りを果たした凄いデッキ
「ディスカードドラゴン(プレシオドラゴン)」のお話

目次
・デッキ
・環境の立ち位置
・相性
・マリガン
・おおまかな動き方
・採用カード理由
・頭に入れておいた方が良いこと

デッキ

環境の立ち位置

アディショナルカードでの追加カード「ゲオルギウス」が、顔&盤面打点・全体除去・フィニッシュカードの補佐 等々かなりのパワーカードであり、(特に前者2つが環境に強く噛み合い強い
 このカードの存在のみで不利が有利になったデッキが存在するレベル)
「連携ネメシス」などといった環境デッキへの立ち位置がかなり向上したため、Tier1までとは言わないがTOP5デッキ、大会へ持ち込む1つの選択肢レベルでの立ち位置となりました。
(直前のRSPLでも8チーム中7チームが使用)

相性

有利: コントロールネメシス

微有利: 進化ロイヤル、連携ネメシス、アグロネクロ(先攻)

五分: ロキサスエルフ、アグロネクロ(後攻)、バアルヴァンプ

微不利:上手なロキサスエルフ

不利: 守護ビショップ

無理: 清浄ビショップ

ビショップがどう転んでも厳しいですが(主にユカリが悪い)、それ以外のリーダーのデッキに対してはそこまで厳しいデッキがなく、オールレンジに戦えるデッキとなっています。

マリガン

先攻・後攻共通キープ:竜の託宣&ドラゴニックレイジ(レイジは複数枚なら返します。)
後攻のみ:烈覇のアルチザン・レジー

セットキープ:託宣&治癒ドラ/ランプカード&コールorプレシオ
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前寄りデッキの場合
共通キープ:託宣、アンキロサウルス
後手のみ:水呼びの竜使い

セットキープ:託宣&治癒ドラ/アンキロor水呼び&竜人の吐息

連携ネメシスのみ後手ゲオルギウスキープ

おおまかな動き方

全デッキ共通認識
①ランプアップしてプレシオザウルス着地

2-1プレシオの除去、治癒のドラグーンの回復などで捌き切る(アグロデッキ)

2-2プレシオサウルスの効果で盤面除去&碧竜/DJDなどの疾走札をハンドに蓄え、一気に決めきる。(アグロデッキ以外)

各デッキタイプごとの動き方
・ロキサスエルフ
ワンダーコックやコッコロなどを自分はランプカードプレイのみに留め、盤面に放置することでロキサスのターンを遅延し、コチラが疾走札で一気に削り切るのが理想
コチラと同じく8ターン目ぐらいから一気に顔への打点が跳ね上がるデッキなのでロキサスの遅延をいかにできるかが重要。
ロキサスの凶悪盤面はプレシオのスプレットダメージ&ゲオルギウス進化でなんとか返そう。

バアルヴァンプ
治癒ドラの回復が非常に大きなマッチアップ
しかしデッキの性質上盤面にフォロワーが残りづらく、狂獣のダメージが顔に通りやすいのは懸念点

・連携ネメシス
ゲオルギウスの進化除去が強く刺さるデッキ、とはいえ相手も体力4以上を複数枚残すなどケアはしてくるため過信は禁物。
アイシィレンドリングを直接召喚されると、疾走打点は顔に通しづらくなり一気にゲームの主導権を持っていかれるため、アイシィ着地前に決めきりたい。

OTKネメシス
フィニッシュ手段が後8、先9のみとなるため、それより前に試合を決めきるのを意識。
ラミエルは少し除去に手間取るカードではあるものの、守護自体がラミエルとアメスの守護付与しかないため、疾走打点を顔に通すことはそこまで難しくない。 レジーの進化バフなどをDJDで合わせて削り切ろう。

採用カード理由

※多くのデッキで3枚済みになっている所謂、<確定枠>についての記載は省きます。
この構築は確定枠多めの非常にスタンダードな構築です。

ゲオルギウス(3枚)
0枚採用の人は少ないですが、デッキによって2枚か3枚かでまだまだ割れている印象。
1強ではなくなったもののまだまだTier1である連携ネメシスへのトップメタカードであり、現環境最も数の多いロキサスエルフでも使い所が存在。
ただ単純に4点ダメージが第3のDJD枠となりえる等、便利さが尋常ではないため自分は3枚確定で良いと思っています。
そもそも、<毎回使うわけでもないものの、これがないとどうしようもない自体が多く存在している>という役割のカードは使わない際に手札からディスカードできるこのデッキと非常にマッチしています。

列覇のアルチザン・レジー(1枚)
上記のゲオルギウス以外の12種類(36枚)がほぼ確定枠のこの純ディスカードドラゴンの現状で、ゲオルギウスが上記の理由で3枚積み推奨のため
3x13+1理論(この組み方好きなんですけど専門の固有名詞とかあるんですかね?)での採用。
他カードには「エターナルホエール」等の対抗馬が存在するもの、進化バフでのフィニッシュ押し込み、ランプカードが引けない時の第3のランプカード(アイラ枠・アンネローゼ枠・エチカ枠)として、2つの役割を兼ねるこのカードが一番の候補となった。

頭に入れておいた方が良いこと

DJDx2+レジー進化の9PPで15点が公開情報0から出せる最大打点
(残った1PPで契りを打てば16点 碧竜がいればOTKも可能)

1コス竜の助言のターン終了時の手札破棄効果にはちゃんとプレシオサウルスの効果が乗る。
(いやそんなん知ってるわい!!という方も多いが、試合中の2点除去・
最後の1点押し込みリーサル等、これを忘れると非常に勿体ないプレイになることが頻出するのでちゃんと覚えておこう)



おまけ

そもそもゲオルギウスって誰やねんって方への(元ネタ)解説。

ゲオル

ゲオルギウスとはキリスト教における聖人(ここ重要)の一人であり、竜殺しの英雄として知られています。
(もう20人目ぐらいのドラゴンスレイヤーさんです。
 ドラゴンクラスなのに竜殺しが沢山いる不思議なクラス
    例:ジークフリート、ドラゴンキラーガールなど   カナシイナァ)

古代ローマ時代の人物とされており、キリスト教の聖人伝説をまとめた『黄金伝説』の中の「伝説:竜の退治」に登場。

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「伝説:竜の退治」のあらすじ


現在のトルコ、「カッパドキア」の国にあるとある村「ラシア」(ボイスにも登場しますね)の近くには毒を振りまき、人を噛み殺す邪悪な竜が棲みついていた。
人々は、毎日2匹ずつの羊を生け贄にすることで、何とかその災厄から逃れていたが、それも長続きすることはなく、羊を全て捧げてしまった人々は、とうとう、くじ引きで決めた人間を生贄として差し出すこととなった。しかし、そのくじに当たったのは、偶然にも王の娘であった。王は自らの宝を竜に差し出すことで何とか生贄から逃れようとしたが、それも許されず8日後に自分の娘が生贄にされてしまうことが決まってしまった。

そこでたまたま通りかかった「ゲオルギウス」、彼は王の頼みを快諾し、邪竜討伐へと向かった。
邪竜討伐へと向かった彼の姿に安堵していた村人であったが、
彼はその後とんでもない姿で村へと戻ってきた。

なんと彼はまだ生きている邪竜に首輪をかけ、村へと戻ってきたのだ。

慌てふためく村人たちにゲオルギウスはこう言った。
「村人全員がキリスト教に改宗したら、ここで竜を殺してあげます。
そうしないなら、今すぐ竜をここで解き放ちますね」

こうして村はキリスト教を受け入れ、邪竜も退治し平和に暮らしましたとさ。
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ど こ が 聖 人 だ よ


当時の価値観を元にした弁明
村人を脅して宗教勧誘するなんて聖人どころか人間の屑やんけ!!!と思いの方も多いと思いますが(というか僕もそう思います)、当時の価値観では
「キリスト教の布教=神の教えを広める善行」であるので、当時の価値観に当て嵌めると「竜退治もしたうえで無知なる者に神の教えも授けるなんてすげぇ良い奴やんけ!!」ぐらいの認識なのである。

時代が変われば価値観も大きく変わることを象徴したお話である。

(ちなみに、シャドバのフレーバーテキストでは脅したり宗教勧誘をしない、ただの邪竜殺しの英雄になってる こっちはちゃんと聖人)

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